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NO.74 ヴィム・ヴェンダース監督作品映画『PERFECT DAYS』に就いて


昨年末に見損ねたヴィム・ヴェンダース監督、役所広司主演の映画『PERFECT DAYS』を観た。


映像、物語、演技も良く、僕はとても好きな映画だった。


客席はほぼ満席で、客層は中年男女以上が多い。


小津安二郎監督を敬愛するヴィム・ヴェンダース監督は、主人公の名前を小津映画の『東京物語』で笠智衆が演じた平山周吉の名前から「平山」と名付けたそう。


映画の中でも、カットやカメラワーク、登場人物の動きなど小津映画へのオマージュが随所に見られ小津映画好きにはたまらない。


物語については、やはり先入観抜きに観てもらった方が楽しいと思うし、映画のHPがとても良く出来ているので、是非下記URLを見ていただければ。


このHPのインタビューではヴィム・ヴェンダース監督自身がこの映画の背景や制作意図などについてとても詳しく語っていて、

(映画監督とはこんな事を考えて映画を創っているのか)

ということが分かり非常に興味深い。

(ただしインタビューでは監督はこの作品についてのいくつかのタネ明かしも語っているから、映画を観てからご覧になるのが良さそうだけど…)


まだまだ不安な気持ちが続く年明けだけれど、(だからこそより深く)胸に響く良い映画でした。



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