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パノラマ

目を閉じることを忘れていないだろうか。


空。


夜の静けさのなかで、
光の喧騒を追いかけてしまっていないだろうか。


空。


窓の向こうで星空は広がるのに、川は流れるのに、
文字の放つ、
疑いや迷いというものにほだされていないだろうか。


この空の全てを見た人と、
何ひとつも見なかった人は、
どちらが想像力があるのだろうか。


空想に耽けることができるのは、

空を見た人なのか。

空っぽの人なのか。

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