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沖縄にある世界レベルの大学院「OIST」

2019年6月にイギリスで発表された、質の高い論文の割合が高い研究機関ランキングで、沖縄科学技術大学院大学 通称「OIST」
東京大学の40位を上回る日本トップの9位に選出された。

2011年に設立されわずか8年でここまでの成長を遂げた理由は
豊富な資金力にありました。

OISTとはどんな大学?

OISTとは沖縄県恩納村にある沖縄科学技術大学院大学のことです。

科学分野の5年一貫制博士課程をおく学際的な大学院大学で、
国内外から優れた研究者を集めて質の高い研究を行い、世界レベルの研究拠点を形成を推進し、沖縄における技術移転およびイノベーションを促進する知的クラスターの核となることを通して、世界の科学技術へ寄与する。
日本政府の主導により、創設されました。

OISTでは、在籍している人間の半数以上を海外から採用しているため
共通語は英語となっています。

難しい話であまりイメージが湧かないかと思いますが、簡単に言うと
世界最高水準の研究施設世界レベルの研究が行われている大学院ということです。

なぜ沖縄にあるのか

沖縄といえば、国内でも学力がかなり低い。
なぜそんな島国に世界レベルの大学院が存在するのか?

元々は恩納村の森であり、今でもOISTは森で囲まれている
大学から少し北西に進めば、沖縄らしいエメラルドの海が広がる
OISTの動物学者や海洋生物学者はこうした立地を生かして研究を行っている。

OISTが大切にしている、環境と国際性が沖縄に適合しているのだろう。

観光立県と言われている沖縄県には毎年多くの外国人観光客が訪れている
目的は沖縄の「自然」「文化」

沖縄の豊かな自然を活用し様々なイノベーション(新しいアイデアや手法の利用)を促進し世界の科学技術へ提供する。

沖縄という場所はまさに適合している素晴らしい環境なのだ。

様々な研究成果に対しての課題

どのような研究をしているのか?
説明するとキリがないのでそこに関しては、ご自身で調べて頂きたいです。

ただ、世界トップレベルの研究をしている大学に変わりはありません。
しかし、1つ大きな課題もあります。

2019年6月末、OISTは財務省から外部資金の少なさや、教員1人あたりのコストが高いことを指摘されました。財務省の調査によると、OISTの教員1人あたりにかかる国の運営補助金は約2億7000万円。
例えば、東京工業大学の教員1人にあたりにかかる運営補助金が約2200万円であることを考えると確かに高額です。

やはり世界水準の教育研究を実現することを掲げているだけあって
かなりの費用がかかってしまうのは仕方がないのかもしれません。

日本の未来を大きく変える期待

OISTは、国が特別な財政支援を行っている一大プロジェクトです。

”東大を超えるのは当たり前”と言われ物凄いプレッシャーがある中
結果を出し続けているのはとても素晴らしい事だと思います。

SDGSが重要視されている今の時代で
OISTの研究がいかに世界にイノベーションを起こせるか
応援という姿勢で常に注目していきたいと思っています。


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