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アリババでピンバッジを安く作った話~完成編~

前回のあらすじ。
業者に発注してサンプル確認して後は待つだけ。
もうやることないじゃーん。Switchでゲーム買って遊ぼ。


1)パッキングの準備をする

ごめんやることあったわ。
ピンバッジだけをopp袋に入れて販売じゃ味気がないです。
やっぱりここは海外の作家さんがやってるような厚紙にピンバッジを刺して袋詰をやりたいですね。見栄えが違います。

ピンバッジの大きさ自体はそこまで大きくないので、国内の印刷会社で名刺をフルカラーで刷ってもらいましょう。
これくらいなら100部1000円前後でやってもらえます。

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これを刷ってもらいましょう。
中央にピンバッジを刺す感じで。ついてにopp袋も買っとこ…

これでいっか。
もうこれで本当に私にやることはないです。
やったー。Switchでゲーム買ってあそぼ。

業者「ピンバッジできたよ。」

ええ…セミサンプルからまだ一週間しか経ってないですよ…

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2)完成サンプルの確認

というわけで完成品のサンプル写真がきました。

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すげー!金メッキされてるー!

業者「これが最終サンプルです。ご確認ください。」
業者「そしてそれらは既に完成し、あなたに発送しました。」

サンプル写真確認する意味とは???
トラッキングコード確認したら写真送ってくる前日にすでに発送されてました。
サンプル写真確認する意味とは??????
嬉しいけど。

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3)商品到着

数日したら届きました。配送業者はFedExでした。定番ですね。
業者に発注したのが10月21日、到着したのが11月8日。
18日で手元に届きました。
発送が11月5日だったので15日で完成されたことになります。
うーん、早い。
ていうかまだパッケージ用の名刺刷り上がってないんですけど。


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段ボールにみっちりです。
個別にチャック袋に入れたものをさらに大きいビニール袋に入れ、段ボールにINって感じですね。

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そしてこれが手元に届いた完成品のピンバッジ。

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裏から見ると別の生き物。

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ちゃんと40mmです。かわいい。
料金が安くて不安だったのですが、ちゃんとした作りになってます。最高。

数量は桃龍が54個、紫龍が55個でした。予備分かな?

さてここで終わりかと思いきや検品作業が待っています。
絶対やるべきですよ。検品。大事です。

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4)検品

私がお願いした業者は発送前に検品をしてくれます。
ただ、その検品をするのは中国です。日本ではありません。
向こうの感覚ではOKでも日本の感覚ではNGが多いです。
絶対10〜20%は不良が出ると考えた方がいいです。

不良が10%で収まればかなり優良業者じゃないですかね。知りませんけど。

以下は実際に出た不良です。
よほど酷くなければB級品として安く売ろうかな。

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エナメル塗料のはみ出しと汚れ。
塗料のはみ出しは場所と薄さによっては見逃してもいいかな…

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鱗が一枚白くなってます。デザインが細かいとこういうこともありますね。

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これは見逃すところでした。
白いお腹の汚れに気を取られてたのですが、よく見ると鱗が一枚茶色です。
サイゼリヤの間違い探しかよ。

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白い点々の色抜け。なんだかこれはよく見る気がしました。

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鱗ーーーー!!!!!

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そんなこんなで検品終了。
不良判定は25くらい。100+9個作ってもらった内の25ほどなのでまあまあです。
その中でも「これはB級品でも売れない」と判断したものは2個でした。

塗料を流し込んだ後研磨する製法のハードエナメルなので多少の擦り傷はご愛嬌。

正直もっと不良が出るかと思ってました。
具体的に言うと30%くらい。

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5)パッキング→完成!


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頼んでたパッキング用のカードも到着しました。
これにパンチで穴を開けてピンズを刺します。

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終わり!完璧!最高!Amazing!
これで後は友達にあげるなり販売するなりすればいいのです!

今回作ってもらったピンバッジですが、中国で作ってもらうのでやはりそれ相応のリスクはあると思います。
下手な業者に頼むと不良率80%も夢じゃありません。
デザインを勝手に使われて偽造品作られたりとかしますね。
業者選びは慎重に。

今回ピンバッジ発注の流れとしては

1)業者を選ぶ
2)制作したデータ、仕様と共に見積もり依頼を送る
3)仕様のすり合わせ
4)制作料のお支払い
5)サンプルの確認
6)完成、発送

こんな感じです。
英語はGoogle翻訳におんぶにだっこでした。
ところどころ変な英文になったかとは思いますが、結果的に伝わればいい精神でなんとかなります。
画像も交えてコミュニケーションしたらほぼ完璧に通じますよ。

何も怖いことはないです。みんなもピンバッジ作ろう。


よければ私の作ったピンバッジも買ってくれると嬉しいです。


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