石榴

日曜のライブはいつだって月曜の仕事を気にしてしまうのは悪い癖だ。昨夜みたいにノンアルコールでかつ早めの時間に終わるライブは実に余裕がある。もちろん根本的に物足りないのは否めないのだけどね。

そんなわけで、昨夜は17歳とベルリンの壁@高田馬場club PHASE見てくれた皆様どうもありがとうございました。ブラキリに続いてベルリンにも声かけてくれた主催のツクイさんには本当に頭が上がらない。あまり身動きが取りにくいご時世の中で、限りなく日常に近い質感でイベントを組んでもらえることが本当に嬉しいし、希望でしかない。これからも高田馬場club PHASEとツクイさんを推していきたいと思えるイベントだった。

昨夜は対バンしたどのバンドも素晴らしかったのだけど、特に紡のライブが色濃く印象に残っているのでこの場で綴っておきたい。

紡の奏でる音はアンバランスに聴こえがちな部分を見事に自分達の色に染め上げている。これこそがバンドの醍醐味だなと久々に思えた。色々な音楽を聴いているから良い音楽が出来るとも限らないし、長年の経験があるから響く音楽が作れるとも限らない。バンドというのは今、この瞬間だからこそ作れる音楽、奏でられる音があるからこそ面白いのだ。紬のライブを観ていたら、そういう初期衝動みたいな感覚が沸々とこみ上げてきた。お世辞とか抜きで、良いプレッシャーを感じた。

ここ最近で久々に推せるバンドに巡り合ったので、良かったら聞いてみてくれると嬉しいです。