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お酒を止めた話


 最近、あるフォロワーさんが↑の動画を見て断酒を始めたというtweetを見て、ZWIFTやりながら見てみた。私もお酒を止めてはや3ヶ月。ちょっと書いてみようかなと。

お酒を止めた訳

 昨年10月のあぶくま洞HCのあと、ヒルクライムレースが終わったこといいことに3日ほど暴飲暴食をしたら横紋筋融解症を発症。日常生活もままならないほどの痛みに襲われ、3週間ほど療養した。
 ざっくり調べてみたら横紋筋融解症の原因は様々あり、高強度の運動や、熱中症、脱水、アルコール摂取などがあるようだが、私の場合は最終的なトリガーになったのはアルコールの過剰摂取だったように思う。ロードバイクに乗れないから…とかではなく、日常生活もままならないほどのこの痛みを経験すると「二度と横紋筋融解症にはなりたくない。」これが唯一にして最大にお酒を止めるきっかけとなった。

お酒を止めるまでのお酒との仲

 お酒は弱い方ではないと思うが、極端にザルという訳ではない。20歳頃から飲んでいたけど、習慣化したのは30歳過ぎてからかな。
 ここ数年は仕事のストレスなどから自宅でアルコールを摂取することも多く、量も少しずつ増えてきていた。もちろん飲み会なども好んで参加していたし、週に3日~4日は飲むことがある生活。ビール、ワイン、ウィスキー、日本酒を飲むことが多かった。
 目標とする大事なレース前は1か月以上飲まないこともあるけど、レースが終わると毎晩、ビール美味しいな~、ワイン美味しいな~、ウイスキー美味しいな~、日本酒美味しいな~、おぉ焼酎もおいしいな~・・・と数日続くこともしばしば。まさに「分かっちゃいるけど止められない」状態。アルコール依存症に片足突っ込んでいたんだろう。

お酒を止めた方法

 10月初旬、横紋筋融解症を発症し10月中には痛みが消えてまたロードバイクに跨がれるようになった11月は痛みがトラウマになっていて、正直お酒をまた飲みたいなとはとても思えなかった。結果的にはこのトラウマのお陰??でお酒を飲まない生活が習慣化されつつあった。この習慣化って大事だと思う。習慣化するまで大変だけど、習慣化しちゃえば楽。
 横紋筋融解症を発症していて歩行もままならない時期は仕事関係でも迷惑をかけざるを得ず、正直に横紋筋融解症になったこと、お酒を飲み過ぎたことが原因かもしれないことを身近な人には話した。動画でも言われていたが、宣言すると周りの人は理解、協力してくれる。これがありがたかった。
 また通常なら年末年始の忘年会、新年会シーズンも新型コロナウィルス感染拡大による自粛もあり、例年と比較して少なく、小さな会には参加したが、体調を崩したことを話してノンアルコールでの参加とした。半ば強引に飲酒を勧めてくる方もおらず、感謝。その分、食べすぎたかな。

お酒を止めた現在

 横紋筋融解症をはじめ、体調を崩すことはもちろんない。風邪すらひいてない。もともと風邪はほとんどひかないけど。
 11月、12月、1月と断酒を始めて3か月以上が経過した。正月に実家に帰省した際も飲まなかったし、一滴も口にしていない。まだトラウマ効果もあってお酒を飲みたいと思うこともない。余程痛い目に遭ったんだなと我ながら思う。嫁さんが量は飲まないけど時々晩酌しているが、それを見ても気にもならない。断酒というより卒(業)酒したような感じ。年齢もちょうど切りのいい40歳。これから一生お酒を口にすることはない!とは言い切らないが、体に悪影響のお酒を飲むことが習慣になることはないと思える現在。
 睡眠の質もよく、4:30に起きて朝練することも苦じゃない。飲酒した翌朝のお布団峠は超級山岳だったけど、今は緩い登りといったところ。
 あえてお酒を止めて悪かったところと探すと…あまりない💦お酒と言えばおつまみとセットで体に悪いんだろう。味の濃いものや脂っこいもの…そのようなものを口にしない分、普段の食事を多少食べ過ぎても変に胃もたれしたりすることもほとんどない。結果として日々継続してトレーニングが出来ている。

お酒を止めて悪いことは何もない。

 動画で言われているような肌ツヤとかまでは体感できないが、飲んだ翌朝の倦怠感や罪悪感はやはり心にも毒々しい。罪悪感を感じている時点でもう立派な依存症。
 これからの人生、健康寿命や医療費なども考えると、お酒を飲まないに越したことはないかなというのが結論。そもそもお酒代もかからないし。
 でも、社会状況が落ち着いたら、楽しく飲む機会はまた欲しいな。もちろん量と頻度を考えて。

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