「地域づくり人材」という言葉にはいささかの違和感があるんだが、一応、「地域に関与し、自らと地域をよりよいものにしようと何やら行動する人」として翻訳するならば、

そうした人々が、空から降ってくるんじゃなくて、土地に根づきながら緩々育つためには、どのような手立てがあるんだろう。あくまで愚見ながら
まずは「地域」を共通の言語として語る機会が必要なんだろう。地域の魅力と暮らしの可能性、そこに向けての課題。それを語ることのできる場としての、めちゃ広い意味での「地域メディア」が求められるんじゃないか。

その「場」では、伝える人、伝えられる人が常に相互転換されるデザインが意義をもつ。
先達の人に、多様な人々をつなげる、多様な人々がつながるデザイン。
関われるコミュニティに、思いを持つ人々をつなげる、思いを持つ人々がつながるデザイン
こうしたデザインにより、まずは地域に関わる「意欲」を創出する。

ここで「地域側」の【弱さ】を的確に見せることにより、「意欲」をもった人々が自らの強みを活かして参画できるきっかけ「関与の窓」を用意する。
また、こうしたデザインにおいて、包摂性や幅広さは大事だが、その幅広い中で、個々の具体的な施策、取り組みにおいては、誰を意識化及び行動変容の対象とするのかという、セグメント対象の明確化と、それに応じたメディアやコンテンツの選択が必要になる。

このあたりは、ナッジ=ハードルを下げる+インセンティブ設計にも関わるところ。
そのうえで、こうした取り組みが行政施策として行われるならば必ず、そうでなくてもできる限り、「地域づくり人材」なるものが創出されたのか、それによって地域はよりよい方向に進もうとしているのかについての成果指標を設けなければならない。

んなことを、先日のオンラインでの総務省「地域づくり人材の養成に関する調査研究会」とかいうところでくっちゃべった(←これ「(いらんことをぺらぺら喋るって意味なんだけど、関東方言なん?)

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