雑記②コロナと投票率

世界中に拡散された新型コロナによって、各国が共通の問題を抱えることになった。新型コロナのパンデミックは各国の対応の比較を可能とした。それぞれの「政治的熟度」と言ってもいいのかもしれない。

主権を持つ国々がそれぞれの方法で、押さえ込みのために策を講じたことによって、その成否が直接的に国のイメージを作り上げている。

−成功したところと失敗したところの違いは何か

リーダーの素質から見ることもできるだろう。

押さえ込みに成功している国々のトップが女性であることに共通項を見出して、女性が「共感力や思いやり」を示しているとする記事もある。(コロナ対策に成功した国々、共通点は女性リーダーの存在

「コロナ 女性」でぐぐれば、同じような記事は他にも容易に見つけることができる。

一方で、ふと「女性がリーダーになれる」土壌があるということも重要なんじゃないかと思った。それでコロナ対策に成功しているとされる国の総選挙などの投票率を調べてみたのが以下の結果になる。(ググっただけで正確性は保証できず)

台湾は総統選(2020年)が74.9%
ドイツは連邦議会選挙(2017年)が76.2%
デンマークは総選挙(2019年)が84.5%
アイスランドは総選挙(2017年)が81.2%
フィンランドの総選挙(2019年)は72%
ニュージーランドの総選挙(2017年)は77%(?)

軒並み高い数字を出していたことに納得感。ちなみに韓国も大統領選(2017年)が81.2%と高水準。

日本の直近の国政選挙の投票率は参院選(2019年)が48.80%、衆院選(2017年)が53.68%だった。アメリカはというと、2017年の大統領選が55.3%で半数をちょっと超えるくらい。

政治に無関心になったつもりが、政治から関心を持たれなくなった人々。政治家は国民全体(国益と呼ぼうか)をイメージする必要がなくなり、票を入れてくれる「お友達」のことさえ考えれば当選し続けることができると気づいたのだろう。お友達の方は、政治家を利益誘導の媒体としてしか見なさなくなっちゃったもんで、政策の是非とかに関心はない。能力よりも人柄が超大切なのさ。そりゃ危機に陥ってもそれは同じで、自分とお友達の心配ばかりしてらあね。

ちなみに、イギリスが総選挙(2019年)で67.30%でまあまあ高い。イタリアも総選挙(2018年)が72.93%と高かった。笑


何が良けりゃいいのかね。



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