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国の借金体質改善を望む

製造業や小売業の借入金月商倍率は黒字・赤字企業別に見てみると次のようになっています。
■製造業 平均     4.9倍
■製造業 黒字企業平均 4.1倍
■製造業 赤字企業平均 7.5倍
■小売業 平均     2.2倍
■小売業 黒字企業平均 2.1倍
■小売業 赤字企業平均 3.8倍
(出所:TKC経営指標)

国家財政の借金は1068兆円です。地方債を合わせると1200兆円を超えます。国家の予算規模は2023年度で114兆3812億円、そのうち借金を除いた額(多くが所得税や消費税などの税収)が69兆4400億円です。

財務省はGDP(国内総生産)比で借金はその2.5倍という数字を出しています。それはもちろん、国内の経済全てを国が差し押さえて、借金返済に充てれば2.5倍でイケるということでしょうが、そんな論外なことはしてはならないことなので、税収との比較で考えてみると、なんと15倍になります。単年度の予算規模で考えても9.3倍となります。

防衛増税、異次元の子育て支援、そして物価高対策の給付金や減税と、財政議論が年末や年度末盛んになりますが、この借金体質を意識しないまま進めるのは、ほんとやめてほしいです。

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