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毎朝コーヒーをいれるようになって日常が豊かになった
いつの頃からか朝起きてからコーヒーを淹れるのが日課になった。
まずはケトルいっぱいに水をいれてスイッチを入れる。お湯が沸くのを待っている間に、コーヒー豆30gを挽いて粉にする。
ドリッパーなどを並べて、いつでもコーヒーを落とせるように準備が完了する頃に、ちょうどお湯が湧いてくれる。
口先が細めのケトルを使って、少しずつお湯をたらしてコーヒーをいれる。
その前に、沸かしたお湯をコップにいれて温めておく。この一手間があることでコーヒーが冷めにくくなる効果もあるが、それ以上に丁寧にコーヒーを準備した満足感が大きいのだ。
2杯のコーヒーをいれ、1つは自分に、もう1つは妻に渡す。
最近気づいたのは、コーヒーを飲むよりも、いれている時間がもっと好きだということ。
朝は忙しいというのが30歳までの自分の中の常識だった。1秒でも長く寝て、ドタバタと一気に準備をするそんな毎日をずっと過ごしていた。
でも、朝起きてコーヒーを丁寧にいれることで、一日を丁寧に生きれるような気がした。あくまでも気がしているだけではあるが。
結婚をして、妻がコーヒーが好きだということで、ハンドドリップの仕方を覚えた。
とはいえ、私がコーヒーをいれることはそんなに多くはなかった。月に数回程度、もっと少なかったかもしれない。
でも、ある時に、
「僕が毎日、コーヒーいれたら嬉しい」
と聞いたら、嬉しいと答えてくれた。
「じゃあ、毎日コーヒーいれるよ。」
そんな感じで、毎朝コーヒーをいれるのが僕の日課になった。
丁寧にコーヒーをいれる時間は、1人では得ることができなかった特別な時間だと思う。丁寧に過ごす時間は日常を豊かにしてくれる。
▼編集後記として
私のもう一つの日課は聖書を読むことだ。コーヒーと聖書、この時間を持てる朝はそれだけで幸せを感じる。
2024年3月18日
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