1on1ミーティングを"受ける側"の姿勢と行動【Yahoo知恵袋! と捉える】
今回は、あるあるー2は「何をしたらいいかわからない。」に対してです。
前回はこちらから、
「何をしたらいいかわからない。」と思った方に、丁寧にお伝えしていきます。
ステップ1、知る
まずやはり、「1on1」がそもそもどんなものかがわからないとなかなか具体的な行動が思いつかない可能性があります。その場合は「1on1」について調べていただく、というのも1つ手です。ただし、前回も申し上げているようにここに、面倒くささがでてしまうかとも思います。
そのため、ここでは簡単に「1on1」が何かをまずお伝えします。
シンプルには、
「上司と部下の対話の時間」
です。そして、
「部下のあなたがたくさん話をしてよい時間」
です。
ステップ2、(自分に)問う
とすると、「何の話をしたらよい?」というのが頭に浮かんでくる方もいるかもしれません。もし、そうなったとしたら
なんでも、どんな話をしてもよい
とお伝えします。
というと「なんでもが一番困る」という方もおられるでしょう。そんな方は、以下のような質問を自分に問いかけてみてください。
最近、楽しかった事はなんだろう
最近、嬉しかった事はなんだろう
最近、びっくりした・驚いた事はなんだろう
最近、発見したことはなんだろう
どうでしょうか、何か思い浮かんだでしょうか。ポイントは”最近”です。もちろん”最近”じゃなくてもよいのですが、記憶を掘り起こしやすいです。
もう少し、質問を広げてみるとどうでしょう、同じように”最近”から記憶をたどっていきましょう。
気になる事(不安・疑問・懸念事項など)
困っている事、悩んでいる事
達成感やうまくいったと感じたところ
失敗した事、うまくいかなかったところ
今後のどんな仕事をしていきたいか?
思い浮かんだ方、「1on1」ではそれらを相手に投げかけてみましょう。そこから対話を進めることができます。
ステップ3、Yahoo知恵袋!と捉える
ただ、ここでも「思い浮かんだけど、そう来やすく話せない」という事もあろうかと思います。
この「思い浮かんだけど、話せない」の状態は、上司である相手との関係構築ができていない可能性があります(別の言い方として”心理的安全性”が確保できていない環境、関係性)。
この場合、部下の立場であるあなたは、どうしたらよいか、1つ強引なアドバイスとしては無理に話をしようとせず、上司のサポートを受けながら進めるというものがありますが、ここで前回の”背景・目的・理由”というのを理解したとすると、あなたもせっかくの貴重な時間を有意義に使うように努める事をすることをおススメします。その方がどちらにとっても健全です。
具体的には少々乱暴にいうと、むしろ上司のリソース(知識、スキル、能力、経験など)を使える!くらいに考えてみます。もっと極端に「即レスを得られる、”Yahoo知恵袋!”が目の前にある」とするとどうでしょう。もはや、関係構築も成されていないはじめの段階ではそんな感じでもよいのではと思っています。
1on1 はよく、
部下の成長のための時間
と言われることもあり、何か部下側としては「成長しなきゃ」みたいなプレッシャーを抱えることもあるかもしれません。
そういったプレッシャーを抱えてしまっていたとすると、正直ストレスにしかなりません。ストレスを抱えたままの 1on1 ほど意味をなさないことはありません。
上司側はそうならないように 1on1 を進める必要があり努力を強いられるでしょう。これは実は非常に難しいものです。そして、そんな上司を前に部下側のあなたは”背景・目的・理由”を理解しつつそれを受け入れる姿勢をもち、せっかくなので自分のための時間として上記のステップをヒントに有意義なものとなるように努めてみましょう。
次回は、「あるあるー3,継続できない。」への望ましい行動についてお伝えしたいとおもいます。
読んでいただきありがとうございます。
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