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お腹がぐーぐーなるのをなんとかしたい人へ

なぜ、腹の虫はなくのでしょうか。
私は子供の頃から、いい歳した大人になった今に至るまで、腹の虫に辱しめられてきました。

学校の授業中
大事な試験で答案用紙に向き合っている時
研究発表会の最中
仕事の会議やミーティングの一瞬の静寂
研修中の真剣で張りつめた空気の中

このタイミングで?!と思うまさにそのタイミングで、腹の虫がないたところを想像してみてください。とても居たたまれない気持ちになります。

今日も、ぐーぐー鳴る腹の音…
私は思いました。
なんとかならないのか?
この腹の虫はなんとかできないのか?


腹の虫ではなく、胃の収縮活動

そもそも、お腹がぐーと鳴るのは、虫のせいではない。お腹に虫がいたら大変である。
音の原因は、空腹時の胃が収縮活動をしていることによるもの。その動きで、胃の中の空気や液体などを腸へ押し流している。いわば、お腹のお掃除をしている証拠というこなのだそう。
胃や小腸に食べかすなどが残っていると、菌が繁殖したり、次の消化がしにくくなる。なので、胃の収縮→腸へ押し流す→排泄までを促す、消化器官にとって必要な身体的活動なのだ。
 

収縮時の胃の内容物によって音が出る

胃が収縮活動するくらいで、音が鳴るなんてことがあるのか?と思ったのは私だけではないはず。
音は、空気や液体といった「胃の中の内容物」が、収縮活動によって胃の中で鳴ってしまうのだそう。(スライムに空気を含ませて握り潰すと、ブチュブチュと音が鳴るような、あんな感じかなぁ。違うかぁ)
お腹が鳴るのを防ぐために、唾や水を飲んだりするのを試した人もいるだろう。ただ、中途半端にそれをやってしまうと、胃の収縮で音を出す原因を取り込んでしまい、逆効果になるということを知っておいてほしい。
  

収縮は食事からおよそ4時間ほどで始まる

では、お腹の音を鳴らさないためにはどうしたらいいのか。
一番確実なのは「胃が空腹にならないようにする」ことらしい。間違いない。
ただ、胃が休む暇もなく、常に何かを食べ続けることは、健康的にあまりよろしいとは言えない。
お腹が鳴るタイミングを知り、それをコントロールすることができれば、心配はなくなる。
収縮活動は、食事をしてからだいたい4時間ほどで、腸から分泌されるホルモンによって引き起こされる。なので、お腹を鳴らしたくなければ、逆算で食事の時間を設定すること。
それが一番の近道なのかもしれない。


なぜお腹が鳴るのか、そのメカニズムはなにか、それを調べてみることで具体的な解決策が導き出された。
私と同じく、お腹の虫に辱しめられてきたという方がいれば、この原理を思い出し、お腹の虫に立ち向かってみてほしい。

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