落語の魅力の一端に触れて

皆さんは落語を直接聞いたことがありますでしょうか?

今日、落語家の真打になった方のお話を聞いてきました。

話の中で学んだことがたくさんあり、書きたいことがいろいろあるのですが、1~2点書きます。

噺家の魅力は?①

落語は古典落語など決まった話がたくさんあり、それを聞き手に話しているのですが、噺家の魅力というものがどこにあるか感じました。

1人で2人以上の役柄を演じる、まるで俳優のような演技力というか
なりきり。
いままで和やかに皆さんと話をしていたかと思えば
落語を話し始めると突然空気が変わり、噺家の息を呑むような気迫に引き込まれました。
主人や小僧、女性を瞬時に入れ替われる演技力が高く、臨場感がありました。
そばをすする所作ひとつとっても、そこに確かにおそばがある。

ひとたびスイッチが入ると本気の噺で会場全員がその噺家一人に引き込まれていったのがわかりました。

僕の味わいですが、話しの本気度、演技力、で会場全員、空気までも自分ひとりに引き寄せるだけのチカラを感じてとてもすごいと思いました。

噺家の魅力は?②土台・下積みの経験と思い

噺家になるには、当然下積み時代があります。
門下に入りたい師匠を見つけて弟子入り志願。前座見習いで毎日寄席に通い、師匠や兄弟子のかばん持ちなどから始めて前座、二ツ目、真打となるそうですが、大変はことが多いと。
落語を覚える、話し方、演技力を磨くのに人前で何度も高座をもつ、そして上下関係、人間関係もとてもきついことも多いそうです。
でもその方の話で、大切にしてきたことがあると。
何があっても腐ってはいけない。
お客様に楽しんでいただく。その気持ちを忘れないと。
またつらい悲しいことがあっても、落語そのものに助けられているとも仰っていましたね。
くまさん!はっつぁあん!とお客様の前で話していると自分もそれで元気になってくるのだそうです。

人前で決まった話をするだけで稼げるなんて、、、
なんて思っていた僕でしたが今日実際にプロの噺家のパフォーマンスを直に見て誤解していたと思いました。

本気で、お客様を笑顔にすることを思い、
努力で下積み時代を過ごしてお客様の前で笑顔で元気を振りまいている。
とても素晴らしい職業だと思いました。

寄席にも機会があれば行ってみたいなと思いました。

興味がありましたら皆さんも。

今日もお読みいただきありがとうございました。

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