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タクシーにぼったくられた?

先日、終電を逃して茅ヶ崎駅に着いたのが夜中の12時30分過ぎだった。そこから歩いて帰ると1時間くらいかかる。疲れていることもあって、タクシーで帰ることにした。

人生で初めて帰宅のためにタクシーに乗った。駅前のタクシー乗り場には、私と同じように終電を逃した人たちが30人くらい並んでいた。次々とタクシーが来る姿を見ながら、夜はこんな感じなのかと初めての光景を楽しんでいる自分がいた。

家までの料金は2000円くらいだった。

そういえばと、以前タクシーに乗ったことを思い出した。1年くらい前になるが、当時2歳の娘が夜中に高熱をだした。様子が大変だったので救急車を呼んだ。

救急車に乗ると、運転手の方に言われた。もし、コロナの診断を受けたら、帰りのタクシー代が10万円かかりますよと。

ちなみに病院はタクシーで1000円くらいの距離だ。誰か車を出してくれる人にお願いした方がいいですよ、と優しくアドバイスをもらった。

とはいえ、子どもの体調の方が心配なので、お金は気にせずに救急車に乗った。診察が終わり、タクシー会社を調べ電話をかけた。一件目に電話をすると、10万円と言われた。たった3キロでその金額だ。もちろん、電話を切り次を探した。

2件目は5万円。

本当にこんなにお金がかかるの!?
と内心ドキドキしていた。

そして、3件目にかけると1万円と言われた。普通の金額からすると高いのだが、探すのも大変だしとこの金額で妥協した。

そして、迎えにきてくれたタクシーに娘と一緒に乗って、病院から家まで走ってもらった。

車の中はビニールシートで隔離されていたが、運転手がめちゃくちゃ話しかけてくる人だった。ビニールシート意味ないじゃんと思ったが、せっかくなのでと思って話に付き合いった。

家に着くと、いよいよ料金が請求された。

5000円でいいですよ!

と言われた。理由はよく分からないが、楽しく話せたからだと思うことにしている。とはいえ、運転手の裁量でぼったくることも下げることもできるのは腑に落ちない。

でも、困った時は背に腹は変えられないので、お金を払った。10万円から始まったので、5000円は安いと思ったが、今さらながらめちゃくちゃ高かったんだと思い出した。

▼編集後記として
人の足元を見る商売を体験してみて、こうはなりたくないと思った。悪にもって悪で報いるのは簡単だ。でも、そうはありたくない。イエスのように右の頬を向けられたら、左の頬も向けられる人が目指すべき姿だ。
2024年7月31日

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