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道具選び

今回は道具選びについて軽く書いていこうと思います。
なぜ今回このテーマかというと弓ラボの練習会や本業の大学コーチをしていて高校生が練習に来ると全然自分に合っていない道具を使っている人が多いなと感じるからです。

道具選びのメインはハンドル、リム、スタビかと思います。日本でトップ選手も一番使っているWIN&WINさんの道具と自分がフィールドプレイヤーをしているDynastyさんの道具を例にして選び方を書いていきたいと思います。
今回は道具選びでも最重要とも言える重さという観点から話をしたいと思いますのでハンドルとスタビを例にあげて書いていきます。
まずハンドルですがトップ選手が使っているハンドルを使いたくなる気持ちは分かりますがハンドルの重さをまず見てみましょう。例えばATF-DXですがとても素晴らしいハンドルです。自分も使ってます。かっこよくてとても好きです。重さは1370gです。もう一つ最近良く使われてるATF-Xは1280gです。こちらもかっこよくて素晴らしいハンドルです。両者を比べてみると100g近くの差があります。一見100gかって思いますがアーチェリーにおいて100gはかなりの違いがあります。また、昔からの大ヒットのCXTは1200gとさらに軽いです。
大柄で筋肉があったりすでにトップクラスで身体の使い方がうまい選手などはATF-DXを使っても大丈夫かも知れませんが身体の小さな女子選手にはなかなか使いこなすのは難しいかもしれません。
次にスタビです。
WINさんが出してるスタビで最近人気なのはACS-ELです。これはセンター28、サイド11、エクステンダー5で仮定すると合計387gです。次に大ヒットセラーのHMC+は同じ長さで359gです。最近トップ選手が使っているDynastyさんのクオンタムは423gです。同じくDynastyさんから出てるエニグマは288gです。
このようにスタビでも重いものから軽いものまであります。
ハンドルとの組み合わせにもよりますが軽いものを組み合わせた場合と重いものを組み合わせた場合では200gから300gも変わってくる可能性があります。
なぜ重さを最重要としたかというと重さが重すぎると肩が負ける原因になりやすいです。
また、軽すぎてもエイミングが安定しなくなります。ただ、軽すぎるというパターンより重すぎて肩が耐えられずその結果軸が傾き引手に影響が出るという選手がかなり多いです。
重くてはダメとか軽くてはダメとかこのスタビがダメとかこのハンドルがダメとかではありません。今あげた道具は全て使ったことがありますが本当に素晴らしい道具です。
しかし中学生、女子選手、体力のない社会人の方が重すぎる弓を使ってしまうことにより先程書いた通り押手が決まりにくいということが起きる可能性があります。押手は発射台になるのでそこが決まらないとこの先もうまく行きません。押手がしっかり決まるから引手も良くなります。ウエイトで調整したらいいといういけんもあると思いますがスタビでもハンドルでも本体の重さにとウエイトで調整できる重さには感覚的にかなり違いがあります。もちろんウエイトを足してみるとか減らしてみることでもかなり変わる場合は多いですので重すぎるかもとか軽すぎるかもとか思った場合は試してみるといいかもしれません。この内容は現時点で選手をしてる人というより指導者の方に知っていただきたいと思ってます。
文章を書くのがあまり得意ではないので駄文となりましたが重すぎても軽すぎても良くない、身体に合った弓を選びましょうってことを書きたかったです。読んでいただきありがとうございました。

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