今季最強寒波1

「移住」雪対策は自助努力をしましょう

「夏涼しい」ということは「冬寒い」という事です。移住を考えて候補地を探しているとき夏涼しくて冬はできるだけ雪の少ない所を考えていてウインタースポーツも冬の楽しみの一つなので近くにスキー場がある所・・・、と非常に都合の良い条件を設定しました。みなかみ町は合併後雪の多い地域と少ない地域に分かれました。私はその少ない地域を移住先にしました。

私の母親は新潟県の旧三島郡越路町で中越地方の豪雪地帯で育ちました。私がスキーを始めた学生時代に「雪のある所に住みたい」と話したところ母親は「たまに行って遊んでいるのと訳が違うんだよ」と言われたことを思い出します。毎日降り続く雪は家を押しつぶしたり出入り口を塞いでしまうほど積もり、そこで生活する人達にとっては雪害という他ないということでした。

そのことは頭の片隅にあったので町内でも雪の少ない地域を選びました。しかし東京でも雪が降るように新潟県境のこの地はもっと降るわけで除雪が必要になることもしばしば起こります。自動車が動ける程度の積雪ならば問題無いのですが、それ以上の積雪では身動きができなくなって孤立してしまいます。町で除雪する道路というのは決まっていて、その道路から自宅までの進入路は自助努力によって除雪しなければなりません。

雪の降り方や積もる程度はシーズンによって多少が違います。積雪量が車で入れる程度の年もあれば2014年2月のように国道が交通マヒするような年もあります。この時は3日間ほど孤立しました。こんなにも積雪量には差があるのです。移住して数年はスコップやスノーダンプで進入路を除雪しましたが、寄る年波にその作業も難しくなってきましたので最近では除雪機を導入するようになりました。年に数回動かすために高い機械を導入するのは難しいのですが、ご近所の方と共同で使えるようになりました。このように除雪は自助努力で行うことを覚悟しておいて欲しいと思います。


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