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BaaSの意味とは?【 FinTech・金融、ブロックチェーン、サーバー・クラウド】

最近、SaaS(Software as a Service)を始め○aaSみたいな言葉がよく使われるようになってきていますよね。

その中でも、BaaSは複数の意味を持ち、業界によって意味することが変わってきます。

BaaSとは以下の略として用いられることが多いです。

Banking as a Service(FinTech、金融)
Blockchain as a Service(ブロックチェーン)
Backend as a Service(クラウドサービス、サーバー)

この記事では、それぞれの意味についていきます。

※時間がない方は、まとめまで飛んで下さい。

Banking as a Service / FinTech、金融領域

BaaSがBanking as a Serviceとしての文脈で用いられる場合には、以下の意味である場合が多いです。

BaaS(Banking as a Service)とは、預金、為替、融資、与信などの既存の銀行が提供しているサービスや決済、e-KYC、債券回収、後払いなどのサービスをAPIなどを通じて簡単に導入できるサービスのこと。

つまり、一般の企業などが銀行業などの取得が難しいライセンスなどを取得しなくても、銀行と同じようなサービスを提供できるようにするためのサービスのことです。

Minna no BaaSというサービスの説明動画にわかりやすいイメージがあったので、画像を貼っておきます。

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画像:Minna no BaaSの説明動画

Banking as a Serviceの代表的なサービス

Wallet Station / インフキュリオン

Minna no BaaS / みんなの銀行

https://baas.minna-no-ginko.com/

Fimple Platform / H.I.F.

Blockchain as a Service / ブロックチェーン領域

BaaSがBlockchain as a Serviceとしての文脈で用いられる場合には、以下意味である場合が多いです。

BaaS(Blockchain as a Service)とは、クラウドベースで提供されるブロックチェーンの開発・運用の為のプラットフォームのこと。

簡単にブロックチェーンのサービスを簡単に開発・運用するためのサービスということになります。

Blockchain as a Serviceの代表的なサービス

Amazon Managed Blockchain / Amazon

AWS Blockchain Templates / Amazon 

IBM Blockchain Platform / IBM

Azure Blockchain Service / Microsoft

Quorum Blockchain Service / ConsenSys

Blockchain as a Service / Alibaba

Backend as a Service / クラウドサービス、サーバー

BaaSがBackend as a Serviceとしての文脈で用いられる場合には、以下の意味である場合が多いです。

BaaS(Backend as a Service)とは、クラウドベースで提供されるモバイルアプリの開発・運用の為のサービスのこと。

簡単にいうと、モバイルアプリを簡単に作るためのサービスのことです。

モバイルアプリの開発や運用に用いられることがからmBaaS(mobile Backend as a Service)とも呼ばれます。

Backend as a Serviceの代表的なサービス

AWS Mobile Service / Amazon

App Service / Microsoft

Firebase / Google

Cloud Endpoints / Google

BaaSのまとめ

・Banking as a Serviceとは、一般の企業などが銀行業などの取得が難しいライセンスなどを取得しなくても、銀行と同じようなサービスを提供できるようにするためのサービスのこと。
・Blockchain as a Serviceとは、簡単にブロックチェーンのサービスを簡単に開発・運用するためのサービスのこと。
・Backend as a Serviceとは、モバイルアプリを簡単に作るためのサービスのこと。


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