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ジョージア人の彼女と年明け早々舌戦を繰り広げた話

年末年始(12/31 - 1/1)は彼女の実家で、彼女の家族とカウントダウンしました。豪華なジョージア料理でおもてなしいただき。幸。

旅先でも「THE 観光客向けのレストラン!」よりも
現地の人が集うレストランが好きで、
homemadeの料理は本当にアツい。ありがとうございます。

ジョージア人彼女の家族と年越し。
っていうけっこうレアな経験をさせてもらっているなかで、
年末年始に起きた舌戦(?)についてちょっとお話します。


慎重さとおもてなしの心が音を立ててぶつかり合う

話は1/2のこと。
突然の38度をこえる高熱と身体の痛みで地獄でした。
シンプルに地獄。2023年はすごいスタートです。

高熱は原因不明、コロナ?インフル?風邪?
わからないので、隔離にこしたことはないと思い、
人に会おうとはせず、年始とはいえ
人に会うような場所に行こうとは思っていませんでした。

しかし、ここで
俺「病気を拡げたくない」
彼女「力になりたい」

と両者の考えがぶつかり合うことに...
※とはいっても喧嘩とかではなく、びっくりしたって話だけです。

まず、原因不明の高熱にたいして私は
「だれにもうつさないため隔離一択。水飲んで、ご飯食べて薬飲んで、あったかくして寝る。彼女に会う?いや向こうの親戚には高齢の方もいるしNGよ」

それにたいして彼女は
「看病したい、助けたい。うち来てご飯を食べて元気つけよう」
という気持ち。いい子。

大前提として、こういう考えの違いがありました。

それを踏まえて、以下のようなやりとりをしました。

↓↓↓

俺「ごめん今日は(彼女の家)行けない」
か「大丈夫?なんか力になるで」
俺「薬と水が欲しい」
か「you can buy it we will bring you」

この英文「あなたは薬と水を買える。私たち(彼女と車を出してくれる母親)はあなたを連れて行く」っていう意味です(薬局やスーパーに連れて行ってくれる予定だったのでしょう)。

ただ、
・高熱でうなされている
・まさかこの状態で出歩いたり人に会うことを想定していない

状態だった私は、彼女の英文を
「I can buy it we will bring it to you("私がそれらを買って持っていくよ")」と誤って解釈。
実際、普段のやり取りでも、お互いに文法や語彙の小さいミスはあって。
だから、そういう類のものかなーと思っていました。

さらに会話は続く。

か「お腹空いている?」
俺「うん」
か「今料理作っているよ」

この会話から、
「ああ料理持ってきてくれるんだ、ありがたい」と解釈。

んで、彼女と母親がうちの前に到着。

か「よっしゃ、我が家へ行こう」
俺「ん?薬と水は?ご飯は?」

思っていた展開と違い困惑。当然薬も水もご飯も持っていない彼女。
※彼女は俺を連れて買い物や食事を一緒にしようというスタンス

数秒後、俺、彼女の意図を理解

俺「なんの病気かわからんし、親戚とかにうつしてしまったらヤバそうだし、ここは俺隔離がベストだと思うの」

か「うつらんて。大丈夫。コロナにはもうなったし、この地域からコロナは完全に消えたし、うち来て一緒にご飯食べよ」

俺「やめたほうがいい。コロナかもしれないし、コロナじゃないかもしれない。わからないからこそ気をつけたほうがいい。それに科学的根拠に基づくならコロナは一度かかってもまたなるよ」

か「大丈夫だから」

俺「大丈夫の根拠は?それに電車もバスも満員だったじゃん?人が往来している時点で病気も行き来する可能性あるで」

か「大丈夫だって」

ここで彼女と彼女の母親の表情が
「やれやれ、心配しすぎやで...」みたいな表情に。
※この国は「コロナはもう終わったもの」と認識している人が多いです。
「コロナ対策でマスクや手洗いうがいを…」みたいなこと言ったら多分
「いや、まだコロナいってんの?」的な言葉が返ってくるでしょう。

それでも「じゃあ行くか!」と前向きになれず、
しぶとくねばる俺。

俺「ジョージアでは、病人に対してこうやってケアするの?」

か「いや、感染の可能性があるなら基本は隔離だよ」

俺「じゃあ俺も隔離でお願いしまあぁす!」

か「大丈夫だから!!!!」

俺「なんでやねん!」

か「あなたは特別だからケアしたいの」

俺「あなたも俺にとって特別なのよ。だからこそ迷惑かけたくないのよ」

か「あああああもう大丈夫だって!カモン!」

俺「それに、身体も痛いし動くのしんどい」

か「じゃあ少し休んだら行こう」

俺「少し休んで身体が楽になっても多分感染力はそうすぐには変わらん」

か「シャラァァァップ!行こう!」

こんな舌戦?が繰り広げられました(笑)。

ただ、彼女と彼女の母親には
「せっかくセナキにいるんだから、おもてなししたい」
という考えが根底にあって、
ココの人たちの「お客様は神様」を地で行くスタイルはひしひしと感じられた。

それを無下にしたくない、でも感染拡大が怖い。
断っても断りきれない….
ここで「NOと言えない日本人」が発動。結局折れて行くことに。

※特に喧嘩や揉め事にはなっていません。いい子です、本当に。

彼女の家にて、おいしいご飯&薬をいただき、ずいぶんと楽になった。

俺「ありがとう、ずいぶん楽になりました」
か&母「かまへんで」

んで、俺帰宅して寝落ち。
....しかし日をまたいで1/3の深夜、ふたたび高熱。
熱は解熱剤で一時的に下がっただけで、治ったわけではなかった。

結局その後4,5日もしんどかったので、大人しく過ごしていました。

感染については、
彼女が37度をこえる熱と喉の痛みをうったえているようです。

それにたいして彼女
か「you were right」(あなたは正しかった)

うん、知ってた!!!!!!!!!

彼女の無事と、これ以上の感染拡大が確認されないことを願うばかり。。。

※後日談ですが、みなさん無事に回復して元気になりました。

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