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早急にビタミンD血中濃度を上げたい場合のサプリメント購入ガイドです

昨日公開した記事は、ビタミンDが◯◯◯ウイルスの予防にも効きそうだ、という内容でした。

ビタミンDは魚介類などから摂取できますが、「風雲急を告げる」がごとく、第6波の状況を鑑みて、早急に緊急的にビタミンDの血中濃度を上げたいという場合には、ビタミンDサプリメントが有効です。

そこで、ビタミンDをサプリメントを使って充足させる場合、その選び方のポイントは何か、具体的なビタミンDサプリメントの商品を例にとって説明します。
(記事の文末に動画を貼っています)

予防先進国アメリカ

まず、下のグラフをご覧ください。

アメリカの成人用サプリメント人気ランキングです。
1位にベースサプリメントであるマルチビタミンであるのは納得できますが、注目は第二位のビタミンDです。ビタミンCよりも上です。

2017年の調査なので◯◯◯ウイルスは関係ありませんが、ビタミンDが持つ風邪予防やインフルエンザ予防、あるいはガン予防の効果が一般的に認知されていることが推測できます。
予防意識が高く、サプリメント先進国のアメリカで、ビタミンDサプリメントがこれだけ売れていることに皆さんも注目してください。

ビタミンDの必要摂取量

では、サプリメントでどのくらいの量を摂取する必要があるのか確認します。
こちらのグラフをご覧下さい。

日本人女性の1日の食事による年齢別ビタミンD摂取量を表したグラフです。
ほぼ真ん中5、5μgの所で色分けされていますが、これは長らく厚生労働省が定めていた目安量です。
ちなみに、このグラフにない男性は、概ねどの年代でも1μg程度多いと考えてください。

じつは2020年、目安量の5、5μgが改定されて8、5μgに引き上げられました。

すると、全ての年代で男女問わず足りていないことが分かります。
しかも、この5、5μgとか8、5μgの根拠は、骨粗鬆症を予防できるという量に過ぎません。

ビタミンDの代表的な役割は、カルシウムの吸収を助けて骨量を維持することです。
摂取量5、5μgとか8、5μgは、あくまでもその働きを十分に果たすための量であって、この量を摂取しても、近年注目度が高い風邪予防、インフルエンザ予防、アレルギー予防、がん予防などの仕事まではやってくれません。

では、ビタミンDにそこまでの仕事をさせるに必要な摂取量はというと、ハッキリと分かっていませんが、専門家の意見をまとめると、最低でも30μg、目標として倍の60μgを目指せばいいのではないかと思います。

ビタミンDサプリメントの紹介

この数字を念頭においてビタミンDサプリメントの商品を見ていきます。
まずは国内メーカーです。

FANCLのビタミンDは、最近、含有量を25μgから30μgに増量しました。ビタミンDを重視していることの現れです。

DHCのビタミンDは25μg。それでも食事で5μg摂っていれば合計で30μgには届きます。

ちなみにDHCのサイトでビタミンDのページを見ると、こんな写真があります。

「今注目の」「手洗い」「マスク」。何となく何が言いたいのかがわかりますよね。
新型◯◯◯に効く、といった文言は法律で書けませんが、表現を工夫して、そういうニュアンスを伝えようとしているのかなという気がします。

もう一つ、ネイチャーメイドの含有量も25μgです。

もっと多いものとなってくると、輸入サプリメントです。
とても全ては紹介できませんが、人気メーカーのNOW FOODSで見ていきます。種類が多く25μgのものもありますが(1000IU国際単位÷40)、その倍の50μg(2000IU)もあるので、ガッツリ摂りたい方はいいかもしれません。

私のビタミンD摂取方法は・・・

続いて、私はどのサプリメントを飲んでいるのか、という話です。

私は、今紹介したいずれのビタミンDサプリメントも飲んでいません。
というより、ビタミンD単独サプリメントは飲んでいません。

私は、マルチビタミンミネラルに含まれるビタミンDで、その必要量を摂取しています。
ビタミンDの摂取単位はμg(mgの千分の一)と極小なので、商品を選べばマルチビタミンの中に必要量が入ってしまう場合があります。

私が今飲んでいるLife Extension というメーカー(輸入品)のマルチビタミンには、ビタミンDが50μg含まれています。

これを飲めば、ビタミンD単独サプリメントを飲まなくても、必要量を摂取できるということです。
私がこのマルチビタミンを選んでいる理由が知りたい方は、下記の動画をご覧ください。

ただ、なんらかの理由によって国産のマルチビタミンを飲んでいる方、そもそもマルチビタミンを飲んでいないという方は、先ほど紹介したサプリメントで25μg、30μg、または50μgのビタミンDを補給することをお薦めします。

ビタミンDの注意点

1つ目の注意点は、50μgをサプリメントで飲んだ場合、人(体重)によっては過剰かもしれません。ビタミンDの過剰症(即時性)には、食欲不振、嘔吐、神経の興奮などがあります。もしも症状があったら、すぐ減らしてください(商品替え、2日に1粒)

2つ目の注意点は、輸入サプリメントには50μgよりも多い商品があります。125μg(5000IU)や500 μg(10000IU)の商品もありますが、絶対にやめてください。

3つ目の注意点。ビタミンDはビタミンAと吸収において拮抗関係にあります。 ビタミンAに対してビタミンDの摂取量が優位になり過ぎると、体内でビタミンAが不足する可能性があります。

とくにビタミンDを50μg以上摂取する人は気をつけて下さい。
その場合はビタミンAのサプリメントも飲んだ方がいいかもしれません。ビタミンAの十分な摂取も必要です。

まとめ

ビタミンDには、骨粗鬆症予防以外にも風邪予防、インフルエンザ予防、アレルギー予防、がん予防などの重要な役割があります。
また、新型◯◯◯に対しても有効なのではないか、という声も多い注目のビタミンです。

ただ、そこまでの仕事をさせるのに必要な摂取量は、最低でも30μg、できれば60μgは必要ではないかと考えます。
国産ビタミンDサプリメントを見ると25μgから30μg、輸入サプリメントならば50μgの商品もあるので十分にカバーできそうです。

私はビタミンDサプリメントではなく、輸入品のマルチビタミンでビタミンDを摂取しています。
今飲んでいるLife Extension のマルチビタミンには、ビタミンDが50μg含まれています。

注意点として、
①50μgの摂取でも人(体重)によっては過剰かもしれない。
②50μgよりも多い商品(125μgや500 μg)は絶対にNG
③ビタミンDはビタミンAと吸収において拮抗する関係にあるので、ビタミンAもしっかり摂取してビタミンDとのバランスを取る必要があります。

この記事の内容については動画もアップしています。合わせてご覧ください。

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