3月に戻って、自分をしばきたい。 『勝てるデザイン』の電子書籍版ができました!
2021年3月某日
編集 片野さん:
「前田さん、電子書籍はどうしますか?」
前田:
「電子書籍はなしでOKです。紙で読んでもらいたいですし、書店が好きで、前田デザイン室でも書店さんにも恩義があるし、イベントとかやっていきたいので、それに本の方がメモできるし、記憶も場所が……」
『勝てるデザイン』の電子書籍を作るか?
ウンニャラカンヤラ言ってますが、大切にしていることは本音で真実です。だから、この時は「電子書籍はしない」と決心しました。
『勝てるデザイン』はおかげさまでデザイン書棚を飛び越え、ビジネスパーソンの方が読んでくださり、好評発売中です。なんと現在4刷、幻冬舎でも予想外で異例のヒットとなっております。
電子書籍を出すと、Amazonランキングが上がる。読んでくれる人が増えるのはわかっていたのですが、「本」ということを大切にしました。(もうちょっと議論してもよかったですね。反省。最初から決め込んでる感じかっこ悪いです、はい。)
紙の本で発売して、紙の本を活用してもらう。
だが、しかし
僕のアホ
『勝てるデザイン』の発売してから、ちょくちょく「電子はないのですか?」「Kindleが見つからない」など耳にするようになりました。
(え、そんなに?)
僕は電子書籍のニーズと使い方を軽視していました。すみませんでしたぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!電子書籍はいつでも気になったら見れますもんね。めっちゃ使えるよね。『勝てるデザイン』はやたら分厚く、携帯するのはなかなか……ね。
それなのに僕は『勝てるデザイン』を読むだけではなく「活用してください」と言っている。さすがに暴挙ですよね…。
ああ……しばきたい。3月に戻って自分をしばきたい。
僕は電子書籍を買って、一度も開いたことない本もあるし読みにくい。でも、本気で読んでくれて活用してくれる人にとっては電子書籍はすばらしいツールになる。
僕は一度掲げた方針を取り上げるのにはまったく躊躇しないタイプなので電子書籍を発売することにしました。『勝てるデザイン』にデッサンのところで書いてある「やりなおす力」です。はい、素直にやりなおします。
ぬふーーー!というわけで……
『勝てるデザイン』の電子書籍を発売します。
こちらから購入できます。
同じくデッサン話でいうと「進める力」が弱かったですね。狂いへの検証が足りていなかった。猛烈に反省。
「デッサンがすぐれたクリエイターを作る」って話めちゃくちゃいいです(笑)すでに本書を持っている方は読み直してみてください。持ってない人は買って読んでね〜。
電子書籍の特典もつけちゃいます。
『勝てるデザイン』を発売以降、クライアントさんに「勝てるデザインをお願いします」と言われることが増え、一気にハードルが上がりました。これはまさに『HUNTER × HUNTER』の「制約と誓約」このコミットメントが自分の力を引き出してくれている気がしてます。
『勝てるデザイン』の5つの条件。これを常に意識するようになりました。今までも無意識化でやってきたことを有意識化でやるようになりました。これ、スマホの壁紙にしたら常に力を引き出せるんじゃない?となりました。
なので、電子書籍の特典は「勝てるオリジナル壁紙」です。
四六時中、この5つを意識することで、良いデザインに近づけようと意識が働きます。お守りがわりに使ってください。PC版、スマホ、タブレットの3端末、ホワイトと紺色をご用意しました。
というわけで、『勝てるデザイン』の電子書籍についてお知らせでした。これからも本書を末長くご活用ください。
『勝てるデザイン』電子書籍版はこちらから購入できます。
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前田高志/デザイナー
1977年6月1日生まれ。兵庫県伊丹市出身。株式会社NASUというデザイン会社を経営しながら、デザイナーをやっています。2001年 任天堂(株)ゲームキューブとゲームボーイアドバンスが発売された年に入社。主に広告、販売促進のデザイン。会社案内などの制作に携わる。2016年父の認知症をきっかけに介護離職。社名のNASUは“為せば成る”が由来。デザインで成(為)す。
主宰するオンラインコミュニティ「前田デザイン室」の活動が話題に。このコミュニティ運営のノウハウを生かし、コミュニティ事業をスタート。CAMPFIRE株式会社と協業開始。青山ブックセンターのコミュニティを立ち上げ、運営をスタート。
2021年『勝てるデザイン』を出版。デザイン書としては異例のヒット。現在4刷。デザイナー以外のビジネスパーソンにも評価いただいています。
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