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仕事が殺到するフリーランスになる方法

自慢に聞こえるかもしれませんが、

『仕事が入りすぎて困る』

と感じた経験があります。

ありがたい反面、
どうして自分にばかり仕事が入るのか
考えました。

「自分にばかり」というのは
個人の主観による意見です。

僕以上に仕事を受けている人はいますし、

「オマエ程度が忙しそうにすんな」

と思われる人もいるでしょう。

ただ、もし仕事が取れなくて困っているのであれば
今回の内容はヒントになると思います。

ちなみに今回の内容はかなり長いです。

最初に仕事が殺到するポイントを
まとめて紹介しますので
気になるところがあったらそこに飛んでください。

もちろん全部読む方が学びは大きいです。

そのポイントとは以下のようになります。

・特殊な技能を持っている
・仕事の対応速度が早い
・クオリティがずば抜けて高い
・コミュニケーションが円滑

仕事が殺到する理由1 特殊技能

特殊技能とは
仕事に活かせる特殊な知識や技術
のことです。

持っている人の数が少ない能力があれば
対応できる人が少ないので
仕事は格段に取りやすくなります。

ベタな例を出すと語学です。

イタリア語ができるとそれに関連する仕事が取れますし、
英語に比べてもできる人が少ないので
受注できる確率も高くなります。

また、専門的な仕事は単価も高いので、
収入を倍増させたい人には特におすすめです。

「専門的なスキルなんて持ってないよ」

という人も一度改めて考えてみましょう。

人は
『自分ができることを基準』
にしてしまいます。

なので、自分ができることは他の人もできる
と思い込み自身を平凡という枠組みに入れます。

ですが、そんなことはありません。

例えば、
清掃会社での勤務経験がある人は
清掃に関する専門的な知識や技術を持っています。

ここで大切なのは
一般の人が知っているかどうかです。

自分が凄いと思うかどうか関係ありません。

特殊技能を見つけたあとは
それをどこでどのように使うかです。

プラットフォームなどでマッチングができれば
一番簡単なのですが、それができない場合は
顧客がどこにいるのかを考える必要があります。

つまり、

清掃に関する知識や技術を必要としている

人は『誰』なのか
場所は『どこ』にあるのか
タイミングは『いつ』なのか

ということです。

例えばオフィスの清掃をするなら
『誰』は会社になり、
『場所』はオフィスです。

ただ、仕事を受注する際は『誰』を
もっと細かく分類しなければいけません。

必要としている人=依頼をする人
となるので○○課の決済権を持つ役職の人が
アプローチすべき対象となります。

また、『場所』を変えると仕事の幅が広がります。

例えば個人宅を清掃するのであれば
一軒家、マンション、アパートとなりますし、

もっと細かく分類すると
シングルマザーで掃除する暇がない部屋
独りで暮らしていて掃除が大変なシニア世代の家
なども清掃が必要かもしれません。

もっと大きな施設の清掃であればオフィス以外にも
レストランや介護施設、学校、公共施設など
清掃が必要な場所はいくらでもあります。

『いつ』というのは時節やトレンドになるのですが、
意外とここを考えない人が多いです。

例えば語学を使う代表的な仕事に
通訳やガイドがありますが、
仕事の需要が高い時と低い時があります。

ガイドの需要が高いのは当然観光シーズンです。

通訳であれば展示会や国際フォーラムなどの
イベントが多い時期は需要が高くなります。

この程度のことは経験がある人なら
気づくと思いますが、
トレンドを見逃している人が多いです。

トレンドとは中長期的に注目を集めている事象のことで
2020年の場合はコロナが大きなトレンドです。

「コロナと語学って何か関係あるの?」

と感じるかもしれませんが、
トレンドの周りには様々な需要が発生します。

例えばコロナに関するニュースです。

コロナは世界中で研究がされているので、
日本で報じられるニュースも海外が情報源に
なっているものが多いです。

しかし、情報伝達にはタイムラグがあり
数日遅れて日本で報じられることも珍しくありません。

そうなると海外のニュースの翻訳は需要があります。

また、コロナの影響で仕事が減った芸能人が
Youtuberになる例も増えました。

面白い配信者が増えると視聴者も分散されます。

その中でファンを獲得して再生数を増やすためには
字幕を付けたり外国語を取り入れて海外のファンを
取り込むことも考えなければいけません。

ここで翻訳という需要が生まれるのです。

このようにトレンドや時節に乗ると
一時的ではありますが、
仕事を爆発的に増やすことができます。

特殊な技能や知識を持っている人は
誰、場所、いつを様々なパターンで組み合わせ

『まだ他の人が気づいていない穴場』

を見つけると仕事を受注しやすくなります。

仕事が殺到する理由2 仕事の速度

「本当に専門的な知識や技術を持っていません」

という人は別の角度で仕事を取る必要があります。

その中でもクライアント側が嬉しいのは
『納期が短い』ことです。

一般的にみて、
外注するよりも社内の人間が対応する方が
進捗確認やコミュニケーションが円滑です。

それをわざわざ外注するということは

よほど社内にリソース(余力)がない
社内でやると非効率的になる

と推測できます。

そして、その業務量が多い場合は
短い納期で片付けてくれる人が重宝されます。

特に単純な作業であれば
効率が良い人ほど優遇されるので、
継続して依頼される可能性も高くなります。

ただ、中には

「そんなに作業が早くない」

という人もいると思います。

その場合は、土日祝も対応可など
融通が利かせられるようになると喜ばれます。

これは個人的な経験ですが、
金曜の夕方くらいに連絡が来て
「週明けの月曜の朝までに納品してほしい」
という依頼が何度かありました。

土日は休みたいという人には向きませんが、
融通が利く人はクライアントにとっても
ありがたい存在です。

ということは相手も関係を繋ぎたいと思うので
優先的に仕事が振られます。

クライアントにもそれぞれ事情があって
外部に仕事を依頼しているので
それを汲み取って対応できるようになると
仕事を獲得しやすくなります。

仕事が殺到する理由3 クオリティ

「クオリティが高いのは重要です」

と、
ありきたりなことを言うつもりはありません。

クライアントからしてみれば
外注=プロ(もしくはセミプロ)に依頼している
という認識です。

となると依頼した内容に対して
100%の成果は『最低条件』になります。

それさえできない人は
2度目はないと考えるのが自然です。

継続して依頼してもらうためには

『120%の成果が最低』

という考える方がいいです。

可能なら200%でも300%でも
できるだけクオリティの高いものを提出します。

「どうやってクオリティを上げればいいの?」
「そもそもクオリティって何?」

という人もいると思います。

仕事の内容によって
クオリティの考え方は様々です。

例えば記事を書くライティングの仕事だと
記事の質がクオリティになりますが、
文章力を上げるには時間がかかります。

「じゃあ初心者には無理なのか?」

いえ、そんなことはありません。

ライティングの仕事は基本的に
文書を作る際の構成に沿って作業をしますが
指示がわかりにくい場合があります。

その際、クライアントに確認を取る
というのは大事です。

ですが、
それほど重要でない部分であれば

『あえて確認を取らない』

という選択もできます。

確認を取るという作業は
1往復分のやり取りが増えることを意味します。

つまり、相手の時間を奪っているのです。

指示が不明確なのはクライアントの落ち度ですが、
先にも述べたように外注している時点で
クライアント側の手は足りていない可能性が高いです。

相手の時間を奪うよりも
先に記事を完成させて提出し、

「指示が不明確な部分がありましたが、
こういう解釈で作業進めましたので
間違いがあればご指摘ください」

という連絡をするとどうでしょうか?

記事の確認とフィードバックは
絶対にしなければいけません。

納品連絡と返信の1往復はデフォルトということです。

仮に解釈が間違っていたとしても
返信の時に修正依頼をすればよく、

解釈が正しくて、修正が不要なら
校了の連絡をするだけで終わりなので
デフォルトの1往復で済みます。

事前に確認するよりも
相手方の手間を省けたことになります。

つまりは、

・求められた以上の仕事をする
・相手の手間を減らす

どちらもクオリティが高い仕事ということです。

ただ、これには注意点があって

・依頼の本質とはあまり関係ない些細なミス
・7、8割の確率で正解が予想ができる事態

ということが前提です。

間違った方向性で仕事を進めると
かえって手間を増やすかもしれないので注意しましょう。

簡単にまとめると高いクオリティというのは

・クライアントの満足度が高い仕事をする
・クライアントの作業負担を軽減する

このいずれかということです。

もっと言えば、
仕事内容やクライアントによっては100%の成果を
出してくれれば十分というケースもあります。

なので、相手の手間を減らす方が
喜ばれる可能性は高いです。

仕事が殺到する理由4 コミュニケーション

「コミュニケーションで仕事が取れるの?」

と思われるかも知れませんが、
クライアントも人間です。

特にメールやチャットなど非対面型の
コミュニケーションがメインになると
ささいな行き違いが生じやすくなります。

また、クライアントはたくさんの
外注を抱えているのでやりとりも大変です。

「この人面倒くさいな」

と思われたら終わりです。

なので、コミュニケーションには
気を配る必要があります。

具体的にどんなことに気をつけるのかというと

言葉遣い
レスポンスの速度
連絡する時間
やり取りの回数

などです。

言葉遣いは丁寧であればいいわけではなく、
相手の担当者によって使い分けるのがベストです。

カッチリしたコミュニケーションをする人であれば
あまり砕けた感じは出さずに
取引先という距離感の方が良いかもしれません。

フランクな人にはあまり堅苦しさを出さず
失礼のない程度にラフな感じが良い場合もあります。

レスポンスの速度は早ければ早い方がいいです。

緊急の依頼や急な内容変更に対応できるようにしましょう。

連絡する時間とは相手は会社員なので
勤務時間を考えるということです。

仕事の連絡を深夜や早朝にする人がいますが
スマホで連絡管理をしている場合、
通知が迷惑になるかもしれません。

「考えすぎじゃない?」

と思うかも知れませんが、
長く関係を続けていく上で『配慮』は大切です。

クライアントは仕事のパートナーという関係性です。

配慮を欠いた対応をしていると
仕事を依頼されなくなる可能性は十分にあります。

最後のやり取りの回数は前述したように
相手の作業負担を減らすためにも
できるだけ少なくする方がいいです。

そのためにも質問はまとめてするなど
回数を減らすための工夫をしましょう。

一番重要なことはクライアント選び

ここまで全てを読まれた方は、

「クライアントへの配慮が大部分」

であったことに気づいたと思います。

他社から仕事を受ける以上、
配慮は重要ではあるのですが、
外注に気を遣わせてばかりの企業は問題があります。

そもそも企業と外注は相互扶助の関係であり、
お互い仕事がしやすくなければうまくはいきません。

もっと言えば、

外注の扱いが雑な会社は社員教育が不十分なので
取引先や顧客にも失礼な対応をしている
可能性があります。

そんな会社の将来は安泰とは言えません。

フリーランスとして働き続けるためには
とにかく仕事を獲得して実績を積み、
特定の分野のプロフェッショナルになるのが
一番の近道だと僕は思っています。

プロフェッショナルとして認められれば
仕事の受注には困らなくなりますし、

有名デザイナーやカリスマ美容師のように

『自分が対応する』

ということが価値になると
仕事の単価も高くなります。

そうなるための第一歩として、

駆け出しの時はクライアントに配慮して
たくさんの仕事を受ける必要がある

ということです。

ある程度仕事が取れるようになれば
やりにくい会社は自ら切っていくことも
効率アップを図る上で大切です。

長くなりましたが、
現在仕事が取れずに困っている人は
今回の内容を参考にしてみてください。

TAKA

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