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英語学習を野球に例えてみた。

英語学習デザイナーのTake-sea.Kです!

今回は英語の学習フェーズを「野球」に例えてみようと思います。

あなたは野球を始めることになりました。でも野球はテレビでなんとなく見たことある程度。でもやるからには一生懸命やることを決意します。そして立てた目標はもちろん「試合で勝つ!」

試合に勝つ = 英語でスムーズに意思疎通ができる

と定義しますね。

さて右も左も分からないあなたは、何から手をつければいいでしょうか。一緒に見ていきましょう。

1. 良いチーム・良い指導者を探す

まず野球チームを探してみましょう。そこには経験豊富で教え方が上手な指導者がいるはずです。その方は何度も試合に負けては勝ってを繰り返してきた大先輩。初心者が何につまずき、どこでモチベーションが落ちるかを熟知しています。また一緒に闘うチームメイトは切磋琢磨して目標を達成する仲間となります。

Tips
英会話スクールや英語講師/コーチと接触を図り、常にモチベーションを維持できる環境を作りましょう。一人きりで始めると迷子になり挫折に繋がる恐れがあります。

2. ルールを理解する

球を投げてみたり、バットを振ってみたり、とりあえず見よう見まねで「触れてみる」というのは大切です。ですが実際に相手がいる試合になるとルールが必要となります。

ルールというのは滞りなく試合を進めて、公平に勝敗をつけるために存在するものです。ヒットを打って三塁に走らないように、ボークで進塁させないように、全プレイヤーがフィールドで守るべき絶対的ルールを理解しましょう。

Tips
英文法が英語のルールです。それはストレスなく意思疎通が図れて、相互理解の上で会話が終了するために存在するもの。英文法は一度マスターすれば終了。The sooner the better(早ければ早いほどいい)です。

3、素振りをする・ノックを受ける

ルールを理解しただけでは試合には勝てません。とにかく反復練習(素振り、ノック)が必要です。練習とは意識してしかできないことを、無意識にできるようにすることです。そしてここで重要なのが守破離の精神。

守:基本型を守る
破:基本型を守った上で定型を破く
離:基本型を守った上で定型を破り基本型を離れる

急にイチローの素振りをマネしてはいけません。菊池のフィールディングをマネしてはいけません。まずは基本の型を体に覚え込ませるために、徹底的に反復練習します。ここを軽視すると絶対に伸び悩みます(経験談です)。

Tips
英文を書く→チェックしてもらう→丸覚えする→使う
。このサイクルをひたすら回し、頭でなく体(口)に覚えこませます。頭で覚えている程度では試合で発揮できません。そのためにも効率のいい練習法を教えてくれる、英文をチェックしてもらう指導者は必要です。

4、実戦練習をする→たくさんミスをする

ここまできたら実戦形式でプレーできますが、頭でイメージする華麗なファインプレーとの落差に落ち込むはずです。緊張感もありたくさんミスもします。でもそれでいいんです。実戦練習はミスから課題発見→修正へつなげる絶好の機会です。そこに勝敗はつきません。

Tips
英会話スクール、オンライン英会話、これらは練習の成果を試すところ。つまりミスをたくさんするところです。自分が思っているほど相手はミスを気にしていません(ネイティブじゃないんだから)。重要なのは伝える意思と修正する意識です。

5、本当の試合→勝敗がつく

さぁ本番がやってきました!緊張しますね、不安になりますね。でもあなたは人一倍練習に取り組んできた。あとは思いっきり楽しんでプレーするだけです!ギリギリで試合に勝つ時もあります。ボロ負けする時もあります。でも無駄なことは何ひとつありません。すべては次の試合に繋げるための材料です。諦めないことで、「あれ?いつのまにか2軍から1軍に上がってた」という無意識レベルアップが確実にやってきます。

Tips
街での道案内、海外での現地コミュニケーション、英語プレゼン、うまく行く時もあれば失敗する時もあります。また3に戻って同じことを繰り返していきましょう。

英語の上達は坂ではなく階段です。停滞→上達→停滞→上達。この停滞期間を“Plateau(プラトー)”と言い「高原」という意味もあります。

そしてこの停滞期間が全体の約80%(経験談です)。つまり何かを習得する上での8割は上達をまったく感じない辛抱の時期です。Practice makes perfect(継続は力なり)

今まで数多の参考書、サイトを読み漁り、そして英語習得者に会ってきましたが、すべて今回紹介した学習フェーズを土台として手を変え品を変えやっているに過ぎません。

基礎は長い歴史を辿って淘汰されたもの。そして先人の知恵の集結がルール。本当のプロというのは難しいことができるのではなく「どんな状況でも基礎を完璧に再現できる人」と思っています。

試合に出たい方、勝ちたい方、まずは実戦練習をしたい方、勝利までの道のりをデザインいたします。

(ちなみに私は高校野球の強豪校出身です。イニシャルで言うとPLです。あいにく野球はやっておりません)

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