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デザインがうまくなるゲームができた。


デザインの重要性、デザインの時代がわかりやすくきている。

しかし、いつまでもデザインがデザイナーだけのものになったままだ。「絵が描けない」「センスがない」からとデザインから離れていってしまう人がほとんどだ。なんてもったいない。

美術は苦手だけど、デザインは得意な人間もいるし、センスが最初からいい人間はいない。かといって、偏差値が高いほどデザインができる訳ではない。

デザインの仕事があることを認知したのは、たまたま大好きな鳥山明がグラフィックデザイナーだったこと。きちんと仕事として理解したのは大学人入ってからだ。現在の社会においてデザインへのタッチポイントが遅すぎるのだ。拙著『勝てるデザイン』にも書いたが、デザインはさまざま仕事に生きてくる。

僕は、このデザインが遊んで学べるカードゲームに大きな価値を感じており、胸を張って社会に投下する。その名を『デザインの必殺技のカードゲーム Desig-win(デザウィン)』という。

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名前は『勝てるデザイン』から由来している。勝つ(win)をDesignに組み込んだ。すなわち、「勝てるデザイン」ができるようになるためのカードゲームだ。

「デザインの必殺技」とは、言いかえると「デザインの鉄板」。さらに言いかえると、「すべらないデザイン」だ。さらにさらに言いかえると、「はずさないデザイン」である。デザイナーの第一段階として、デザインの実力はこれらの必殺技を知っているかどうかだ。前田デザイン室のみんなが100種類作ってくれた。一部を紹介ししょう。

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このカードゲームで遊べば確実にデザインがうまくなる。

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このプロダクトのゴールはふたつある。

・デザインのタッチポイントを早めること
・デザイン力の拡大



僕が今年注力している広がれデザイン活動のひとつだ。

この「デザインの必殺技カードゲーム」を発案した経緯はこうだ。僕は任天堂を退社後、専門学校と美大で非常勤講師をしていた。このカードゲームは僕が実際の教育現場にいた時の経験がベースになっている。僕は20代のころ、不器用だったこともあり遠回りをしてきた。なので「20代の自分に何を伝えるか?」というテーマで最短距離のデザインの授業を行った。

僕が駆け出しのデザイナーの時、実はこうだった。デザインの仕事になんとなく手を動かしはじめ、粘土をこねくりまわして、「よくならないな」「よくなってきた」「微妙だな」「良いのができた」などと曖昧なものと捉えていた。まるで勘違いをしたムラのある芸術家のように作品を作っていた。

デザイン経験を20年以上積み重ねた今は、グラフィックデザインは「引き出しの量」ということを理解している。不器用すぎる自分は何て遠回りしてきたんだ。僕みたいな若者は絶対いるはずだ。専門学校と美大で、そういう課題を作った。『勝てるデザイン』を執筆中、「デザインの必殺技」というワードを思いついた時に、これはカードゲームになると確信した。

僕が小学校、中学校でデザインの必殺技をもっていたら、デザイナーとしても人間としてもどれだけよかっただろう。そう考えた。実はこの「必殺技構想」はデザインだけではなく、どんなものにも汎用効く。「〇〇の必殺技」はライティング、編集、動画、イラストレーション。どんなものも必殺技(鉄板の見せ方)があるはずです。それをなるべく必殺技を早く習得するとで、より表現やアプローチを研ぎ澄ませることができるのだ。

教育の現場を離れたのは、デザインのことをもっと広げたいと気づいたからだ。著書の『勝てるデザイン』を出版したのもそうだ。先にも書いたが、ただ横に広げるのではなくデザインのタッチポイントをもっと早める。デザインを勉強するときめてから、デザインを知るのではなく、小学生のころからデザインに触れ、デザインをもっと当たり前の世界になるべきだ。

本日、クラウドファンディングがスタートします。

21時からお披露目会をするので見にきてください。前田デザイン室、満を辞して1年半ぶりのプロダクトだ。この場を借りでひとまず、前田デザイン室のみんな、本当ありがとう。僕の力では一生できなかった。そしてこのプロジェクトをやってきたみんなはすごく力がついている。それを見ていてすごくわかる…わかる!そして、遊んで学べるボードゲーム『マーケティングタウン』の株式会社NEXERAさんによるデザインを理解してくれた上でのゲーム制作、ほんとうにすごい。感謝です。


ほんとにいいものができて泣きそう。


ひとりでも多く、このカードの価値を知って欲しい。


僕とコピーライターの阿部広太郎さんがこのカードをプレイします。

対談と、デザインの即興プレゼンが見れます。


アーカイブありの無料です。
※こちらのイベントは終了しました

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お待ちしてます。


前田デザイン室室長
前田高志

(追記)クラウドファンディングがスタートしました。想定外の勢いで、現在リターンが残り少なくなっています。気になってる方はお早めに。こちらから

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