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【グループF】選手名鑑だけ見て語るEURO2020展望

さあ、最後です!ここまで読んだあなたはもうEUROマスター!!本番を見る必要さえないので、WOWOWの契約を解除して6月を心安らかに過ごしましょう!

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ドイツ

「なんで私の最後の花道にこんなリーグ」と退任決定のレーヴ監督が嘆いたか定かではないのだが、フランス、ポルトガルと同居するといういわゆる死のグループである。ここ最近は一時の強さが消えていた模様で、迷走感たっぷりだったが、さすがに大会には締め直して来ると信じたい。ラストダンスのヨアヒム・たぶん今大会は黒のピチピチのTシャツ1枚でベンチ入りする・レーヴ監督は、別に将来のこと考えなくてよくなったので、代表から除外していたフンメルス、ミュラーといったベテランを復帰させた。CBはリュディガーとジューレという脳筋感溢れるメンツだったが、フンメルスが入ることで偏差値が20は向上するだろう。それでも35から55なんだけど。あと、フンメルス自身が元々速くない上にだいぶ遅くなってるので、このレベルで対応できるのかは不明。中盤は天才キミッヒ、人でなしクロース、シティで覚醒した牛丼マン、適切なトレーニングとたっぷりの栄養で合法的に肉体が改造されたゴレツカあたりがレギュラー候補だろうか。潰し屋的なのがいないのが気になるが、中々のメンツだし、たぶんクロースは大会中に2回はTwitterでやらかす。


そして謝らない。どういう神経をしていたらこういう発言をしようと思うのか全くわからないが、実力だけは確かなのだからたちが悪いことこの上ない。前線も若くて生きのいいメンバーが揃う。サネとニャブリのバイエルンコンビは独力でシュートまで持ってけるし、ハヴェルツは顔がいいし、ミュラーは年を取って抜け目なさが増した。彼らの作ったチャンスをワールドクラスのぬか喜びストライカーであるヴェルナーが10回に1回くらいは決めれば、2点くらいはとれるのではないか。フランス、ポルトガルと引き分けて、ハンガリーだけボコボコに叩けば、トーナメントは行けるかもしれない。そこからは、ヨアヒム・勝負所で謎のドイツ国旗柄のマスクをしそう・レーヴ監督はもはやほんとにあるのかどうか怪しいゲルマン魂をミュラー当たりに鉄拳で注入し、なんとか勝ち上がっていきましょう。世界に大和魂とゲルマン魂と塊魂と帝京魂くらいしか聞いたことないけど。けっこうあるじゃねえか。

名鑑のエピソードが面白かった選手 レロイ・サネ、セルジュ・ニャブリ、カイ・ハヴェルツ

サネが「アメリカ出身モデルとの彼女との間に2人の子が」、ニャブリが「スイスのモデルと交際中」、ハヴェルツが「ケルンのモデルと交際中」と、このモデルと付き合ってる情報3連続で、名鑑の並びも同じ。さらに、ケビン・トラップも「ブラジルの人気モデルが恋人」とあり、筆者の木崎伸也さんのモデルに対する並々ならぬ熱意と嫉妬を感じることができてとてもよいです。ただ、ノイアーが「20歳のハンドボール選手と交際中」、ケーラーが「フィットネストレーナーが新恋人」など交際中情報もやたらと豊富で、モデルマニアというよりは恋人マニアなのかもしれない。あと、地味にニャブリの「元コートジボワール代表と報じられていた父親は、実は元プロでもなかった」というどうでもいい情報が死ぬほど面白いです。

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フランス

前回W杯王者は盤石の布陣。GKのロリス&マンダンダは二人共名手。CBはラポルトをスペインにリリースしても何の痛みもないくらいの豊富さ。キンペンベ&バランは固いし速く、両サイドのパバールとエルナンデスのバイエルンコンビははともに25歳とまさに今が旬の選手。バックアップもズマ、ディーニュなど豊富でラングレだけ多少不安。ウパメカノが入れないってまじかよ。オリンピック優先?中盤はCL決勝でも活躍して「ピッチに5人いた」説がまことしやかに囁かれたカンテが君臨。代表だと別人のように守備をするポグバと組む中盤は世界屈指だろう。ここにノリでムサ・シソコを入れて3センターにすると、急に全員でジェットストリームアタックを繰り広げて全く機能しなくなります。だから、ラビオを入れる。チャラいがうまいラビオを入れてバランスを取る。アタッカー陣も多彩。グリーズマン、コマン、デンベレに加えて、名鑑によると「ゲイに絶大な人気がある」らしい人柱ジルーも健在。そして、世界最高クラスのスピードと決定力を備えるムバッペ・エムバペが大エースとして君臨。この充実の陣容に、さらになんとカリム・最高のおにぎり・ベンゼマが復帰のサプライズ。

以前に代表の同僚であるバルブエナを、彼のセックス動画を元に脅すという何がなんだかわからない事件を起こして代表を追放になったわけですが、ここで呼び戻されることとなりました。今年もレアル・マドリーで得点を量産していて実力に疑いはないわけですが、代表のケミストリーというところでどうなのかな、と。性懲りもなくカンテを脅したりしてデシャンに鉄拳制裁を食らうなど、最高のベンゼマを披露してほしいものである。さて、全く隙のないメンツのフランス代表。前回W杯覇者という肩書もあり、今大会でも鉄板の大本命にあげられてるわけですが、ちょっと待ってほしい。18年W杯ドイツ、14年W杯ブラジルなど割と本命視されていたチームが大コケしてるのをちょいちょい見るのもまたサッカー。チーム内の内紛はデシャンが絶対に許さないのでなさそうだが、念には念を入れて、相手チームに呪術をかける、スタメンを占星術で決めるというフランス伝統のメンバー選びなどのオカルト手法を取り入れてもらいたい。生贄が必要ならベンゼマの生首を捧げましょう。

名鑑のエピソードが面白かった選手 クル・ズマ

「そのプレースタイルから「デサイーの再来」とも」って、そういえば5年くらい前に言われてたな!デサイー感はどこかにいっちゃったな!そんなズマのランパードも苦笑する驚異の攻撃参加を御覧ください。


ポルトガル

前回ユーロ制覇のポルトガルだが、今回も十分にその可能性はあるのではないか。キーパーのルイ・パトリシオは男前でキーパーがうまい。最終ラインはペペが年をとって悟りを開き始めたようだが、その横にはシティの大声番長ルベン・ディアスがいて盤石。あのストーンズを正気にさせた男の大声はただごとではない。ただ、ペペも年取って耳遠くなってるからちょうどいいかもしれない。控えはショボそうなので、そこは不安。サイドバックはチャラい。左のゲレイロも攻撃的だが、今季のシティで「カンセロ・ロール」を確立させた右のカンセロはさらにチャラさ満点。シティではその圧倒的テクニックでSB、インサイドハーフ、ウイングと多様な位置からチャンスを量産していたのだが、守備時の責任感のなさもSBとしては異常で、普通のチームで普通のサイドバックをやるにはチャラすぎる。

グアルディオラもそれに気づいたのか終盤はすっかり控えだし、ここが穴になる気がしないでもないけど、面白いからそのままスタメンにしてほしい。中盤も固い。ダニーロとモウティーニョは堅実。ちなみにPSG名物の試合中に家に強盗に入られる事件の犠牲者にまだダニーロはなっていません。パリの治安どうなってんだ。さすがフランスの足立区。ネイマールは税金を払ってください。

そして、なんといってもブルーノ・フェルナンデスが圧倒的存在感。マンチェスター・ユナイテッド加入後瞬く間にフィットし、一時期はブルーノ・フェルナンデスが作って、ブルーノ・フェルナンデスが受けて、ブルーノ・フェルナンデスがチャンスメイクをして、ブルーノ・フェルナンデスが決めるというヤマザキ春のブルーノ・フェルナンデス祭を開催していた。困ったらブルーノ・フェルナンデスに渡せばなんとかなるという、とりあえず井浦新を出しとけばこの映画なんとかなるというのにも似た圧倒的な信頼感。娘の旦那にほしいが、私に娘はいません。さて、前線にはいまだ衰えない得点感覚でロナウドさんがでーんと君臨。そこにミスターポリバレントのベルナルド・シルバ、天才ジョアン・フェリックス、ジョタ、アンドレ・シルバがいる充実の布陣。さあ、これだけのメンツが揃っていれば華麗な攻撃サッカーを展開、とはならないのがフェルナンド・サントス監督。前回ユーロを思い出してください。GLは3引き分け、決勝トーナメントでも延長2回、PK1回と、90分で勝ったのが準決勝の1試合だけ。塩ぶっかけて試合を膠着させることにかけては世界有数のサントス監督のことなので、試合を見ていたはずが気づいたら終了、ぱんち☆ゆたかさんが歌うNTカッターのCMが流れているという体験の再現が起こる可能性もあります。ちなみにぱんち☆ゆたかさんは音楽活動を引退されたそうですが、MVの衣装の癖が強い!!!

名鑑のエピソードが面白かった選手 レナト・サンチェス

前回大会で19歳で彗星のごとく現れたレナト・サンチェスだが、その後移籍したバイエルンでサッカーIQが2しかないことがバレてしまい、急速に伸び悩み。バイエルンを出された後にはリールに移籍して、リール自体は今年優勝をしたのだが、そこでも主力とは言い難い出場状況。まさに明日はどっちだの状況なのだが、なぜか普通にメンバーに選ばれていた。ぜひ途中出場で時間稼がなきゃいけないのに、味方も敵も全て無視してすごい勢いでドリブルしていって何も考えずにどっかんどっかんロングシュート撃って、ロナウドにめちゃくちゃに怒られてほしいし、その後はジェフユナイテッド千葉で夢を叶えてほしい。こういう突拍子もない助っ人に目がないんです、私。


ハンガリー

甲子園予選で1回戦に大阪桐蔭高校に当たってしまった公立高校の気分である。マネージャーがギャルだったら「おめー、マジでどんなくじ運してんだよ!」とキャプテンが殴られているところである。でも2人は卒業後に結婚して幸せな生活を送ります。前回大会ではベスト16に進出という快挙を成し遂げたわけだが、このグループでは戦力は一段階下で、かなり厳しいことは確か。キーパーはトレパンマンことキラーイが引退し、ライプツィヒの守護神グラーチが君臨。普通にいいキーパー。ちなみにキラーイは今こんな感じらしいです。

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セクシートレパンすぎますね。DFはこれまたライプツィヒのオルバンが要か。中盤以降は前回大会の主力であるナジ、クレインヘイスレルなどの名前が並び、そこに新星ショボスライがスター候補生としてスタメン。前線にはアーダーム・サライとロランド・サライのサライ2トップがいて谷村新司さんもエロ顔でご満悦のはず。

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ロランドのほうはフライブルクで中々の活躍をしていてゴールが期待できる。アーダームの方は、所属のマインツで干されたことに他の選手が反発して練習をボイコットし、監督が解任されたというこちらもよくわからない破壊力を持っている。このグループで最弱であるということは疑いがないのだけど、なにかサプライズを起こす力は十分に持っているという印象。ハンガリーにだけは一定量の鈍器の使用を許すというのが、このグループをさらに面白くする方策だと思うので、UEFAは早めに決断をしてほしい。ムサ・シソコとか鈍器食べちゃいそうだけど。

名鑑のエピソードが面白かった選手 ドミニク・ショボスライ

ライプツィヒに移籍後は怪我続き、と別にエピソードに面白いところは特にないんだけど、とにかく名前が面白い。プレーを一回も見たことがないくせに、ショボスライという名前だけでなんか笑えてくる稀有なプレーヤー。口に出して言いたくなるのである、ドミニク・ショボスライ。これだけ言いたくなるプレイヤーも稀で、ナサニエル・クライン、トレント・アレクサンダー=アーノルドなどと並んで「声に出して叫びたい」選手名ベストイレブンの現役選手編には必ず名を連ねてくること間違いなしの、ドミニク・ショボスライ。ちなみに「暮らしの安全を支えるナサニエル・クライン」のように文章と合わせるなら「君を朝まで離さないドミニク・ショボスライ」となります。


終わった!!!楽しもうぜ、ユーロ2020!!!

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