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【無料・不定期】松井のライブ配信ノウハウMagazine

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ライブ配信のノウハウをまとめたマガジンです。「ライブ配信で機会格差を無くす」をミッションに、#誰でも配信 な情報をお届けてしています!
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#音声

音割れ知らずなレコーダー「Zoom F2」を導入しました

音声と言えば、悩みの一つはレベル調整。適切に調整しておかないと、いわゆる音割れが起きてしまいますよね。 今回導入したのは、そんな音割れに悩まなくて良いレコーダー。仮に音割れが起きても、後から復元をすることができる魔法のような録音機材です。 残念ながら配信では使えませんが、配信する方は撮影をする方も多いのではと思います。こんな機材もあるのだとご参考になれば幸いです! 外観Zoom F2は非常にシンプルなレコーダーです。本体にあるボタンは最小限で、できることは以下の操作のみ

QLabを配信の音声ポン出しソフトに使ってみた

今回のテーマはMac OS専用のソフトウェア「QLab」についてです。 QLabは音声・動画・照明を一元的に操作でき、特に「キュー(タスク)」という概念により、操作の流れを組んで実行することができるソフトです。 今回はそんなQLabを配信の音声ポン出しに使ってみました。比較的シンプルな使い方のみですが、そこで感じたことをまとめていきます。 QLabとは?皆さんは動画や音声のポン出しに何を使われているでしょうか。専用ハードウェアやPCソフトも色々な選択肢があると思います。

ダイナミックマイクの音をPCのヘッドセット端子から入力「BOYA BY-BCA6」を試す

今回のテーマは、コミュニティメンバーの方から教わった機材「BOYA BY-BCA6」です。 これはダイナミックマイクの音声を4極ケーブルで入力できる変換ケーブルです。これにより、手軽にパソコンに音声入力ができます。 オーディオインターフェイスを使わずにマイク音声を入れられる手軽さは素晴らしいものがありました。今回は実際に試した様子を紹介したいと思います。 BOYA BY-BCA6とは?今回はコミュニティメンバーのBonさんから教わった機材「BOYA BY-BCA6」の紹

配信で人気のミキサー「Zoom L-8」、四極ミニプラグで手軽にハイブリッド配信をしよう

今回のテーマは配信でもよく見かけるミキサー「Zoom L-8」について。 先日の配信でも活躍した4極プラグの活用をご紹介します。これを使えば、手軽にハイブリット配信の音声構成が可能です。 今回は基本的な情報から、注意すべき点までをまとめたいと思います。 Zoom L-8とは今回紹介するのは、音声ミキサーの「Zoom L-8」です。 web会議のZoom社と混同しそうですが、実は日本の音響メーカー「株式会社ズーム」が販売しています。 ボタンの役割をソフトウェア的に切り

正直よく分かっていないけれど、音声ノイズを生む「グランドループ」について理解を深めてみた

今回のテーマは音声ノイズの原因になる「グラウンドループ」についてです。 ライブ配信を続けていると、多くの人が直面する課題ではないでしょうか。ノイズに悩んで色々調べた結果、これが原因だったという方は少なくないはず。 ただ、お恥ずかしながら私も何となく知っていた程度の理解です。電気の世界はなかなかに難しく、今まで逃げていた所がありました。 しかし先日、グラウンドループが原因と思われるノイズに遭遇しました。場当たり的に対処はできたものの、やはり根本的な理解が必要だと思い、理解

【お手軽ラウドネス計測】iPhone/iPadとHDMIキャプチャデバイスでラウドネスを計測する

今回のテーマは音量の基準「ラウドネス」。 専用機材ではなく、iPhone・iPadを使い簡単に計測できる方法が分かったので紹介したいと思います。 ラウドネスを測りたいが、方法に悩んでいた方はご参考になれば嬉しいです! これまでのお話ライブ配信の音声調整をする上で、基準の一つになる「ラウドネス」。人の聴覚上の聞こえ方を数値化するため、より人間にとって聞きやすい音量感に調整しやすくなります。 ではラウドネスをどう測れば良いのか。手軽な計測方法を求めて、前回は1万円ほどのオ

伊藤さんに教わったハウリングサプレッサー「dbx AFS2」の魅力

今回のテーマはハウリング・サプレッサー。ハウリングを自動調整で防げる確率が上がる機材です。 今回は「dbx AFS2」という機材を、コミュニティメンバーの伊藤さんに教わりました。 私もまだまだ勉強中の分野ではありますが、その魅力をご紹介させてください。 ハウリング・サプレッサーとは今回紹介するのは「ハウリング・サプレッサー」というカテゴリの機材です。「フィードバック・サプレッサー」とも呼ばれ、ようはハウリングを防ぐための機材です。 この機材は、その会場でハウリングしや

iPhone・iPadでラウドネス計測を考える<後編> 〜iOSアプリ「Youlean Loudness Meter Lite」の活用〜

今回のテーマはラウドネス。iPhone・iPadで配信のラウドネスを測る方法を考えます。 きっかけは、PCで有名なラウドネス計測ソフトにiOS版があることを知ったことでした。これを使えば比較的手軽に配信のラウドネスを測れるのではと思い、色々と検証を始めてみました。 今回は後半として、実際に計測できた構成や、その結果見えてきた課題や実用性などを紹介していきます。 前編の記事この記事は後編です。前編では前提となるラウドネスについてや、アプリの概要を紹介しています。 まだの

iPhone・iPadでラウドネス計測を考える<前編> 〜iOSアプリ「Youlean Loudness Meter Lite」の活用〜

今回のテーマはラウドネス。iPhone・iPadで配信のラウドネスを測る方法を考えます。 きっかけは、PCで有名なラウドネス計測ソフトにiOS版があることを知ったことでした。これを使えば比較的手軽に配信のラウドネスを測れるのではと思い、色々と検証を始めてみました。 今回はその前半として、まずは前提となるラウドネスについてや、アプリの概要から紹介をしていきたいと思います。 レベルメーターで調整する限界ライブ配信の音量調整で「何を基準に調整したら良いのだろう」と悩んだことは

YAMAHA MG10XUを使ったハイブリッド配信を考える【後編】

今回のテーマはヤマハのアナログミキサー「MG10XU」です。 以前からハイブリッド配信のミキサーとして使えるのか、また初心者にオススメできるものなのか興味がありました。 前編では、そもそもハイブリット配信に必要な要件を整理して、MG10XUが理想的な機材ではない、という結論まではお伝えしました。 後編では、具体的にMG10XUのどんなポイントが良くなかったのかを紹介していきます。 音声の流れ前回の記事では、MG10XUをハイブリット配信に使う音声フローとして、こちらの

YAMAHA MG10XUを使ったハイブリッド配信を考える【前編】

今回のテーマはヤマハのアナログミキサー「MG10XU」です。 以前からハイブリッド配信のミキサーとして使えるのか、また初心者にオススメできるものなのか興味がありました。 今回は実際にレンタルをしてみて、検証した結果をご紹介したいと思います。 結論としては、ハイブリッド配信に使うことはできるのですが、理想的な機材ではないことが分かりました。 ミキサーにはアナログとデジタルがあるそもそもミキサーには「デジタル」と「アナログ」の2種類があります。 デジタルミキサーの特徴は

Behringer Flow 8でマイナスワンをする操作イメージ

今回のテーマはBehringer Flow 8です。今回はマイナスワンをする具体的な操作イメージをご紹介します。 小規模配信のミキサーとして非常に優秀なFlow 8。以前にオフ会で操作を学びましたが、参加していない方向けに改めてその操作イメージをご紹介します。 これからミキサーを選ぶ方にはご参考になれば幸いです。 Behringer Flow 8とはFlow 8はBehringer社が2021年に発売したデジタルオーディオミキサーです。 基本的なスペックは8入力・3出

ハイブリッド配信に必須な考え"マイナスワン"を整理する

今回のテーマはライブ配信の音声に関わるお話。 ハイブリット形式の配信に必須となる「マイナスワン」という考えを整理します。 ハイブリット配信はそれ以外の形式に比べて複雑な構成や考え方になります。その大きな要因の一つがこのマイナスワンです。 これからトライする方のご参考になればと思います。 注目が高まっているハイブリッド形式のイベント近年のイベントではハイブリット形式の開催に注目が集まっています。リアルとオンライン、両方から登壇者が出演するスタイルです。 今もなお感染拡

Flow 8オフ会の宿題解答:USBを割り当てたチャンネルも、プリフェーダーで使用可能でした!

今回のテーマは、先日開催したFlow 8オフ会での宿題です。持ち帰った内容があったので、それを解答したいと思います。 オフ会では、Flow 8が思っていた以上にハイブリットイベントのミキサーとして優秀なことが分かりました。 入出力の仕様をうまく使うことで、少ない端子の消費でマイナスワンの返し音声をWeb会議に返すことが可能です。 今回はオフ会で話題になったその仕様を、実際に試してみました。その状況をご紹介します。 オフ会アーカイブ今回の内容はかなりマニアックなため、参