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柴山由香という女

由香さんとは、幻冬舎の天才編集者・箕輪厚介が設立した「箕輪編集室」というオンラインサロンで知り合った。箕輪編集室は秘密のFacebookグループでやり取りをする。由香さんとの最初の接点は箕輪編集室ロゴが入ったグッズについて書き込みをしたことに返信をくれた。たったひとことの返信。そんな些細なことを覚えている。なぜかというと、今でこそ僕がFacebookに書き込みをしたら、箕輪さんも含めいろんな人が反応してくれるようになったけど、この当時は僕のことは全く知られていない。投稿に対して返信コメントはまったくつかない。コミュニティ運営側から言えば、オンラインサロンに入った人の最初の壁は「反応がない」だ。それを乗り越えるとオンラインサロンを活用す第一歩がはじまる。僕が箕輪編集室で知らない人からコメントをくれたのは由香さんだった。僕みたいな誰かもわからない人の意見に対し、とても初めましてとは思えないフランクさでコメントをくれた。それがとてもうれしかった。このコメントを振り返ると今の彼女そのものの行動だったんだなとわかる。

由香さんは今や箕輪編集室の運営リーダーだ。しかし、由香さんの行動は最初から運営だった。箕輪厚介という価値観に集まった多くの人たちのハブのような存在になっていた。例えるなら「箕輪駅の駅長」のような存在だ。オンラインサロンは多くの知らない人と知らない人が行き交う。由香さんの知り合いというので安心して付き合える人が増えていった。そして、駅には、ルールを設けないと危険だ。自分勝手に駅のホームをまたぐ人や、私利私欲のために勝手に商売を始めるする人もいる。悪気がない、知らない気づかない。そういう人のために箕輪編集室を守るための「ルール」を作って安心安全を作った。

僕がある箕輪編集室メンバーのデザインをして、その人からあまりにも残念な対応を受けた時に思わず由香さんに愚痴ってしまったのだが、彼女は「いろんな人がいますからね」と話を聞いてくれた。僕があまりにも子供すぎるのだけど、彼女はこれまで宝塚のファンコミュニティ運営をやりつくしてきたからこそたどり着ける世界。「一日一万回 感謝の正拳突き」のお祈りをするHUNTER×HUNTERのネテロのような達観したものを感じた。

会社経営、箕輪編集室運営リーダー、箕輪厚介の秘書、宝塚のファンクラブ運営、母…。様々な顔を持つ彼女はクソ忙しいはずなのに異常にレスポンスが速い。彼女の会社LA BOUSSOLEに行くとわかるのだが、由香さんは常に声を出して仕事している。「なんでだよ。」「はい、OK」「どうしたらいいんだろう」…。ひとつの案件じゃなく多岐にわたるプロジェクトを同時進行で瞬間瞬間で仕事している。

これだけのことをやるには圧倒的な「速さ」が超重要になってくる。ドラゴンボールで、動きが速すぎて音だけしか見えないバトル表現があったがまさにそれだ。

その超人的な動きができるからこそ、箕輪編集室という駅で駅長が担うことができる。

それが柴山由香という女である。


そんな超人・柴山由香さんが、もうひとりの超人・浜田綾さん(前田デザイン室元・運営リーダー)と対談イベントをする。「コミュニティ運営」について、実体験なく学問のように語る人がいるがそんなものどこに価値があるのか。実体験に基づいての対談には価値しかない。

(追記)
東京でのイベントが大成功だった。コミュニティの依頼がさらに増えたそうだ。より一層、柴山由香はコミュニティの人になった。大阪でもすぐに満席。10名だけ増枠された。そう、今がチャンスなんです。

↓申し込みはこちら
https://peatix.com/event/1364222

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★★★

僕がすごいと思った身近な人を紹介する「〇〇という男(女)」シリーズ。不定期に書いてます。よかったら読んでください!

vol . 1 浜田綾という女
vol . 2 細川剛という男
vol . 3 土田真巳という女




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