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ビールに合う野菜が作りたいから、あれこれ考えてやってみる ~土づくり編~

2人の娘が「お芋掘りしたい!」というので借りた貸し農園。
しかし気付いてみれば、ハマっているのは父親の方。
今では、休みの度に、美味いビールが飲みたいがために畑に繰り出しています。

まずこだわったのは“土づくり”

借り始めた当時の畑の様子

何度も何度も土を掘り返し、土をふかふかにすることに注力した1年目。
時には娘たちに手伝ってもらいながら、とにかく一心不乱に畑を耕しました。
「草むしりした雑草は、畑の中に埋めれば、そのまま堆肥になる。」
そう教わってからは、バカの一つ覚えのように雑草をむしっては畝の間に埋めていました。

夏場は雑草が育つ育つ

しかし、ここに一つ問題が…。
長い目でみれば土壌改善の効果はあるものの、すでに野菜を育てている畑に未熟堆肥を埋めることのデメリットもあったのです。

未熟堆肥により土壌の微生物が急増し、土壌の酸素を消費します。
この結果、土壌では酸素欠乏により根に障害が起こり得ます。
微生物が好気性から嫌気性微生物へと変化し、生育阻害物質が生成されることになるようです。

“ビールに合う野菜を作る” をテーマにする2年目

簡易的な腐葉土づくり

やっぱりこだわったのは“土づくり”でした。
畑の一角に完熟腐葉土をつくるためのスペースを設け、穴を掘ります。
穴の中に落ち葉と鶏糞、土を混ぜました。
これを定期的にかき混ぜて発酵具合を確認します。
葉っぱの色が黒くなり、形がなくなっていく様子が確認できて、これはこれで面白いですよ。

西川口・GROW BREW HOUSEより譲っていただいた「モルト粕」

“ビールに合う野菜を作る”為に、もう一つ試していることがあります。
参考にしたのは料理の話。
例えば、ワインに合う料理を作りたければ、調味料としてそのワインを使うと良いという話は有名ですね。
だったら野菜作りにビールを使えば、ビールに合う野菜が作れるのでは!?
もちろん、水の代わりにビールを与えるなんてことはできません。
そこで、馴染みのブルワリーに搾った後の「モルト粕」を分けてもらいました。
栄養分たっぷりの有機物ですから、土にとって悪い要素はなさそうです。
ただ、1年目の経験から、そのまま埋めるのは良くないこともわかります。
モルト粕は十分に乾燥させて、半分はマルチング資材として、もう半分は腐葉土に混ぜ込んで堆肥化してから使う予定です。
ビールを造るために搾ったモルト粕を使った野菜作り。
なかなかきたいできそうじゃないですか?

いよいよ2年目の植え付けの準備が整う

なんだかんだで、なんとか2年目の植え付け準備が整ったところで、今回の話はここまで。
次回は植え付け編をお届けします!

#わたしの野菜づくり


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