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④令和の心のものさし

道徳が、特別の教科・道徳となり6年目。もはや所見による評価も板についてきた感はあります。

しかし、私個人としては所見での評価を自分では書いたことはありません。(他の教員の所見は、散々読みましたので、文例データベースという知見はあります。)

道徳の授業をする際に、自分の考えを可視化するツールとして、「心のものさし」とか「ハートメーター」と呼ばれる小道具を使うことがあります。

イメージ図

自分も画用紙でクラス全員分を作り、公開授業等で使いました。葛藤場面の話合いや、心情の変化を表す際には便利でした。

しかし、今はGIGA端末で簡単にできます。勤務校環境では、SKYmenu cloudという授業支援ツールの中の「ポジショニング」という機能で代替はおろか、さらに深い学びを実現できると考えています。

授業の導入時(上)と終末時(下)

数直線の両端に、考えさせる項目を示します。シートを端末上に配布し、それぞれが自分の考えを⭕️の印を動かします。
自分の端末では「自分の位置」のみが表示されますが、教師用端末では全員の位置を重ねたものが表示されます。

さらに、授業内での位置の変化を全て記録することができ、授業での議論を通しての終末時の変化も見とることができます。さらに、数日後でも、1ヶ月後でも何度でも入力することができ、その全ての履歴を記録できます。

この機能と本人が記述したふりかえりさえあれば、評価をする時の資料は十分です。

さらに「ポジショニング」では、横方向の数直線だけでなく、縦と横の二次元座標軸、二択、三択のものもあります。道徳だけでなく、国語の討論会単元、学級会の意思表示など使用できる場面は広がるばかりです。

今年度は、この環境下でやれるだけ、やり倒します。

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