失敗を話す事の意義
先日、自分のことを初めて書いたnoteが多くの方に読まれました。
読んでいただいた方、感想を送っていただいた方、Twitterで拡散いただいた方、そしてサポートいただいた方、本当にありがとうございました。
さて、こんなにたくさんの方に読まれると思っていなかったのですが、反響を受けていくつかお伝えします。
・率直に失敗談を書くのは勇気が必要だと思うのでその決意
・失敗を伝える人がでてきて、それがまた誰かの救いになるように、その伝え方
・(時間がない方はこちらだけでも)反響で自分自身が一番勇気付けられた話
ビジネス文書はともかく、こんな自分のことを話す文章なんて書き慣れていない中、多く読まれた理由なんかも自分なりに分析しながら振り返りです。
1.失敗を話す前の迷い
家族に話す時ほどではないですが、この話をnoteにして公表することは本当に迷いました。
・顔見知りの人にどう思われるか
・一体誰がこんな失敗談を読むのか
・銀行員なのに何してんだ?と批判されないか
等々
一番は、僕がした失敗は、挑戦の結果のようにかっこいいものではなく、単なる自滅ってところです。よくある更生ストーリーって聞こえはいいのですが、そんな失敗しない人の方が当然立派です。そう思えば思うほど踏み込めずにいました。
正直、僕は、ヒデヨシさんの「俺の遺言を聴いてほしい」に垣間見る独特のユーモアセンス、鋭いネタ選びの着眼点、わかりやすく読みやすく伝える文章力に憧れています。
なのに、初めて自ら独自に書くテーマは、借金とギャンブルをテーマにした自分の失敗です。不安しかありません。
2.失敗を話す決意
じゃあ、なんでnote書いて公開したんだって話ですが、
単純に面白いと言ってくれた人、話聞きたいって人がいたからです。
例えば、アフロさん。
もう一人紹介、フジケーさん。
今や数千人のフォロワーを抱える方々です。他にも多数の方に後押しいただきました(紹介しきれずすいません)。
アフロさんが言うように、どんな才能や魅力も掬い上げられる時代なんだと思います。僕の失敗ですらこんなに受け入れられたのですから。
なので、失敗を伝えてみようと思う人、失敗じゃなくても何か発信しようと思う人は、どんどんやってみたらいいですよ。必ず応援してくれる人や面白いと思ってくれる人がいます。
そうして、話を聞きたいという人がいるのなら、書いてみようと思いました。そして、書くからには「同じような失敗をしない人が増えること、立ち直る人が増えること」を目的に伝えようと。
ネットを検索したら、「借金の返し方」や「今すぐ借金が0になる方法」なんて溢れてます。向き合わずに楽になりたい気持ちを煽る感じは、個人的には嫌いですが、方法論はとにかくある。また、人それぞれ年収、借入額、家庭環境等によって取るべき選択肢も異なるので、僕の返した方法にはあまり価値があるとは思ってません。何より向き合うことが失敗を繰り返さないために重要なので、「あっさり誰かが解決」では意味もなさそうです。
だからこそ、堕ちた過程と立ち直った瞬間にこそ、僕が書く意味があると思いました。
3.失敗の伝え方
重視したのは、「どういう思考回路や状況で誘惑に負け続けるのか」、「立ち直るにはどうしたらいいのか」の部分です。
ここにしかオリジナリティはないですし、他の方法論で出そうと思っても出せません。
何より、狙って書くと臨場感も失われてしまうので、執筆初心者の僕にはそんな計算もできません。
ただひたすら、当時の記憶を頼りに、経緯と感情を綴りました。
「生々しさ」、これを出すのだけで精一杯です。
でも、誰かに伝えようと思った時に、文章力でも内容でも自信ができない僕には、これしかなかったです。「生々しい」、だからこそ多くの人に読まれたのかもしれません。
4.失敗への反響は自分の励みになる
今回、多くの人に読まれ、反響を受けて思った一番の伝えたいことです。
まず、ちょっとでも僕の失敗が誰かの気づきになったこと。
打ち明ける大切さを広めてもらえたこと。
失敗や挫折を許そうと思える人がいたこと。
意外に多かったこの共感(今度このテーマの記事書きましょうかね)。
家族の大切さを改めて認識できたこと。
この他、質問箱に自らの経験と僕の体調まで心配する投稿を送ってくれる方がいたりと、本当に僕自身の励みになりました。万が一、挫けそうになった時には、皆さんの反応みて頑張れます。
ツイートもしたんですが、誰かを応援したり役に立つことは、自己肯定感高めたり、もっと単純に幸せを感じたりすることができる方法の一つなんですね。自分の話が誰かのためになるって、こんなに嬉しいことないです。
失敗したら凹んで当然ですし、人生に関わる話だと後々まで引っ張ってしまいがちです。そんな中で失敗を思い切って話してみるのは、少しでもマイナスをプラスに転化できる可能性があり、意義のあることなんだなと感じました。本当にありがとうございました。
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