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高木駿 最後尾の“レジスタ”

どうもこんにちは。Kaiです。今回は、大分トリニータの守護神であり、カタノサッカーに不可欠である”俺たちの“高木駿選手にフォーカスしたいと思います。

高木駿、彼はカタノサッカーを体現するうえで必要不可欠な存在である。

彼はGKとして異常なMF並みの足元のテクニックをもち、正確な技術と的確な読みでボールを動かし、フリーの味方にボールを届ける。時には、パス1本で相手最終ラインの背後のスペースへ。大分の”擬似カウンター“と呼ばれる戦術は彼なしでは完結しない。ボールの出し手となり、何度もチャンスを演出した。

まさに、”レジスタ“(演出家)だ。

レジスタとは、中盤で司令塔の役割を果たす、いわゆるゲームメイクをし、チームをコントロールする選手に用いられる。例をあげるなら、アンドレア・ピルロやトニ・クロースがそれにあたる。

現代サッカーにおいて、CBやGKがその役割を果たすことがスタンダードにはなっていて、JリーグにおいてもGKに足元の技術を求めるチームが増加傾向にあるのは事実であり、その中でも高木駿は卓越した存在であることは間違いないだろう。

彼は、相手選手からプレスをかけられても動じないメンタリティをもち、正確なキックでフリーの味方にボールを届けることができ、大分はビルドアップにおいて、彼がいることにより数的優位を得ることができる。彼が、11人目のフィールドプレイヤーとして機能することによって、必然的に11対10の状況を作り出すことができるからだ。

さらに、相手チームが大分のビルドアップを阻害しようと、前からプレッシングをかけてくれば、第1プレッシャーラインの背後のスペース、または、最終ラインの背後のスペースにボールを届けることができ、正確なキック精度とその的確な判断で一気に局面をかえることができる。まさに、日本のエデルソンといえる存在なのだ。

彼が、足元に優れている現代型GKであることは先述したとおりだが、単純なGKとしての能力も高い。

身長は183センチとGKとしては小柄な部類だが、2019シーズン何度もビックセーブでチームを救い、何度かDAZN週間スーパーセーブにもノミネートされた。大のJリーグ通であるワッキーも高木のセービング能力について称賛していた。加えて、大分の昨シーズンの失点数は35でJ1の中で6番目に少ないものである。

以上、高木駿は大分の守護神でありながら、ビルドアップの基準となる存在であることを述べた。昨シーズンの躍進は彼なくしてはないものなのは明白であり、今後も重要な存在であることは間違いない。

https://youtu.be/E-Z_3SBtQXA












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