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どこにも行けない#GWはVRで~第2弾~

こんにちは、地域のコミュニティセンター(公民館)で子どもたちの学習支援 鳥羽見寺子屋を主宰している田中聖斗です。

いつも使ってるコミセンがコロナの影響で休館になってしまったので、主に情報発信とZOOMでの学習支援を行っていますが、学校が5月末まで休校となったので、この生活は続きそうです...。

そこで前回、以前寺子屋で実施して子どもたちに好評だった「VR体験会」で紹介した人気VR動画を、この、「外出できないGW」にぜひVRで見てほしい、そしてより学びを深める機会にしてほしい、というご提案をさせてもらいました。

なお、その第1弾では、VR動画の見方、注意点なども紹介していますので、そちらをお読みになっていない方はまず第1弾からご覧くださいませ。

第1弾:どこにも行けないGWこそ、VRで世界中を旅しよう

さて今回は、第1弾の中ではご紹介しきれなかったものも含め、特に「学び」につなげるポイントなども合わせてご紹介しますね!

※再生について※
VRゴーグルがなくても、360° 3Dビューとしてもご覧頂けます。
パソコンならドラッグで視線移動しますが、スマホは動画の下にある➡リンクをクリックしてYouTubeアプリでご覧下さい!(でないと360°動画になりません)

動物編:南極のペンギンの群れの中に!

前回、北極にいるシロクマ(ホッキョクグマ)が登場する動画をご紹介しましたが、今回は真逆の南極のペンギンです。

動画はペンギンだけでなく南極の自然から入りますが、氷が浮かぶ北極と、巨大な岩山がそびえ立つ南極大陸との違いがこの二つの動画を見るだけで体感できると思います。シロクマは北極圏、ペンギンは南極圏にしかいませんので、そういったことを学べるチャンスです。

そこから、二つの極地の違いとその特徴や理由を学び広げてもいいと思いますよ!

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動物編:ライオンの生活を

前回は危険生物の代表、サメをご紹介しましたが、今回はライオンです。

こちらも先ほどのペンギンと同じく、ナショナルジオグラフィックの360°VR動画ですが、ライオンの群れをずっと撮り続けるため無人カメラからの撮影です。

ライオンが食事をする姿、水を飲む姿など、野生化での彼らの生態、「生きる」ということがどういうことかよくわかる動画です。

カメラに超接近する姿など、ハラハラしますよ!

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動物編:イルカと泳ぎたい!そんな夢も実現

前回はウミガメをご紹介したので、今回はカメと並ぶ人気海洋生物、イルカをご紹介。

水族館にいるイルカとは違う、野生の群れならではのイルカの仕草や鳴き声などを体感してもらいながら、海の生物たち、海洋汚染問題などについても深く学んでもらうキッカケにすることもできると思います。

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自然編:トップ・オブ・ザ・ワールドを体感!

この地球には、中々行けないところというか、お金を積んだからといって行けるとは限らない場所があります。その一つがエベレストですね。

この、世界で一番高い場所を目指し、何人の人がここで命を落としたかわからないほどの過酷な山登りですが、この動画はその、山登りの途中経過も含めて、エベレストを体感してもらう動画です(もちろん死者が出るほどではない)。

頂上だけ見たい!という人は笑、3:50あたりから(すぐ終わっちゃいますけど)。

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山としての美しさだけを見たい人は、西ヨーロッパ最高峰のモンブラン(ケーキのモンブランの語源)の空撮動画なんかもオススメですよ。
世界中には日本の富士山よりも高い山がたくさんあり、そのVR動画を探すのも一つでしょう。

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自然編:観光地として楽しむナイアガラの滝

前回はエンジェルフォール、世界三大瀑布ヴィクトリアフォールズとやりましたが、こちらも世界三大瀑布の一つで、おそらく日本で一番有名な世界の滝、ナイアガラフォールズ(ナイアガラの滝)。

前回ご紹介した二つは、容易に人が立ち寄れないような所にある滝でしたが、ナイアガラはアメリカとカナダの国境を流れる川にかかる滝ということで、とくに正面に見えるカナダ側の重要な観光資源になっています。

そのため、動画でもわかるのですが、歩いて滝の間近に行けたり、モーターボートで滝に近づいたりと、アメリカン(カナダだけど)な楽しみ方をしていますので、こっちの方が「いかにも観光気分」が味わえます。

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自然編:あの、マンガみたいな波乗りも?

こちらは自然を見るものではなく楽しむもので、中々お目にかかることがない、マンガなどでよくある人間を包み込むかのような大きな波(チューブ)の中をサーフィンする姿をGoProで捉えた貴重な360°VR。

綺麗なタヒチの海もそうですが、GoPro持ちながら片手で撮影しているその姿にもちょっと驚き(GoProの自撮り棒が消えているのも)。こんな、自分だったらできない体験ができるのも、VRのメリットです。

タヒチがどんなところにあるか調べて、世界中のサーファーがここまで来ているということを知るのも面白いと思います。

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文化財編:宇宙から見える?あの建造物も

世界最大の建造物で、「宇宙から見られる唯一の建造物*」という話で有名な、中国の万里の長城も360°VR化されています。

*実際は見えないことを中国人宇宙飛行士が発表し、中国の教科書の書き換え騒動が起こりました。幅が5mくらいしかないんだから、普通に考えたら見えないに決まってますけどね!

空撮がメインですが、長城での撮影もあり、万里の長城の圧倒的スケール感と、途方もない時間と労力をかけて作られたことが身をもって体感できる貴重な動画です。

特に、「こんな急斜面に作る必要ある?」というような所まで長城があるので、それだけ北方民族が脅威だったことが想像でき、そういった大陸国家・中国の争いの歴史、国家事業に関わった人たちの歴史を調べたりしてもよいでしょう。

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文化財編:地球の裏側の空中都市にも!

「なんでこんなところに?」といえばこちらも負けていません。

南米ペルーの標高2400mに作られた、インカ帝国の都市「マチュ・ピチュ」。全景写真が有名ですが、本当に急な山の上にあるため、本当に何のためにこんな不便な場所にこんな高度な文明が生まれたのか、VRで体感すればするほど謎が深まります

日本からはなんと35時間ぐらいかかるこの場所も、VRなら一瞬で行けます(動画はふもとのマチュピチュ村からスタートですが)。世界遺産好きが「一度は行きたい」という魅力を味わえば、世界遺産に興味が湧くかもしれません。

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文化財編:空からしか見られないものを見る!

こちらも南米を代表する世界遺産、ナスカで有名な「地上絵」の空撮動画です。

飛行機でもなく、パラシュート+プロペラの「モーターパラグライダー」という変わった乗り物でゆっくりと空を移動しながら地上が見えるので、「あれが地上絵かな?」「これは道かな?」と探す楽しさがあります。

また、「地上絵はたくさんある」というのが、頭では知っていても、「こんなにあるのか!」と体感することにもなります。

そこから発展して、地上絵の書き方や様々な地上絵を調べてまとめてみたりしても面白いと思いますよ!

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文化財編:ヘンなテーマパークにしか見えない?

こちらも「一体何のため?」というので有名な、これまた南米、イースター島のモアイ像。

空撮ではなく普通の観光客が歩きながら撮影した動画ですが、普通にモアイ像がそこら中にありすぎて驚くこと請け合いです。そして、なおさら「なんでこんなものをここに作った?」と知りたくなるような、不思議な島の風景を体験し、将来はこのナゾを解き明かす研究者になってほしいですね!

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世界の街編:イタリアを応援します

新型コロナで、中国の次に感染が拡大したイタリアの水上都市、ヴェネツィアのVR動画です。

こちらはディズニーシーのモデルの一つになった街ということで、ゴンドラと呼ばれる船で移動しながら町並みを眺めたりするおとなしめの動画ですが、道路ではなく水路でつながっている珍しい光景に、ディズニー好き意外でも楽しめると思います。

ちょうどカーニバルの時の動画なので、おなじみの仮面をつけた姿の人もいて、日本ではちょっとお目にかかれない文化の宝庫、地球温暖化の影響を受けている街として深掘り研究したり、最近はコロナの影響で人がいないから環境が改善しているというニュースを見るのも勉強になります。

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また、同じくイタリアの首都、ローマの360°VRもあります。

有名なトレヴィの泉の他、『ONE PIECE』にも登場した闘技場のモデル、世界文化遺産のコロッセオも(3:50くらいから)見られますよ。

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世界の街編:イギリスも応援します

こちらはまさかの首相が新型コロナウイルス感染症(COVID-19)にかかったイギリスの首都、ロンドン。

テムズ川、ビッグベン、バッキンガム宮殿、タワーブリッジ*、トラファルガー広場、ハイドパークなど、一度は聞いたことがあるような名所を巡ります。
*『キン肉マン』に登場するロビンマスクの必殺技の元ネタ

映画に出てきそうな美しい町並みで、寺子屋で紹介した時は何回も見ている子もいましたよ!

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エンタメ編:もっと刺激があるものがいい!?

「環境ビデオみたいのは飽きちゃう」「勉強チックすぎて退屈」そんな人には、ジェットコースターのVRなんてどうでしょう?

現在休園中の富士急ハイランドの高速ジェットコースター「ドドドンパ」の公式360°VR動画というのもあり、ジェットコースターをまんま体験できます。

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気をつけてほしいのは、実際のジェットコースター同様、視線はあまり動かさず、前を見ることです。目から入る情報で脳はジェットコースターに乗っていると錯覚しているので、視線をあれこれ動かして(スマホを傾け)いると、VRじゃなくても酔ってしまいます

ディズニーランドに行きたかった人は、まんまビッグサンダーマウンテンの動画とかもありますよ。

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オジサンが気になるかもしれませんが、カメラ持ってる人なんでしょうがないです!笑

こういったテーマパークの360°VRは結構色々あるので、探してみてはどうでしょうか??

エンタメ編:人気のアーティストのVRも

アーティストのVRライブ映像なんてのもあります。

こちらは若い子に人気のTWICEの動画で、なんとも7曲もVR動画があります。

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興味がない人にはどうでもよいかもしれませんが、ガチなファンからしたら、目の前に憧れの人がいる・・・ということに感激して涙を流す子や、自分でVRゴーグルを買っちゃった子もいました。

VRに積極的なアーティストも中にはいますので、自分の好きなアーティストの動画を探してみても良いでしょう!

条件に「360」「VR」を入れれば対応動画が見つかります!
(180VRだと正面半分だけの3D動画となりますので注意)


VRでなんでも出来ちゃう??

富士急ハイランドのドドドンパのように、VRにしちゃったら実際の体験をしなくなるんじゃないか・・・と心配する人も中にはいますが、ノープロブレム。

ドドドンパは、人気アトラクションの一つで、全国から人がやってきますし、世の中には、やっぱりVRだけじゃ体験できないこともたくさんあります

ニューヨークのVR動画を見たからって、クソほどデカいホットドッグと、ボウル一杯のピクルスがテーブルに運ばれてくるレストランに行った時の衝撃は味わえないし、スーパーに山積みされたリンゴ、バカでかいプロテインボトルに興奮するなんてこともできません。

その土地土地の文化もそうですが、現地の人たちの言葉遣い、行動、想いやりなど、現地に行かなければわからないことの方が、実際は多いんです

だから、「バーチャルだから・・・」とネガティブに考えるのではなく、普段体験できないことを「バーチャルから」始め、リアルに近づいていく・・・こういった学び方をしていく時代になったのかな、と思います。

そういう意味で、もっと教育現場にVRを導入すれば、特に地理でつまずく子も減ると思うんですがねぇ・・・どうしても予算がかかるのがネックでしょうか。

ゴールデンウィークはVRで!

ちなみに現在、コロナの影響で休館している国立科学博物館も、館内を見られるVRを公開中です。

こちらはYouTubeではなく、Googleストリートビューの機能を使っているので、博物館の内部を移動*して、まさに博物館を体感できるのが特徴です。(情報提供元:ANTIQUEさんのnote
*スマホの場合は無料のVR用のアプリが必要

今後はこういったものが増えていくと思うので、時間のあるゴールデンウィークはこういったVR動画を探してみても面白いと思います。

ちなみに、YouTubeでVR動画を探す場合は、キーワードに「VR」「360」などを入れて探してみたり、絞り込みフィルタもあるので、そういったものを駆使すると見つかりやすくなります。「3D」は、GoogleEarthを使っただけの3Dもあるので、その辺要注意です。

あと、海外のVRの方が種類が豊富ですので、海外の場所は「英語」で検索する必要があり、多少、英語の勉強?になります。

スペルが違うと出てきませんから、Googleで「○○(地名) 英語」で検索して確認してから検索しましょうね!

VRの魅力は、普段だったら行けないような所に、無料で、どこにでも行きまくれる、体験しまくれる、というところにあります。

下のようなリモコン付きゴーグルがあればベストですが、ダイソーにも500円で売っているそうなので、そういったものがあった方が子どもは「行った感」が出るので、旅行代と思って用意してもよいかなと思いますよ。

コロナ騒動が早く収まって、こうやってVRで体験した所に、実際に行けるようになるといいなと思います。というか、ぜひ行ってみてください

行って、現地でしか味わえないグルメを楽しむでもいいし、VRでは見えなかったところ、VRではわからなかった、そこの良いところ悪いところも見えてくると思います。

そして、より多くの世界に触れ、もっともっと自分の世界を広げて、皆が世界中の人に対し、偏見を持たず、敬意を持って接することが出来るようになってくれたらなと強く思います。

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