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40歳、戦略的無職はじめました

はじめまして。
「やまぐち」と言います。

会社を辞めて無職を始めてちょうど1年が経ちましたので、
備忘録として残すことにしました。

さかのぼること2年前、自ら無職の道を選びました。
そうなった理由は次の通りです。

  • 理由1:積もった不満

  • 理由2:求められる業績がプレッシャー

  • 理由3:人生の折り返しを過ぎた

前職は東京のITベンチャー企業です。
23歳で入社し18年間在籍。技術見習い&雑用をこなしつつ、マーケティング職と営業職を担当しました。

マーケティングや営業と言いつつ、業務用ツールをプログラミングして作ったり、仮想マシンでLinux環境を構築したり技術的なこともやっていました。

そんなマルチな働き方をして18年、運の良さも味方し、売り上げは20倍。東証への上場なんてイベントも経験しました。

私自身もそれなりに出世しまして、最終的には取締役になりました。

理由1:積もった不満

社長とそりが合わない。

業績が上向いたせいか、社長が妙に自信をつけてしまい、あれこれ指示を出し始めたのです。それまで会社に出てくることも少なく、ほぼ何もしていなかったというのに…

「能力がないのに偉い人」というのは厄介なもので

  • 無茶な目標を掲げる

  • 目標達成は簡単だと言い出す
    (具体的な戦略はないし、言い出しっぺはやらない)

  • 無茶な目標が達成できなかった場合の責任は誰かに押し付ける

例えば、「来年度の売り上げ目標は10倍増な。売り込める会社は星の数ほどあるんだから目標達成は簡単だろ。やり方は自分たちで考えろ。失敗したらボーナス無いからな。」「夜間土日対応の新サービス始めるぞ。夜間土日は自宅で電話待機な。待機中は給料は出ないけどよろしく。」みたいな。

社長の荒ぶる指示に対して「現実的ではない」と反対するも聞き入れてもらえず、泣く泣く着手することになりました。

みんなのやる気がガタ落ちしてしまったことは言うまでもありません。

理由2:求められる業績がプレッシャー

私はマーケティングや営業の担当でしたが、技術的な知識があったため、ITエンジニアとそれ以外の人とのハブ的(端的に言うと通訳係)な役割を任されていました。
自分で言うのもなんですが、そんなスキルを持つ人は希少です。あれよあれよで30代中盤には部長、その数年後には取締役になりました。(自分でもビックリです。)

ということで業績UPの期待をされてたのでしょう。
しかし、社長がぶち上げた数々の(クソ)プロジェクトはいずれも敗戦処理。その対応に多くの時間を費やしてしまい、順調に成長してきた本業の業績まで伸びなくなりました。

その責任はわたしにあるそうです…理不尽じゃね?

理由3:人生の折り返しを過ぎた

「本当にこの仕事を定年まで続けるのか?」と考えるようになりました。
次から次にストレスを抱え込み、休日も仕事のことを考え、プレッシャーに追いつめられる人生でいいのか?本当にいいのか?本当に?自問自答。

社長に対する不満はあるものの、ITの仕事自体は嫌いじゃない。上場企業の取締役の立場で、給与もそこそこ貰っていました。

辞めるのは勿体もったいない。結論は出ている。
でも念のため残りの人生の時間を逆算してみる。なぜなら、私の家系は短命で60代でなくなる人が多いのです。(知る限り最長寿が75歳)

既に40年を消費した私の人生は残り30年。(70歳で終えると仮定)
んで、ある程度まともに動けるのを60歳ぐらいまでとすると、体を動かす趣味をやれる残り時間は約20年しかない。

「今の仕事を続けていては、やりたいことができない」
「限りある時間を仕事に全部使うのっておかしくないか?!」
「やり残しが無いように生きなきゃ後悔するよね?」

そのように思い至りました。
もはや戦略的な決定は無く、衝動的に退職を決意。
恰好かっこうをつけようとしたタイトルに哀愁あいしゅうを感じます…)

よもやよもや、就職氷河期世代の私が会社を自ら辞める日が来るとは思いもしませんでした。

会社を辞めても大丈夫なのか?

生計を立てていけるのか正直わかりません。
しかしながら、会社に所属せずともなんとかなる自信はあるんです。経営、マーケティング、営業にたずさわれたのは運が良かった。たぶん自分ひとり食べていけるぐらいに稼ぐ方法はいくらでもある。
テクノロジーが進歩した今、個人で事業を始めるハードルが低いですし。今後は人手不足も加速するでしょうから。
(サラリーマン時代に積み立てた投資と貯蓄もありますし。)

今、”衝動的”無職がやってること

大分県におんぼろの中古物件を買いました。
趣味だったDIYの規模を拡大し、ボロ屋をDIYリフォームしています。

解体中のおんぼろ物件

重いものを持ったり、足場の悪いところで作業してると思うんですよね。まだ体が動く年齢で仕事を辞めて良かったと。むしろ、DIYリフォームを楽しみたくて仕事を辞めたと言っても過言ではありません。

ということで、そんな地方移住の日々をDIYリフォーム、趣味などを中心に noteで書き記していこうと考えています。

おわりに

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