GI勝沼を目指して~勝沼ワインゼミナール開催

 3月17日、勝沼ぶどうの丘にて勝沼ワインゼミナ―ルが開かれました。これは勝沼ワイン協会が毎年開催しているもので、会場にはワイン生産者など約90人が集まりました。
 ワイン産地として目指す「GI※①勝沼」に向け研究機関や高校生が「勝沼のテロワール※➁の解明」を目指し、研究成果を発表しました。
※①産地ならではの特性が確立されていることを産地が申し立て、産地名の独占的使用を求めるもので、酒類の場合は国税庁が指定する
※➁ブドウ畑を取り巻く自然環境がワインの個性や品質に大きく影響するという考えに基づき、その環境や条件を「テロワール(Terroir)」と呼ぶ

 確立しようとしている特性は、甲州ぶどうで醸されるワインについて、日川、京戸川、大滝川など水系の扇状地ごとの特徴ある地質とその違いを背景として明らかとなる味わいの違い、です。酒類総合研究所の発表では、各扇状地の委託醸造ワインの特徴が発表され、実際にテイスティングも行われました。GI指定に向けた取り組みは佳境を迎えています。

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