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2023 Mt Tamalpais State Park

August 5, 2023 
誕生日ハイキング

今週末は車で1時間足らずでいけるMt Tamalpais State ParkのTamalpais山にハイキングに出かけた。

8月5日は旦那の誕生日。
またNapaや温泉地へのショートトリップを考えたが、最近はWest Nile Virusの発生の報告が盛んだったため、結局どこも行かずデイハイクをしようということになった。

先週自転車で渡ったゴールデンゲートブリッジを渡る。今日も相変わらず霧がかっていた。

タマルパイス山(Mt Tamalpais)。色々トレイルはあったが、とりあえず東側の山頂、ファイアールックアウトを目指すことに。

バイクルートや車(許可された)が通る道がトレイルと重なる部分が多く、どうしても急斜面が多い。上りもしんどいが、下りもしんどそう。何度も滑っている人たちを見かけた。

直射日光が強く、思ったより暑くなるので、注意が必要だが、途中から日陰のルートになり、少し楽になった。ただ、日陰のルートから傾斜は厳しくなり、結局、しんどいままだった。

昼ごろになってしまったため、動物には会うことができなかったが、鳥や虫を写真にとる機会は時たまあった。

Argia vivida(イトトンボ)とのこと。

アンナハチドリ、かもしれない(最近のiPhoneが画像をもとにAIを使って種を同定してくれる)。

皮がめくれているような見たことがない木やコケの生えた木。

たまに景色が開けると、サンフランシスコの市街やベイブリッジが見えたりもする。まだまだ霧がかかっていて、雲海がすごい。それがとても幻想的でめちゃくちゃ綺麗。

ずっと上りが続き、直射日光と重なって、途中で少しバテてしまったが、なんとか東側頂上に到着。駐車場に出る。車でも登頂できるため、結構な人がいた。ちなみに駐車場は有料となる。

水分補給をして、さらに500mぐらいあるけば、ファイアールックアウトに到着する。ここでは360°の景色が楽しめる。

雲海は相変わらずそこにあって、ゴールデンゲートブリッジは霧か雲に埋まっていた。

駐車場には、タマルパイス山の歴史が学べる小屋(ミュージアム)がある。

ちょうど旦那がトイレに行っていたので、先に行ったら、レンジャーのおじいさんが色々教えてくれ、今のトイレも昔のTavernの建物の一部とか。昔は観光の名所で、なんと200を超えるカーブを辿って、ミルバレーから鉄道で山頂まで来ていたらしい。

ちなみにトイレ。水洗で綺麗だったらしい。

"Crookedest Railroad in the World"と呼ばれていたとか。

1923年に火事で消失し、同じ規模のTavernの再建は行われなかった。

もう写真という技術が確立していたため、途中で行う記念写真がパノラマで残っていた。当時の雰囲気がよくわかる。レンジャーのおじさんもみんなスーツやドレスを着ていたんだよーと言っていた。

家事の原因はキッチンからの出火と言っていたが、よくわからないらしい。

当時の機関車は山登り用にローギアでの設計であったみたいで、模型が設置されていた。下りはブレーキ一つのトロッコみたいな乗り物で下るアトラクションで、最も長いローラーコースターだったそう。

思いのほか面白い話が聞けたので、満足し、真ん中の頂上を目指す。

こちらも、バイクトレイルとシェアのため、歩きやすいがスイッチバックしておらず斜度が比較的きつい。

頂上は誰もいなくてアンテナしかなかったので、少し景色を堪能し、次に向かうことに。

西側にも頂上があるのだけど、トレイルで直接つながっておらず、車道をぐるっと回る必要がある。今回は西側の頂上はパスして、West Point Innを通って下山することに。

トイレや外のデッキは登山者やバイカーにオープンで結構な人が休憩をしていた。予約すればロッジに泊まることができるみたいだ。

マウンテンライオンも出没する可能性があるらしく、注意は必要だけど。

さらにアクセスはハイキングかバイクに限るそうだ。INNには車でアクセスできるのだが、それはスタッフのみなのかもしれない。
ウェブサイトの写真を見る限りとても良さそうな部屋なので一度は泊まってみたいと思う。
これまで私たちが山に泊まるといえば、フル装備のバックパックで、テントもマットも食べ物も水も全部持参するものばかりだった。一度も山小屋でできた食事を食べたり、布団で寝るということをしたことがない。一度は楽をしてみたい。

など考えつつ、下山を続ける。
本当に下りが続く。時たま山の中に入り、レッドウッドの群生にあったり、直射日光に当たったり。

ワシかタカのような鳥が近くにきて、ちょっとびびった。私たちが狙われたのかは不明だったが、かなり近くまできた。カメラのレンズが反射したのを狙われたのかもしれない。

AIによると鳥は「ヒメコンドル」だった。

ファイヤーデパートメントに到着。
なぜかCHP (カリフォルニアハイウェイパトロール)のヘリが離陸したところで、何があったかは不明のままヘリは飛び立っていった。

駐車場に戻り、ゴール。

近くにこんなに楽しめるトレイルがたくさんあるので、やはりカリフォルニアはいいところだなと実感。

(終わり)

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