ナイアシン(ナイアシンアミド)サプリを選ぶポイント
600もの役割を持つ、驚異のビタミンであるナイアシン。
そのナイアシンをサプリを用いて摂取する場合、どのような商品があるのか。
その選ぶポイントは何か。
実際の商品を例に比較検討してみます。
(記事の文末に動画を貼っています)
ナイアシンサプリメントが必要なワケ
ナイアシンは8種類あるビタミンB群の一つです。
ナイアシンの多彩な役割と、その実力を引き出すために必要な摂取量については、下の記事で説明しました。
ナイアシンの必要摂取量は、厚生労働省が定めた推奨量では、
1日11〜15mg。
これは、ナイアシンが欠乏した時に発症する欠乏症(ペラグラ)を予防するに十分だという量に過ぎません。
それに対して、ナイアシンが持つ能力を存分に発揮させるためには、さらなる量が必要です。
最低でも50mg、できれば100mgの摂取が望ましいと、私は考えます。
この量になると、食事からの摂取では100%不可能です。
そこで、ナイアシンサプリが必要になります。
100mg入りか500mg入りか
選ぶポイント1つ目は含有量です。
ナイアシンサプリは、大手国内メーカーからは販売されていません。
輸入品から探すことになります。
輸入サプリメント通販[iHerb]のサイトを見ると、そのほとんどが1日当り100mgか500mgのどちらかです。
個人的には100mgでも十分だと思います。
専門家の中には「100mgから1000mgの間で摂った方がいい」という方もいます。
500mgの商品とはいっても100mgの5倍の値段ではありません。
ただし、500mgを摂取する時には一つ注意が必要です。
ナイアシンの大量摂取には、
ナイアシンフラッシュという副作用がつきものだからです。
ナイアシンには血管拡張作用があるために、500mgという量を摂取すると、それが極端に作用します。
一過性の顔面紅潮、上半身の火照り、痒み
の症状等が現れることがあります。
これをナイアシンフラッシュと言います。
ナイアシンフラッシュは無害であり、健康上悪影響を及ぼすものではありません。
それでも、摂取する度にそんなことが起こっていては、ストレス以外の何者でもありません。
500mg飲みたい場合は、ナイアシンフラッシュが起こりにくいサプリがあります。
フラッシュフリー、またはノーフラッシュと表記されています。
つくづく、アメリカサプリの幅広さには驚かされます
もう一つ、ナイアシンアミドというサプリがあります。
ナイアシンかナイアシンアミドか?
通常、ナイアシンとひっくるめて呼んでいる中には、
ナイアシン(ニコチン酸)
ナイアシンアミド(ニコチン酸アミド)
の2種類に分かれます。
ナイアシンは、加熱や加工をした植物性食品に多く含まれ、コレステロールを下げる働きが報告されています。
大量に摂るとナイアシンフラッシュが起きやすいと言われています。
ナイアシンアミドは、肉類や生野菜などに多く含まれ、糖尿病の治療薬や内臓のアンチエイジングの成分でもあります。
近年、ナイアシンアミドが注目されているのは、その美容効果です。
血行を促進して肌のターンオーバーを促す。
セラミドの合成を促して肌荒れを防ぐ。
こういった働きから、シワ改善への有効性が承認され、多くのアンチエイジング化粧品に配合されています。
ナイアシンアミドは、ナイアシンフラッシュは少ないと言われています。
フラッシュフリーやノーフラッシュの商品は、価格がやや上がります。
それに対して、ナイアシンアミドは、普通のナイアシンと比べてほとんど価格は変わりません。
500mg飲みたい場合、または美容に関心が高い方は、ナイアシンアミドのサプリメントも選択肢の一つです。
ナイアシン単独かビタミンB群全体か
選ぶポイント3つ目は、ナイアシン単独サプリかビタミンB群サプリか、です。
マルチビタミンサプリメントで大量のビタミンB群を摂取している場合は、ナイアシン単独のサプリメントでも構いません。
目安としてB1、B2、B6、ナイアシン、パントテン酸、5種類の含有量が、50mg以上含まれているのが望ましいと考えます。
そうでない場合、少量ずつしか含まれていない場合には、ビタミンB群全体のサプリメントを推奨します。
ビタミンB群8種類は、常に協調してチームワークで働きます。
ナイアシンだけを大量に摂取しても、他の7種類が少なければ、その実力を十分に発揮できません。
そういう人向けに、ナイアシンを増量したビタミンB群サプリを見つけました。
ThorneResearchのビタミンB群。
ナイアシンが80mg、ナイアシンアミドとして含まれます。
ThorneResearchの商品は、医薬品水準の品質管理を行っています。
安心して飲むことができます。
商品サイトのURLを貼り付けておきます。
https://jp.iherb.com/pr/thorne-research-b-complex-12-60-capsules/18126
まとめ
ナイアシンサプリを選ぶポイント、1つ目は含有量です。
ナイアシンのサプリは、そのほとんどが1日当り100mgか500mgのどちらかです。
どちらでも結構ですが、500mgの場合にはナイアシンフラッシュが起こる可能性があります。
フラッシュフリー、またはノーフラッシュの商品を選ぶのが無難です。
2つ目の選ぶポイントは、ナイアシンかナイアシンアミドかということです。
2種類に分かれるナイアシンの内、ナイアシンアミドはナイアシンフラッシュが起こりにくく、また美容効果が期待できるので近年注目されています。
選ぶポイント3つ目は、ナイアシン単独サプリかビタミンB群すべてのサプリか、ということです。
ビタミンB群8種類はチームワークで働きます。
マルチビタミンで大量のビタミンB群を摂取していない場合には、ナイアシン単独ではなく、ビタミンB群のサプリメントを推奨します。
この記事の内容については動画もアップしています。合わせてご覧ください。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?