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ささやかな贈り物を

この世界はプレゼントしたくなるもので溢れている。


すてきだと思うものを見るたびに浮かぶ人。
浮かぶ心。


特別な日でも感謝の返礼でもないのに、
ただただ何となくだけど、

心のそこから贈りたいと思える人がいるならきっと、
その人の感覚が大好きなんだと思う。


だから、これを渡した時の反応を知りたいだとか、
これをみてどんなことを考えるのか気になる、
なんて思う。

あなたの感覚をもっともっと知りたいとおもうから。

そして何より、
喜んで欲しい、幸せな気持ちになって欲しい、
笑って欲しい。

あなたを試したいなんていうものでもなく、
そんな小難しい答えなんかより、

あなたの嬉しいという感覚に少しでも近づけたらと思っている。



反対に僕の受けたこの感じをあなたにも感じて欲しいなんていう感覚もある。


“感覚”は孤独だけど、陽気だから。

家の中に1人ぼっちでも、
彼らしさは満遍なく行き渡っているけど、

外に出ることの楽しさも知っている。
頷いてくれるあなたかいるのならそこへ行きたい。

だから、プレゼントしたくなる。


そして、これは単に“物”ではなくてとも。




ありがとうとおつかれさまを繰り返す日々。

綺麗な空を贈り合う日々。

月の満ち欠けは、
世界中どこにいても同じだと感じられる日々。

この日々がいかほどに尊いか。


それを言葉にして
贈り合える人がいることがどれほど幸せなことか。




頑張った時に伝えたくなる人、

美味しいものを食べた時に笑顔が浮かぶ人、

空を見上げた時に
思わず息の漏れたような詠嘆の声が聞こえてくる人、


それは、
僕にとって大切な人たちだと思う。



僕の心を優しくしてくれてありがとう。

今日も世界のどこかで、
蕾を眺め微笑んでいるのでしょう。

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