妊娠発覚後に読んで影響を受けた漫画『コウノドリ』

すごく話題になったし、ドラマ化もしている大ヒット作なのに、何故か過去は食わず嫌いして読んでいなかった『コウノドリ』

自身の妊娠をきっかけに、妊娠についてもっと知りたいと思い、『コウノドリ』を手に取りました。もちろん、産科医の視点からの漫画なので、一般的な妊娠に関する知見が得られると思うと期待はずれになるかもしれません。(参考になる話はたくさんありますが)

それでも、読む価値はとてもあると思います。素晴らしい作品でした。

『コウノドリ』第一巻にこんな一節がありました。

出産は病気ではない
だから患者もその家族も安全だと思いこんでいる
しかし毎年この病院で行われる、約2千件の出産で
およそ300件の出産は命の危険と隣り合わせだ
その小さな命が助かるときもあれば助けられない時もある
100%安全なんてありえない それが出産

300/2000件という数値に驚きました。約15%は命の危険と隣合わせ。

自分が妊娠していることも相まって、感情移入が半端なく、全32巻すべて読務中で何度泣いたか数えられないほどです。

命の尊さも、お医者さんの仕事の尊さもすごく痛感することになりました。
妊婦検診で面倒見てくださっている先生方も、こんな世界と対峙しながら向き合ってくださっていると思うと感謝の気持ちが違うレベルで湧いてきます。

妊婦になって、「お体大切にしてね」と色んな方にお声がけいただきましたが、15%が命の危険と隣合わせであることを考えたらそう言われる理由も分かる気がしました。

まだ私の子供は産まれていないということを考えれば、どうなるかはわからないですよね。
今のところは23週のときに切迫早産気味になったこと以外は、順調に経過しているようですが出産が終わるまで気を抜かずに過ごしていきたいと思います。



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