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はじめの一歩

note、はじめてみよう。

恥かしながら、30歳になった今、急に書きたくなった。
これまで人生で文章をきちんと書いた回数は、小学生~高校生の読書感想文、そして、大学時代に書いたブログ記事、卒業制作、全部で30回にも満たないだろう。だから、文章を書くことは非常に苦手、そして発信することも。それでも、書きたくなったのだ。

外へ出たくなったわけ
近頃、大学時代に知り合った方々に会うことが重なった。
大学時代にお世話になった恩師の先生、友人、学校外で知り合った方など。そして、その方々と話をするうちに、私が大学時代に行っていた「越境」という活動をもう一度習慣化させたいと思ったのだ。

「越境」を辞書で調べてみると、「境界線や国境を越えること」さらに、ビジネスの文脈における「越境」を検索してみると、「ビジネスパーソンが所属する組織の枠を自発的に“越境”し、自らの職場以外に学びの場を求めること」とある。学生当時は、学生の特権を使って、学校外の社会人組織にいくつもお邪魔させてもらっていた。

私が新卒採用で会社の面接を受けていた際、越境活動について披露したところ、「そんなことは社会人になったら役に立たない」と面接官から言われ、腹を立てて言い返し、怒って面接会場を後にしたのは、今でも覚えている。それが今から8~9年前。そんな状況であった当時から、先日下記の記事があり、驚いた。
タイトル:トヨタ、課長級を異業種に派遣
https://www.chunichi.co.jp/article/front/list/CK2019121202000061.html

共に越境活動をしていた友人とも話し、「やっと時代が昔やっていたことについてきた」と酒の席で話していた。正直当時は、経営学部なのにも関わらず、経営については殆ど学ばず、越境活動をやっていたので、自分でも何をやっているかを上手く人に伝えることは難しかった。それでもやっていた理由は、ただ楽しかったからだ。その活動が不思議と今社会人を7~8年経験している中でも、役に立つことがある。にも関わらず、忙しさを言い訳に越境を怠っていたのも事実である。だから、一歩踏み出すベく、先日小さな越境活動をしてきた。

百聞は一見に如かず
【SDGsの本質をカードゲーム型ワークショップで体感しよう!】というイベントに参加してきた。仕事上でも、たまにSDGsの言葉を聞くことはあったものの、本質を理解しないまま放置していたので、これをきっかけに、具体的に知っておいても損はないだろうという気持ちで参加してみた。

そもそも、SDGsとは・・・
2015年9月の国連サミットで採択されたもので、
国連加盟193か国が2016年から2030年の15年間で達成するために掲げた目標。17の大きな目標と、それらを達成するための具体的な169のターゲットで構成されている。SDGsについては、youtubeや記事、セミナー、書籍など、GoogleやYahooで調べれば沢山出てくる。私自身もyoutubeを見たり、セミナーに参加したこともあるが、正直SDGsの本質を掴めなかったのだ。

今回イベントで行ったカードゲーム「2030 SDGs」は、SDGsの17の目標を達成するために、現在から2030年までの道のりを体験するゲーム。SDGsの取組の最初のキッカケとして、多くの企業・自治体・学校・ニューヨークの国連本部でも開催されたことのあるそうだ。ゲームの内容は、様々な価値観を持った人たちが、与えられたお金と時間を使って、プロジェクト活動を行うことで、経済・環境・社会の3つの指標にてゴールを達成するというもの。気になる方は、こちらからhttps://imacocollabo.or.jp/games/2030sdgs/。

カードゲームを通して重要だと思ったこと、それは、小さなことでも良いから、誰かのために行動を起こすこと。ゲームの最中、自身に設定されている目標(ゴール)を達成したあと、気持ちの面で分岐点があった。それは、達成している目標を更に突き詰め、大幅な目標達成をするのか、それとも自分の持っているリソースを他者に分配して、他者の幸せを一緒に叶えるのか。今回は周りの方々の影響もあり、自身の目標を100%を達成した後、後者に重点をおいてみたのである。他者を助けるリソース配分の方法は色々あり、お金を配ること・お金にならないけど環境や社会の為に時間と労力を使うことなどがある。それらを行ってみた結果、(自身の関与が結果に結びついたか正確ではないが)他者も自身も目標達成でき、世界の経済や環境、社会はよりより方向に向かった。

この経験から、自身の持っているリソースを他者の為に使うことで、社会がよりよくなることを実体験として感じることができた。お恥ずかしいことながら、私の普段の生活の中では、正直個人の欲求が上位にあるため、他者への貢献は後回しになりがちにある。それは、いくら個人の欲求を満たそうと頑張ってみても、一つ達成すると次から次へと個人の欲求は出てくるからだ。しかし、少し個人欲求のハードルを下げてみると、実は満たされていることに気づくことがある。その瞬間、他人に優しくなれたり、寄付できる余裕が生まれたりする。自身の持っているリソースはなんでもいい、金・経験・人脈・情報・技術・志・時間など、それらを使って何か自分以外の他者の為になることをやってみる、そのような気持ちと行動がSDGsの第一歩になると感じたワークショップであった。

■noteを始めた理由
前置きが長くなったが、noteを始めてみた理由、それは自分のできることから始めようと思い、経験をシェアすることから始めようと思ったのが理由だ。大きな17の目標から比べれば、超微力で自己満レベルだが、小さな一歩として、今回テキストに起こしてみた。
今後も不定期だが、経験を綴ることをしていきたいと思う。

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