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1on1ミーティングを"受ける側"の姿勢と行動【背景・目的・理由を確認】

前回、【あるある】を3つ挙げました。まだ御覧なられていない方はこちらから是非ご覧ください。

これら【あるある】な時に部下が行うと望ましい事にお伝えしたいと思います。結論を先にゆってしまうと、そんな突拍子もない事、新しい何かが必要なわけではなく実は普通の事ばかりです。

まずは、1つ目「あるあるー1,何のためにやるかわからない。」に対してです。

実施する”背景・目的・理由”を確認する(知る)

普段、目の前の仕事を懸命にされているみなさん(部下やチームメンバ)にとってすると、急に会社や上司が「1on1します」と言い出した時に予想される感情としては下記のようなものがあるでしょう。

ポジティブな感情
 どんな事をするのだろう?
 普段話せる機会があまりない上司と話しができる時間ができる!?
 ちょっと気になる事があるから聞いてみよう

ネガティブな感情
 何のためにやるの?(忙しいのに、そんな暇はないけど・・・)
 いったい何を話したらよいか不安
 普段から話をしているけど、いまさら何を?

【捉え方】

どのような思いや感情が浮かんでくるかは人により様々かと思います。どういった事が浮かんだ場合であっても、「今までとは違う何か」が自身の環境の中で新しく起こった出来事の1つとして捉えて、せっかくのこの機会を自分自身にとって無駄で意味のないものにしてしまうよりは上手に効果的に使うようにした方がよいですよね。

とはいえ、人は、”自分がわからない事”や”知らない事”には不安を感じたり、主観のみで捉え抵抗する感情がわきやすく、その後の行動をすることができない、あるいはしずらくなります。なので、まずはそれを少しでもなくすことです。

【疑問・不安・抵抗の減らすには】

そこで、どうやってなくせばいいかをお伝えします。
もし、「1on1」を何のためにやるのか?という事が説明されていなかったのであれば、上司やこの仕組みの推進者や、制度としであれば開始した部署の人(例えば制度として取り入れられたら人事部など)に確認をしてみましょう。

もしかしたら、既に「1on1」実施にあたる背景など案内している情報がどこかに報知やアナウンスされているかもしれません。できれば直接聞く前にすでに得られている業務連絡やメールやメッセージ等を周りの情報を確認してからのがよりよいでしょう。

万が一こういった情報がなかったとしても、チーム単位であっても組織的に導入、開始されるのであればそこにはなんらか”理由”があるはずです。「1on1」自体が一体何をするのかという事を知らないと、その理由を自分で探る事は難しいかもしれません。となると、「1on1自体を知る」という事が先に必要になってきます。ここに面倒くささを感じてしまったり、やはり忙しいからそんな時間がとれないという方は、わからないままでも構わないのでこの理由を含めて聴いていくという事をされるとよいでしょう。

【尋ね方】

具体的に聴き方についてサンプルを書いてみます。みなさんの面倒さがなくなるように、コピペでも使える感じで書いてみますのでご参照ください。

上司や、推進者、人事担当者など向けやや丁寧目にミニマムで書いており、はじめに、「感謝フレーズ」を入れる点はポイントではありますが、尋ねる方とご自身の関係性を考慮してカスタマイズしていただいてもよいかと思います。

「今回、1on1 をはじめるとご案内いただきありがとうございました。改めての対話時間をとっていただくので、その時間を有意義にしたいと思います。つきましては、この実施背景や目的について教えていただきたいと思います。そちらを理解した上で、この時間を活かしたいと考えています。
もし、案内済みのものがありましたらそちらのリファレンス情報だけでもかまいません。お手数ですが、よろしくお願いします。」

次回は、「あるあるー2,何をしたらいいかわからない。」への望ましい行動についてお伝えしたいとおもいます。



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