2024.4コラム武田節

▼春は別れの季節と言いますが、かく言う私も、この春に友を二人、見送りました。新たなビジネスチャンスを求め、一人は沖縄へ、もう一人は遠くアメリカのシアトルへと旅立ちました
▼腹を割って話ができる数少ない友だちなので離れることに寂しさがないわけではありませんが、それよりも新天地で新たなチャレンジをする友を羨ましくも誇らしくもある気持ちが勝っている心境です
▼どんな場所でも強い意思があればきっと花開く、なぜこう思えるのか記憶を辿りました。そして、先人の言葉に救われたことを思い出します。新五千円札に描かれる津田塾大学創立者の津田梅子さんの「環境より学ぶ意思があればいい」という言葉です
▼この春に母校・勝沼中学校の卒業式に出席した私は、大谷翔平選手の目標達成の道すじを示すマンダラチャートの話を心に秘め、あいさつに臨むつもりでいたその矢先、先に立った校長先生に大谷選手の話題をさらわれてしまったのです
▼この時「二番煎じはマズい」と困惑する私の頭に自然に浮かんだのが、津田梅子さんの言葉「環境より学ぶ意思があればいい」だったのです。どんな逆境でも学ぶ意思さえあれば、人は立ち止まることなく進むことができる…あいさつだってできるんです(笑)。

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