見出し画像

【グループC】選手名鑑だけ見て語るEURO2020展望

やばい!!!ネタがなくなってきた!でもがんばるぞ!

グループBはこちら!


ウクライナ

英雄シェフチェンコさんまだ監督やってたんすか。2018年のW杯前の親善試合で日本代表をボコったことでハリルホジッチの首を飛ばしたことは記憶に新しいところで、あの時のように小気味よくパスを回すスタイルは継続の模様。チームとしてはディナモとシャフタールの連合軍+国外出ている傭兵という感じで、いかにも旧共産圏的なチーム作りでよいですな。中心選手は、一歩間違えるとチンコと発音してしまう罠がいたるところに仕掛けられているジンチェンコ。シティで同僚のデ・ブライネにやたらと似てる以外では無類の陽キャとして知られていて、インタビュー後に恋人のインタビュアーにキスするわ、EURO出場決定後にはスタジオでなんかアッパー系のヤクでもやってるんじゃないかというくらいの大暴れっぷり。

こいつキャプテンで大丈夫なのか、ウクライナ。しかし、今年のシティでは放出候補だったものの、いつの間にか筋肉をつけてやたらと守れる選手になって居場所を確保。「物静か」「クール」という我々のウクライナ人のイメージを覆してくれた。覆す必要があったのかというのは判断の別れるところですが。ともかくジンチェンコとアタランタで活躍中のマリノフスキーが中盤の中心になるだろう。マリノフスキーは質実剛健・男子校柔道部みたいな顔してるけど、陽キャと合うんですか、大丈夫ですか。ジンチェンコがうるさかったら払腰とかでぶん投げてやったほうがいいと思います。

画像1

前線はヤルのか?ヤランのか?やっぱり俺はヤルモレンコ!でおなじみのヤルモレンコさんがおりますが、まあまあパンチには欠けるので、手数で勝負でしょうかね。いざとなったらシェフチェンコが出て点とったらいいと思います。

・名鑑のエピソードが面白かった選手 ロマン・ヤレムチュク&アルチョム・ベセディン

「所属クラブでの試合出場数は多くないが、得点率が高いジョーカー候補。最近はルカクのプレーを参考にしている。2月に次女が生まれて以降、好調を維持。」、なんと紹介文が完全に一緒。最初読んだ時、このチームはやたらとルカクのプレーを参考にしてるし、2月に次女が生まれる選手が多いな……と偶然の一致に恐れ慄いたのですが、まさか完全に一緒だとは思いませんでした。というか、ヤレムチョクとベセディンのどっちに次女が生まれたんですか。あと、ルカクのプレーはルカクだから成り立ってるのであまり参考にしないほうがいいかと思います。


オランダ

とにかく誰が監督をやってるのかよくわからなくなるオランダ代表だが、今はフランク・デ・ブールなのね。インテルとかクリスタル・パレスでのアレを見てると大丈夫なのかと思うが大丈夫なんですか。ファン・ハールが2014年のW杯で結果を出した後は、ヒディンク、ブリント、フリム(暫定)、アドフォカート、クーマン、ドワイト(暫定)、そしてフランク・デ・ブールと炎上部署の課長みたいな人事異動頻度っぷり。全然大丈夫じゃない、ドワイトとかジェフユナイテッド千葉でオーロイ大作戦やってた監督だぞ。さて、そんなオランダ代表だが、一時期の絶不調は脱したものの、強豪とまでは呼べない感じ。守備の要のファン・ダイクは長期離脱で不参加決定だし、ブリント息子も怪我でGLは出れないこと濃厚。ただ、まだデ・フライとデ・リフトがいるのでなんとかなるのだろうか。デ・リフト、見るたびにアメフト部のキャプテンでチアリーダーと付き合ってる奴に見えるけど。

画像2

中盤はフレンキー・デ・ヨングとワイナルドゥムなど中々よいメンツ。ただ、もう1人のレギュラー候補のデ・ローンが「創造性の欠如」とばっさり切られてて笑った。創造性を求めるならフレンキー・デ・ヨングをCBに使い、アヤックス時代のように最後方からドリブルで爆走させるといいでしょう。めっちゃ相手ビビると思う。

前線のエースはデパイらしい。マンU時代はメンフィス・しょっぱいだったデパイだが、フランスでは大活躍中の模様でバルサ移籍が濃厚とのこと。ただ、フランスリーグのドリブラーが全くプレミアとかで通用せずにひたすらがんばるマン(サイドバックに転向させられたり)と化す事例を見てるので、まだまだ私はメンフィス・眉唾・デパイのスタンスを崩そうとは思いません。もちろん活躍したら「デパイはバルサに相応しい選手!カンプ・ノウに新たなアイドルが!」と手の平を返します。あと、攻撃陣の他のメンツもビミョーに迫力不足で、ベルフハウスとか名鑑でも「オランダリーグNo.1アタッカーの名を頂いたが内弁慶の感は否めない」とか言われてます。でもまあ「オランダリーグでの活躍は話半分、ベルギーリーグでの活躍はさらに半分」ということわざがあるくらいなので、私も賛成です。こんな感じで全体的に小粒感は否めないのだが、このグループなら普通に突破できるのではないか。なんか前線でがちゃがちゃやってるうちにワイナルドゥムが飛び込んできてヘッドとかで3点くらい取りそう。そしてそのまま走ってバルサに行きそう。

・名鑑のエピソードが面白かった選手 ダ行のつく人たち全員

なんかダ行のつく選手ばっかりじゃね?予想スタメンでもワインダル、デ・フライ、デ・リフト、ドゥムフリース、デ・ヨング、デ・ローン、ワイナルドゥム、デパイと11人中8人がダ行所有者。その上、監督はデ・ブールである。もういっそのこと全員ダ行で揃えてほしい。足りなかったらドン小西とか代田橋とかデンバー・ブロンコスとか肉汁餃子のダンダダンとかを日本から貸し出すので、11人全員ダ行の偉業を達成して欲しい。


オーストリア

強いんだか弱いんだかよくわからないオーストリア。前回のEUROは出場したもののグループリーグ敗退、W杯は5大会連続予選敗退と、まあ普通にそんな強くないんでしょうが、なぜか評価をブレさせる材料があるんですよ。まず、ちょいちょい知った名前がいます。ほとんどがブンデスリーガでプレーしてるんですよね。でも、総じて地味。あまりブンデスに詳しくないので、どう判断していいのかわからない。そして、問題なのはアラバですよ、ダビド・アラバ。偽サイドバックのアラバロールの始祖であり、とんでもない給料でレアル・マドリーに行くあのアラバがいるんですよ。寿司でいったらえんがわ、西軍でいったら長束正家、TOKIOでいったら城島リーダー、そんな地味ではあるが確実な実力を持つアラバがいるチームが弱いわけがないと思ってしまうのです。ただ、なぜか知らんけどアラバがサイドハーフをやらされてるんですよ。普通にサイドバックとかやればいいのに、サイドハーフ。名鑑見ると「凡庸なプレーに終始」みたいなことを書いてあるし、なんでそんなことを。

画像3

そりゃ、山岡士郎にわけわからない食い物出された京極万太郎みたいな顔しますよ。また、エースがアルナウトビッチという、どう評価していいのか全く分からない項目を作るのはやめてください。食いしん坊ばんざいで地方の農家で出された見たこともない煮物を出された松岡修造が困った末に「独特な味ですね!」と勢いで押し切ってしまうではないですか。その他にも、試されるアナウンサーの滑舌でおなじみのレヴァークーゼン所属バウムガルトリンガーと同時にバウムガルトナーが選ばれていて、アナウンサーは舌にオリーブオイルでも塗っておいたほうがいいし、普通にフォーダ監督が「攻撃は即興的で個人技頼み」「一昔前の指導者」「フォーダは間違った人」とか言われてめちゃくちゃ評判悪いし、どうしたらいいんだ。そんなにレベルが高くなさそうなグループなのに、光明が見えない。やはりここはスタメンを占星術で決めるなどのオカルト要素に頼ったほうがいいのではないだろうか。神の御心のままに。

・名鑑のエピソードが面白かった選手 アレッサンドロ・シェプフ

この選手のことは寡聞にして知らなかったのですが、バイエルンのユース出身なんですね。「バイエルンのユース時代、名称グアルディオラから将来性を高く評価された」とあるんですが、いいですよねこういうの。グアルディオラそんなの言ったこと全然覚えてないんでしょうけど、こういう若い時に先生とかから言われた何気ない褒め言葉でなんか一生やってけるとかそういうのってあるんですよね。トップチームで一回も出れてないからまあままグアルディオラの予言外れてるんですけど、いいんですよ、それでも。私も小学生の頃の担任に作文を褒められたからなんとなく自分が文章うまいみたいな気分でなんか書いたりしてたけど、同窓会であったらちっとも覚えてなかったですからね。そういうもんなんです。その担任は校舎の裏に埋めました。


北マケドニア

フィンランドと同様にこちらも初出場。北マケドニアなんて国あったっけ?と思ったら、どうもマケドニアって名前にギリシャからクレームがついたらしくて、紆余曲折の末に北マケドニアに落ち着いたらしいですね。さて、とにかく初出場ということで、めでたい。全く45歳に見えないアンゲロフスキ監督が偉大なるパンデフを代表に復帰させて、その下でチームをまとめたそうです。ただ、協会の会長と仲が悪いらしく大会後とかに普通に首になってそう。旧ユーゴ圏ってなんか協会と監督の仲悪いところばっかりなイメージだけど、大丈夫ですか。

画像4

さて、チームの方ですが、とにかくゴラン・パンデフありき。パンデフパンデフ雨パンデフである。パンデフの他にはリーズ所属のアリオスキ(ワン・ビサカへの暴言で話題)、レバンテ所属のバルディ(偽造免許でポルシェ運転して捕まる)などの名鑑によるとすっとこどっこいエピソードを誇る猛者もいるが、戦力的には中々厳しそう。しかし、そこはパンデフの気合注入によりなんとか団結力で戦っていきたい。あと気になるのはナポリ所属のエルマス。映像をちょっと見たことあるけど、明らかにちょっとものが違う選手。ボールタッチ、ドリブル、パス、すべてが別次元で、もっと高いところまでいけそうで、たぶん2年後にユーヴェにいる。全員で守って、エルマスとパンデフで数少ないチャンスを仕留めるというところに活路を求めていく感じだろうか。そういえばマケドニアといえば日本人にも馴染みがあり、Jリーガーだったバブンスキー兄弟は確かマケドニア出身ではなかっただろうか(親父もJリーガーだった)。兄貴のダヴィド・バブンスキーはビーガンで、60分くらいでスタミナ全切れになるのは菜食のせいなのか元々そうなのか判断が難しかった。今何やってるんだろう、と思ったらダヴィドはルーマニアでドリアンはブルガリアにいた。昔代表歴もあったっぽい。なんか急に親近感湧いてきたから、北マケドニアを応援します。

・名鑑のエピソードが面白かった選手  ゴラン・パンデフ

CL制覇もしてる生きる伝説。名鑑にも「チームの約70%はゴランのもの」「全員のアイドルで、僕には父親のような存在」などとチームメイトから称賛されるように、もはやほとんど神。大会後には即身仏にされてマケドニアの寺に飾られそうである。インテル時代のパンデフの突貫ドリブル好きだったなー。一時期ガラタサライにいってキャリア終焉?みたいな雰囲気を漂わせながら、ジェノアで大復活したみたい。この年でそれはけっこう珍しいパターン。しかし、ここまで代表の顔となる選手も現代では珍しいくらいであり、大会後には大統領選とかに出れば普通に勝てるんじゃないだろうか。ぜひバイデン後を狙って欲しいものです。


グループDはこちら!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?