デザイン雑記_1 : 宝石の国 / 市川春子氏
当noteは様々なプロダクト/サイト/サービス etc の中で見えてくるデザイン仕事を調べ、「デザイン」って何なのか を考察しよう、という内容です。
が、
第3回目となる今回は第1回、第2回と続けて来た「世界のキッチンから」の考察、となるはずでしたが、諸々やってるうち「時間かかりそうだな」と。考察途中です。
それで今回、間を繋ぐ為に「番外編」として「個人的に現在進行形で気になっている事」を取り上げ紹介します。
「デザイン雑記_番外編」、箸休め的記事です。「世界のキッチンから」考察最終回は次回…
番外編雑記は、2017年10月にアニメ化される、バトルファンタジー漫画「宝石の国」市川春子氏著 を取り上げます。
作者の市川春子氏は元エディトリアルデザイナーでしたが、「ひとりで企画、編集、デザインまでやったら楽しそうだな」と思い漫画を書き始めたそうで、
そんな経歴の持ち主でもある為か、自身の作品の装丁は全て手がけているそうです。
同作品のあらすじをざっくり説明すると「宝石達が自分たちを採掘しに来た敵と戦う」という内容ですが、
単行本カバーに施されているラメ装丁など、「宝石」というモチーフが表現され作品の世界観の演出がされています。
こだわりを感じますね。
また、タイトルのフォントデザインについてですが、
行書で「宝」や「国」の「玉」の部分を書くと、真ん中の横線はぐるっと回転させて描く筆跡がつくのですが、
A1明朝体(漢字はA1明朝体かと思われますが、ひらがなはわかりませんでした)をベースにしながら、その行書表現を組み合わせデザインしてるところにも、こだわりを感じます。
話は変わりますが、同作品での人体の描かれ方についてですが、
何となく私的に思い出すイラストレーターが2名おります。
ひとりは、 林香苗武氏と
もうひとりは、 黒川ナイス氏です。
いろんなイラストレーターの方がおられると思いますが、
「長めの手足で画面をダイナミックに構成する描かれ方」は流行のひとつでもあるし、ファッション業界にも親和性の高いイラストなのかなと思います。(ジョジョとルイ・ヴィトンのコラボしかり)
今後「宝石の国」、どんな展開を見せるのか楽しみにしつつ、以上、番外編でした。
雑記ということで散漫な内容になってしまいましたが、読んで頂きありがとうございました。
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