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在宅ワークで生産性を高めるには、時間汚染の概念を理解するのがいいかも

今回は、生産性を高めて仕事をさっさと片付けようって話です。それを実現するには時間をコントロールする必要があります。さもないと時間が汚染されてしまい生産性の低下を招くからです。

時間汚染とは、時間はたっぷりあるにも関わらず、「忙しい」「時間がない」と頭で思い込んでしまう結果、生産性が落ちてしまう現象

たとえば、あるタスクが本来であれば1時間で片付けることができるとします。

しかし、頭の中で「さっき上司に振られたメールも処理しなきゃ」「この仕事終わったら次にはあれやらなきゃ」というようにタスク以外のことを考えてしまうと、集中力がなくなり生産性が落ちてしまいます。

その結果、普通ならば1時間で片付けられたはずの仕事が1時間半、あるいは2時間を費やすはめになりかねません。

すると他の仕事にかける時間がもちろん減るので、その分忙しくなります。忙しさは焦りにつながり、ますます生産性の低下を招くことに。生産性低下の悪循環ですね。

さて、新型コロナウイルスの影響で、在宅勤務が続いている方も少なくないはずです。当初私は、在宅勤務だと生産性が上がると思っていたのですが、蓋を開けてみるとそうでもありませんでした。むしろ生産性が低下傾向にあります。

その原因のひとつも時間汚染だと考えてます。

家から働く状態だといつでも家事ができます。オランダの洗濯機は3時間近くかかるので、日中に洗濯できることはいいことなのですが、この「いつでも家事ができる状態」が私の仕事の時間を汚染していることにも気付きました。仕事中にも「あっ、洗濯しなきゃ」という考えが過ぎってしまうんですよね。

洗濯の他にも、掃除、ゴミ出し、料理、洗い物、株価チェックなどやらなければいけないことで、すぐにやれることは山ほどあります。この考えが生産性を低下させるひとつの要因になっていたのです。

では、在宅勤務中の時間汚染を防ぐにはどうすればいいのでしょうか?

1. 家事もスケジュールに埋め込む
13:00から打ち合わせ、15:00から顧客に電話というように、家事においてもスケジュールに埋め込むことです。たとえば、
08:00: 洗濯する
12:45: 食べたプレートを洗う
こうすることで、仕事中に「あの家事しなきゃ」という邪念が消えゆくはず
2. シングルタスクに集中する
目の前の仕事に集中する。言葉にすると当たり前のことですが、なかなかできていない人がいるのではないでしょうか。そもそも人間はマルチタスク型ではなくシングルタスクにおいて力を発揮する生き物なので、その自然の摂理に抗ずにひとつのことに集中した方が仕事も捗ります。
具体的には、音楽は聴かない、深呼吸する、そのタスクのゴールを認識しておくなどでしょうか。瞑想を日々の生活に取り入れるのもいいですね。

夏が近づいてきて日も長くなってきています。外出も以前よりはしやすくなったと思うので、17:00頃には仕事を切りあげて公園を散歩したり、近くの居酒屋でハッピーアワーを堪能してはいかがでしょうか?

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