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【レースレポート】秩父宮杯エリート48位

乗鞍からの連戦。
乗鞍で不本意なレースだったからやる気は十分。

ただ戦略が甘過ぎた。
曇のち雨の予報だったので猛暑になると想定せず750mlのボトル一本でレースを走って見事に脱水っぽくなってフラフラに😭


機材

フレーム:TREK Emonda SLR DISC 58
コンポ:Shimano DURA‐ACE 9200
クランク:DURA-ACE 9200‐P 175㎜ 54-40
スプロケ:DURA-ACE 12s 11‐30
ホイール:bontrager RSL51
タイヤ:PIRELLI Pzero Race TLR 28c
チェーンオイル:EXLUB
サドル:Bontrager Montrose Pro
 
 乗鞍HCからの変更点としてはチェーンリングと52-36→54-40へ。ホイールをRSL37→RSL51へ。タイヤをアジリストライト25C+TPUチューブ→PIRELLI Pzero Race TLR 28c+シーラント(Stans NOTUBES)30mlに変更。
 これで重量は7.3㎏ほど。
 
 重量増の内訳は
  チェーンリングで+20gちょい
  ホイールで+100gほど
  チューブレスリムテープでわずかに+
  タイヤで前後で260gほど重くなる。前後で320g→580g…。
  チューブ→シーラントで前後で+10g
  サドルで+120gほど…
 と合計500gほどの重量増。という事で7.3㎏ほど

 これは精神衛生上よくないな…。
 でもロードレースは登りだけじゃないので、そりゃ軽いに越したことは無いけど、総合力を考えると軽さだけでもない。そのあたり個々人の好みも出ると思う。でも6.8㎏に近いほどいい。
 ツールドふくしまに向けて、もう一回落ち着いて機材選びを考えよう。

補給

 補給はFlyボトルにBCAA750㎖、背中にジェル2つ。これが今回の最大のミス。暑すぎて脱水になった。エリートクラスを走った選手の中には750ml*2本でも足りなかった…って仰っていた方も😨

ウォーミングアップ

    9:20秩父駅集合、10:00スタートなので8:00頃からゆる~く動き始めて8:30頃からミューズパークの登りをしっかり登って160bpmを超える程度まで負荷をかける。
 ヒルクライムレースと違ってウォーミングアップをしっかりと気張るわけではないけど、リアルスタートから第一登りで高強度なのでそれなりにしっかり強度を確保した。

スタート

    秩父駅で開会式を終えてお偉方を先頭にパレードラン。エリートクラスは特に危ない思いをすることなくリアルスタート地点まで行けた。

リアルスタート

    第一登り前の直線を10:15くらいにリアルスタート。前目で並べたのにクリートキャッチミスって中団からのスタート。右急カーブを慎重に曲がって「第一登り」へ。ペースは一気に上がるが想定内。集団も各々が動きたい様だけど“カオス”ってほどではない。次の左急カーブで内側に入りすぎると「乗鞍の二の舞」なので注意しながら集団でクリア。一安心。一旦緩くなってもう一回踏み直して頂上を前目でクリアして下りへ。前で登りをクリアできたせいもあり、下りは前の人のラインをなぞるだけで不安なく下る。登り返しも惰性で半分くらいまで行けるし、踏み始めてからはあっという間に頂上まで行る。秩父宮のコースはここを如何に走るかなので、リアルスタート後の一周回目ですんなり走れたので精神的にもレースにうまく入れた。ただまだまだ集団が大きいので下ってからの分岐などは気を遣う。平坦に入ると散発的なアタックから少人数の逃げが出来る。
    結局、2回目の“第一登り”に入る前には集団が大きく戻り、右折に気を遣う。登り始めたら右側の空いたスペースからペースアップしたい面々が上がっていくので、それに付いていきたい面々が動いて集団が少し危ない状態に。ここで反射的に動くと落車など起きる可能性が高まるので周りを見ながら徐々にポジションを上げていく。一旦緩んでもう一回登るあたりで集団が縦に伸びて動きやすくなるのでそこで前目に上がっていく。少し脚を使うけど、こっちはこっちで安全か、と次の周回の登りの手札が増える。
    2周回目の登りを終えても流石にエリートはみんな登れるので下り終えると集団が大きい。…というかむしろカウンター気味にアタックが見られる。とはいえ、平坦区間でペースが落ち着く事も見られ始め、分岐コーナーなども危険なく曲がれることが増えてきた。自分はというとあと5周回あるので集団の中で脚を貯めたいのが本音。
    3回目の登りもペースは落ちないが、また登りの後半でスーッと前目に上がっていく事ができてクリア。登れない人は少しずつリストラされて集団が減ってきている感じはあるけど、登れている人はみんな元気そうに登っている感じ。このあたりで登り区間で明確な差が出始めてきたと思う。下り終えて平坦に入り、数名の逃げも生まれるが、5名以下でタイムギャップも5秒程度に収まってるので危険な感じはなし。しかし、ゴール地点を過ぎたあたりから“暑さ”が気になり始め、ボトルを一本しか持ってないことへの不安も感じ始める。最後まで保ってくれよと。
    4回目の登りも無事にクリア。トライクルの霜出君が登り前にアタックして集団から飛び出そうとすることが多い。チームの為に積極的に動いている。この辺りは前目で登れると10数名が少し集団から飛び出す形になって来て、下って登り返して後ろが一気に追いついてくる感じになってきた。もうひと頑張りで抜け出せるかも…でもキツいなぁなんて考えながらメイン集団で走る。途中、雑賀さんに少しハスッてしまって謝罪。大事にならなくてよかった。
 ボトルが空に近付いてきたし、とにかく暑くて、そっちに気が散るようになってきて、駄目だ駄目だと思いながら5回目の登りへ。なんか力が入らなくなってきて集団からドロップ。幕田さんが声を掛けてくれるが、踏み直すこともできずに千切れる。もはや本格的な脱水で瀕死状態。千切れてからの記憶はあまり無く、とにかく水、水、水と考えながら走る。最後の周回は全く力も入らず登り返しで水を撒いてくれていたおじさんにボトルに水を入れて頂いて、頭から水を掛けていただいて何とかゴールまで走り切ることができた。

総括

 いやぁとにかく暑さへの準備が甘かった。予報では“曇のち雨”ということだったので、まさか酷暑になるとは思わず、登りもあることから重さも気にして75kmのレースだからと考えたのが甘すぎた。ツールドふくしまは211kmのレース。途中に補給はあるとはいえ、今回の反省を活かして万全の準備をしてレースを迎えられるようにしよう。
 じゃあ水が合ったらと仮定したら、2分半ほどを6.0~6.5ほどで登るパンチャー向きのコースへの適正は足りないなとも感じた。そのあたりも今後trainingしていきたい。こういったレベルの高いレースに出ると「脚質」があぶり出てくるよな。自分はやはり「ルーラー」っぽい感じかな。パンチのある上げ下げが繰り返される短時間のレースはちょっときついかなぁとも感じた。
 機材に関しては特に重量増の影響を如実に感じることは無かった。51㎜ハイトもTLR28cタイヤも平坦はもちろん特にダウンヒルはすこぶる走りやすい。211㎞2600m↑のツールドふくしまはどうしようか。37㎜+25cで軽さを求めた方がいいのかな。もう少し悩もう。
 秩父宮杯は初めての参加だったけど、公道レースはやはり楽しかった。沿道で応援していただいた方々にもいっぱいエネルギーと頂いた。本当に有難かった。
 そしてなにより開催に携わって頂いた方、ありがとうございました。

おまけ

 家族へのお土産は季節の酵母パン 苺じるしのパンと水戸屋本店でちちぶ餅をたくさん買い込んで帰りましたとさ🤤

 



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