国境沿いの街
乾いた風。
照りつける太陽。
街中に溢れるメキシコ人。
そんな街、テキサス州エルパソ。
私が留学していた街。
なんか事件が起こりそうな文章ですが、安心してください。たまにコカインが100kg単位で密輸され、事件になるぐらいが関の山です。キル・ビル2の冒頭の教会シーンもエルパソで撮影されていましたっけね。
学校の先生から「なんでエルパソに来たんだ?」と聞かれ、「英語の勉強だよ」と答えたら、鼻で笑われたこともあったけかなぁ。それぐらいスペイン語が飛び交うアメリカ屈指の密入国者が多い街エルパソ。そんなことは日本にいる頃は知らず、ただ学費が安く国境が見えるというだけで
エルパソという街を選びました。
まぁ、なんというか明るい街でしたよ。珍しく雨が降ればマンションの住人総出で廊下に出てきて、タバコ吸ったりビールを飲んだりする。私がとある一匹の子犬を友人から預かったら、禁止のはずの犬飼いさんたちが増える。たまに洗濯物が盗まれる。サバイブするには適した環境と言えるし、そこら辺に目を瞑っておけば陽気なメキシカンが「Hey, brooo!」とスペイン語訛りの英語で語りかけてくるそんな街外れのアパートに一人暮らしをしていました。なんともすごいアパートを学校は紹介してくれたものです。
ちなみにそんな環境で暮らしていた日本人は学校始まって以来らしく、「こいつ金ねぇな」ということで今まで日本人に紹介してきたアパートより2〜3ランク下、つまり底辺層のアパートにぶち込んでくれたのです。しかし、これは私にとってラッキーだったと言えます。
なにせ見知らぬ土地で一人暮らしといえば、孤独になりがち。しかし、アパートの住人は「ジャパニーズがきたぞー!」と面白がってフランクに話しかけてくる。まぁ、大抵「タバコくれ!」って話でしたが。それでも、英語のコミュニケーションを取るという意味では向こうからチャンスをくれるという環境でした。だから、私の英語は汚ないです🤣
朝から午後3時過ぎまでは学校、家に帰れば身体のエクササイズと実践英語のエクササイズ。丁寧な英語とラフな英語を学べる環境でした。
でも、基本的に英語力向上の秘訣は文法を覚えて、とにかく口に出すことでした。ネイティブの本気スピードの英語にはついていけませんでしたが、相手が丁寧に話してくれればどうにか理解できるレベルまでリスニング能力も上がりましたね。
それとえらく痩せて帰国しました。-8kgぐらいは痩せたのかな。その理由というのが、ノンストレスだったから。普通ならアメリカの食事はカロリー高めだし、孤独に苛まれてヤケ喰いをしたりとあるのでしょうが、私にとっては自分のことを知らない人ばかりで、将来のことや研究について考えることもなかったのでノンストレスだったのです。それと暇さえあればエクササイズをしていたのも痩せた要因の一つでしょうね。
なんだかエルパソの話していると、当時のことを思い出してダラダラ書きそうなので、いったんこの辺りで締めましょうか。
前回「パワーストーン」の話がでましたが、実はこれ和製英語なんですね。正確にはgemstone braceletというのが正しい英語です。いま私は琥珀とギベオンのブレスレットをつけています。あんまり意味は考えず、「琥珀って綺麗だよなぁ」と思ってパートナーに作ってもらいました。
それと藤井風さんの曲「MATSURI」、聴きました。パワフルだけど、どこかアンニュイな雰囲気かあって良い曲ですね。それとキリンジのエイリアンズもカバーされてましたよね。あの力の抜け具合で音を出されると、こちらもリラックスできて不思議なひとだなぁと思わされました。ということで、原曲のキリンジのエイリアンズでも貼っておきましょうか。
フランス語、もうちょっとで母音の話が終わるので、もうちょっとだけ頑張ってみましょう。肩の力を抜いて、そんなもんかと思ってやれば良いんですから。「なんとなく発音できるようになる。」ワインの銘柄が読める、ケーキの名前の意味がわかる、そんなレベルを目指していきましょう!
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今回のプチ・フランス語講座。
フランス語には特有の発音として「鼻母音」があります。鼻母音とは、口と鼻から同時に息を出して発音するもの。「アン」と「オン」が、それに当たります。実際に見ていきましょう。
an(am) / en(em)→「アン」と発音。深い音なので、「オン」に聴こえるかも。例えば、enfant「子ども」という単語には、enとanが入ってますね。そして、語尾の単独の子音は発音しないルールでしたね。だから、「アンファン」と発音する。
次の例は、レストランrestaurant→res-tau-rantと分解できます。えっ、なんで?と思うかもしれません。それは、子音が2つ続くときには、その間が音節の切れ目となるので、このように分解するのです。そして、auの発音を覚えていますか?そうです、「オ」です。そして、eanfantと同じく、語尾の単独の子音は発音しない。だから、「レストラン」と発音するのですね。
続きますよ〜。
in(im), un, ain(aim)→日本語の発音に近い「アン」です。例えばグラタンgratinは、最後にinが入っているので、tとくっついて「タン」となります。他の例も見ておきましょう。
プランタン(春)printemps →冒頭にinが入ってますね。だから、「プラン」だし、emも入っているので「タン」と発音するのですね。
数字の「1」はunと綴られるので、そのまま「アン」と発音すればOKです。
これで、母音の基本的な発音ルールは終了です。おめでとうございます🎊細かい例外はあるのですが、出てきたときにやれば良いでしょう。
次はフランス語特有の響きを持つ子音rとsをやっていきましょう。それではまた次回!
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