3/18 はじめての大人のバス旅

 今週は『人に会う週間』。今日と明日は外出して人に会う。

 今日は、素敵おねえさまと日帰りバスツアーに行ってきた。

 大人のバス旅。わたしには、行く前に不安なことがふたつあった。ひとつめ。朝早くにきちんと起きて、バスの発車時刻までに集合場所に辿り着けるか。ふたつめ。今回の旅程は朝8時出発・夜20時前到着のほぼ半日の長丁場なプランなのだけれど、そんな長時間、間が持つだろうか。途中で何かのはずみで険悪になったり話題が尽きたりしたらその後どうしたらいいのか。子供みたいだし気にしいの思春期みたいだしな不安だけれど、真剣にナーバスになっていた。

 結果としては、どちらの不安も杞憂でしかなくて、とても長くて充実した楽しい一日を過ごした。

 ひとつめの『起きられないかも』問題に関しては、結局寝つけず(寝た記憶なし)、朝になるまで横になって過ごした。2時くらいまでは『寝れない、寝たいけれど寝たら起きられないかも、どうしよう』と不安のループにハマっていたのだけれど、途中から全然関係ない楽しい妄想をしていたら、そのうちに外がうっすら明るくなってきて、セットしていたアラームが鳴った。ふたつめの『間が持つか』問題については、何が不安だったのかと拍子抜けするほど、ほぼ半日、ひたすら楽しくおしゃべりし続けた。しゃべる量もふたり半々くらい。添乗員さんがバス移動のたびに「移動中お休みになる方も多いかと思いますが、寝る前にシートベルトの着用をお願いいたします」と声をかけていたし、実際寝ている人も多かったけれど、わたしたちふたりは全く寝ずに、お互いの近況報告や共通の知り合いの話をしていた。気まずくなる瞬間はまったくなかった。

 今回の旅は山梨県内を巡って、いちご狩り&いちご食べ放題、ほうとう打ち体験&昼食にほうとう、腹ごなしのお散歩で滝を見て、ワイナリーで工場見学・ワインの試飲、最後にハーブ園でガーデン見学にハーバリウム作り体験という半日で盛りだくさんのコースだった。全旅程をふたりで大笑いしながら過ごした。

 バスツアーって、受け入れ態勢を整えて構えていたら楽しいイベントが目の前にどんどこどんどこ流れてくる様子が、回転寿司のベルトコンベアーみたいだな、と思った(この例えの場合、流れてきたお寿司に対してスルーするという選択肢はない)。仲のよい友達と身ひとつで参加したら複数のイベントを半日で一気に楽しめる。イベントの詰め合わせ。バスツアー=おじいちゃんおばあちゃんの観光、みたいなイメージがあったけれど、覆された。他のツアーも行ってみたい。

 ほうとうの生地をこねて延ばすのが思いのほか楽しかった。無心になれる作業。おうちでも、パンとかクッキーとかの生地をこねて焼いてみたら、同じように楽しめるかなぁ。

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