T@某国際開発金融機関でNon-Financialリスクの管理している人

反米の父を持ちその影響を色濃く受けるが、なんだかんだ人生の1/3は米国。 今は某国際開…

T@某国際開発金融機関でNon-Financialリスクの管理している人

反米の父を持ちその影響を色濃く受けるが、なんだかんだ人生の1/3は米国。 今は某国際開発金融機関のHQ(米国)でほそぼそ勤務中。 元々ブログ運営するもサーバー代があほらしいのでNoteへお引越し。 趣味以下の駄文記事量産。同意も反意も不要/参考になる人だけ見てくれたらそれでいい

最近の記事

「正論では人は動かない」の危うさ

※収益は全て寄付する。 ※そもそも読まれたくないので有料にしているが、じゃあなんで書いたかというと単に今の気持ちを書き留めておきたかったから。誰も得しない記事。 ※ただただ疲れたのよ。

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    • MPA履修の意義、卒業後の進路について

      日本ではまだまだ知名度の低いMPA。そんなMPAを取得することの意義や、卒業後はどういったキャリアが広がっているか自分なりに解説します。 MPAとは?MPAと似ていて(?)日本で知名度が高いのがMBA(Master of Business Administration)です。MBAは民間事業会社の経営に関する事柄を学ぶことが目的ですが、MPAは政府やNPO/NGOといった組織の経営に関する事柄を学ぶ学問です。 *他にもなんとなく響きが似ている修士課程名でMPP(Maste

      • JPO派遣制度(外務省管轄)への応募で気をつけるべきこと7選!

        早速読者さんをがっかりさせてしまいますが、私は外務省管轄のJPO派遣制度に合格したことがありません。 (ようやく受かったのは世界銀行グループのJPO制度です) 今まで応募してきたなかで最も先に進んだのは2016年のWFP選考枠での面接です(Treasury Officer, ローマ本部勤務のポジションでした。面接で落ちました・・)。それ以外は書類選考で敗れています。 ただ、これまで何度も何度も応募要件や、各種セミナーに参加しJPO派遣制度の研究をしてきたので、これまで蓄

        • 修士課程はオンラインで取得!! ~国際機関の応募要件 ’修士課程の保有’ をクリアしよう!~

          国際機関にいると、アカデミックや開発分野といった、大学院進学を前提としたキャリア構築パターンと、 (私みたいな)コーポレート部門等の、大学院進学よりも実務経験を重視するキャリア構築パターンと、2パターンの人材がいると思っている。 (私が院へ進学したのは本当にたまたま。仮に学卒で就職していたとしたら、院進学=実務経験の機会損失、と捉えていただろう) 一方で、国際機関のポジションの多くは修士号の保有を、応募要件に課していたりする。 この応募要件は、特に日本の実務家にとって

          国際機関を目指すなら原体験って必須?

          私の経験上ですが、国際機関をはじめとする国際開発業界での採用面接では、必ずといっていいほど原体験を聞かれる気がします。 人生の大半を日本で過ごし海外に出たのは20歳を過ぎてから・・、学生結婚だったこともあり海外を見聞してまわる余裕や、積極的に途上国のNPO/NGO組織に飛び込む時間的・金銭的余裕もなく、日々の暮らしや学業をどうするか(それも奨学金を得るため)ということで20代前半を過ごしてきた私にとって、非常に答えることがつらい質問でした。いまだに私自身に原体験があるような

          YPP(ヤングプロフェッショナルプログラム)の受験記

          国際機関ではたらくことを目指しているかたは、一度はYPP(ヤングプロフェッショナルプログラム)についてきいたことがあると思います。 今回は私がこれまで経験したYPP(ヤングプロフェッショナル・プログラム)の受験体験について共有します。これから受験されるかた、受験を考えている方のご参考になれば幸いです。 YPP(ヤングプロフェッショナルプログラム)とは?元「国連競争試験」であり、国際連合や関連機関に幹部職員候補として入るための選抜試験です。 よって、YPPとして働きだした

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          JICA中途採用面接の感想

          国際開発業界を志望する学生や社会人は、一度はJICA(国際協力機構)で就労することを視野に入れたことがあるのはないでしょうか? 私もその一人です。 新卒就活時から数えてJICAに応募すること計4回。全て落ちました。 国際開発業界の(日本の)代表格とも言えるJICAなので、私と同じく忸怩たる思いを抱えている方もいるかと思い、過去の自分の経験を晒すと共にJICAの同質性を好む採用活動をディスるためにこの記事を書いています。 JICAの競争倍率公式情報ではないのですが、JI

          ビジネススクールで学んだ人脈形成術:自分サポーターを増やす!!

          情報発信を始めてから、たまに相談だったりを受ける。 私自身も、国際機関就活中は諸先輩方にアプローチし、彼らから色々と親切丁寧にアドバイスを頂いたものだ。 もっとさかのぼれば、それこそ新卒就活時やインターン探し時にも、社会人になって数年の先輩から、それこそ会社やNPO法人の代表者といった大先輩にまで広くアプローチをし、彼らのキャリア開発観だったり、アドバイスを頂いたものである。 つい最近も、これまでメディアでお目にかかって内心憧れていた元MDBの先輩ともお話しをする機会を

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          国際機関就活の学歴要件(修士以上)を満たす【会計分野】

          国際機関(国際開発金融機関含)の就活をするにあたりネックになるのが学歴要件、修士課程の有無、であると思う。 と言うのも、金融畑で学歴要件以外は、国際開発金融機関で募集される職種の募集要項を完全に満たす友人・知人は多い。彼らは修士課程がないから国際開発金融機関で仮に就労したとして戦力にならないのだろうか? 僭越ながら、私が友人・知人に国際開発金融機関での就活にアドバイスをする際にも、修士課程を保有していないことから、具体的に応募プロセスに入れずに何とも歯がゆい思いをしたもの

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          国際機関の入り方について考察(雑記)

          国際機関の入り口について考えてみる。 他記事や自己紹介でも書いているが、私はそれこそ数年に亘り国際機関就活を行ってきて連敗続きだった。けれど、そうした連敗の中でも、情報収集は継続し、自分なりに試行錯誤してきたし、中の人になってから見えてくるものも出てきた。 そこで、今回は国際機関の入り口について、私の思う所を書いてみる。 JPOやYPPだけが道ではない 中の人になって驚いたのは、外務省が実施する国連JPOからの、世銀JPOという流れが存在することだ。 外務省管轄の国連

          募集要項の読み方とレジュメの強め方

          先日、大学時代の友人と久しぶりに話したのだけれど、国際機関の仕事に興味を持ってくれた。 学士時代に仲良くしていて、且つ彼は愚直に頑張れるタイプの人間なので、同じ職場に来てくれると有難い。 というわけで、小手調べに、彼の職歴に寄せられそうなポジション募集がちょうどあったので、色々とアドバイスをしたのだけれど、その時に感じたことを。 募集要項はキーワードの宝庫 まずは、書類選考に残らなければ箸にも棒にも掛からない。 ということで、まずは採用ユニットが求めている人材像を明確

          国連グループ・世銀グループ間での年金の移行について

          世の中には、国連グループと世界銀行グループを行き来するという羨ましいキャリアを歩む人が一定数いるらしい。(国連グループの昨今の財政状況も影響しているのかも・・) 今回の記事では、国連グループ⇒世界銀行グループへ異動した際に、それぞれで加入していた・する年金制度についてどうなるのかについて書きます。 ※この情報は私の所属機関の人事部が年金制度の解説を行うワークショップを実施し、それに私が参加してきて得ることのできた情報を記載しております。 当然ですが、当記事はあくまで参考

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          開発金融機関の就職活動に効く資格

          世界銀行をはじめ開発金融機関には本当にものすごいキャリアの人たちが勤務しています。 元官僚、元中央銀行行員、元ゴールドマンサックス、元マッキンゼー、ハーバード卒等々。 開発金融を目指してキャリアセミナーなんかに参加して、登壇者のキャリアをみてむしろ挫けそうになったことなんてないですか? 私は結構あります。(笑) 過去は変えられないので、いまから東大やハーバード、オックスフォード大を目指すことは厳しいですし、職業をいきなりトップ中のトップ企業へ転職するというのも厳しいで