撮った写真を振り返ると,夕日と木が好きすぎることに気づく.
射影された木の陰は,次元を落とされたことで木の残滓を強めている.
夕日のグラデーションの中に儚い美しさを感じるのは,夜に向けて日が落ちることへの生物的な予感が関係しているかもしれない.
夕日が木の陰を纏うのか,木々が陽の光を纏うのか,どちらかと考えてもそれは人の主観だと思う.
陽の光がなくなれば陰は消えるし,木々が枯れてしまえばこの景色はなくなる.
この木も太陽がなければ成長しなかったと考えれば,この風景は何年越しなのかと思うと少し傲慢かなと思ったり.
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