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【Teaコラムvol.2】爆発的に便利な答案の型を素人が解説してみた
こんにちは。Teaです。
こういうコラム書くのって続かないかなと思ってましたが、2記事目です。ハードル低く、気まぐれに書いて、続けていきます。
このnoteでは、法学編入に役立つであろう情報を発信しております。Twitter、Youtubeもやっておりますので、そちらもぜひ。
さて、法学の編入試験には答案を書かなければならないですよね。ただ、この答案って慣れないと、まともに書けないわけでございます。
私は、答案を書くことにいかに早く慣れるかが大切だと思っていますので、今回は、答案を書く時に使える便利な型を、講師でもなんでもない、素人の私が偉そうに解説していこうと思います。
そもそも型とは?
型というのは、もの作る時に、その形を作り出す元となるものを指します。例えば、分かりやすいのが、ミルクボーイの漫才です。
ミルクボーイの漫才って、
「おかんが言うにはな、~らしいねんな」
「○○やないかい」
「でも分からんねんな、おかんが言うには、・・・」
「ほな、○○と違うか~」
ていう型を使って全部作られてますよね。
こういう型があると、いくらでも面白い漫才が作れてしまうのです。
また、どんな分野でもあって、型を身に付けることが、一番最初にやることだったりします。
文章を書く仕事を私は1年半くらいやってますが、書きながら型を身に付けました。
このnoteも書き出す前に、型に従った構成を書いてます。
さて、法学編入試験の答案にも、同じように型があります。紹介していきましょう。
答案の型はこれだ
型についての説明が終わったところで、法学編入の答案の型を紹介していきましょう。
なお、この型は、大学のレポートや、note、ブログの執筆にも応用可能です。
1、はじめに
2、総論
3、賛成意見/メリット/A
4、反対意見/デメリット/B
5、比較/私見
6、まとめ
どの答案を見てもこの型で書かれているし、私自身、この型しか使ってなかったです。
では、1つずつ解説していきます。
1、はじめに
ここでは、出題者が自分に聞いていることを、明確にします。
問題をただ書き写すのではなく、これからどんな論を展開していくのかを、方向付けするように、自分の言葉で言い換えます。
例えば、京大の過去問で、選挙の投票義務の賛否に関する問題があったかと思いますが、これは、選挙の投票率の低下が背景になっています。
このような、出題者の意図を読み取って、言葉で示していくのです。
2、総論
私はあまり総論は書かず、「1、はじめに」にその内容を入れることが多かったですが、ここでは、1で明確にした問題を深掘りしたり、賛成か反対を示したり、この論文はこれから何を伝えていくのか、ということを1よりも詳しく書きます。
最後まで全部読まないと何が書いてあるのかが分からないというのは非常に不親切ですよね。
例えば、賛成か反対を聞いているのに、最後まで読まないと、賛成か反対か分からない文章を、あんまり読みたいとは思わないはずです。「結局どっちなん?」と思われてしまいます。
もちろん、最初に書くのが絶対ではないですが、最初に示しておいた方が、読む側は読みやすいのです。
3と4
3や4(問題によってはもう1つか2つ、見出しを増やしても良い)では、問題に詳しく答えていきます。
見出しは、賛成/反対だったり、メリット/デメリットだったり、A/Bだったり、共通点/相違点だったり、問題によって変化します。
令和3年度京都大学法学部3年次編入試験では、1問目に、メリット/デメリット、2問目にA/Bを使いました。
また、ここでは、(1)(2)(3)のように、小見出しを付けて、分析思考を示していきましょう。
例えば、アンパンを買うメリットだとしたら、
3、メリット
(1)安い
(2)美味しい
(3)体に良い
みたいな感じです。
このような構成を、答案構成の時に作って、これに具体例や、自分の持っている知識を使って肉付けしていきます。
5、比較/私見
ここでは、3や4で分析したことを使って、比較をしたり、自分の意見を書いたりします。
比較をするかどうかは、問題にもよりますが、ここまで書いてきたことを整理したり、私見を伝えるための前段階になったりします。
自分の意見を書くときは「私見ではあるが、」と書き出すと、読む人は「この人の意見やな」と分かります。
また、私見は長くなりすぎないようにしましょう。
6、まとめ
いきなり書き終えると、「え?終わり?」となってしまうので、後味が悪いです。「まとめ」は短くてもいいので、書きましょう。
ここまで書いてきたことを、簡単に伝えるでもいいですし、時間がないときは、「以上、○○について論じた。」でもいいです。
スッキリ終わらしましょう。
まとめ
いかがでしたか?答案の型を解説しました。
少しでもあなたの勉強に役立ててもらえれば幸いでございます。
さあ、このコラムはいつまで続くでしょうか。楽しみですね。
では。
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