見出し画像

2020/04/24 Fri

最近ではメインの仕事が電話と教材作成になりつつある。縮小しているので来る子どもたちが少ないのは仕方ないし、元気に過ごしているか、必要な支援はないか確認することも大事だとは分かっている。

それでも電話をかけるのはなかなかに神経を使う。会議なら多少の沈黙は許容されるが、電話は表情が分からないから自分の言葉を吟味する余裕がない。

変な言い回しをしていないか、言いたいことが正確に伝わっているかだけではない。上司や同僚に聞かれていると思うと、この回答で良いのか、説明に不足はなかったかまで気になる。

あとは電話をかけられるのが自分自身苦手としているというところもあるのだろう。予告なしにタスクを中断させられ、多少とはいえ時間を取られる。

この前電話をしたときは事務的な内容だったので、だいぶ楽だった。どちらかというと今日の方がプレッシャーを感じていたが、どの保護者も感謝してくれていて、通話を終えたときはかけて良かったと思っていた。もちろん感謝されたことは大きい。

学校が休みになって子どもがずっと家にいる、仕事が在宅になって同僚や親同士の関わりが減った。そういう状況で家族以外の人との接点は貴重なのだと気付かされた。

リモートワークは不可能だし、勤務を全て在宅にすることも困難なので俺は出社している。そして上司や同僚との会話を楽しむことができる。でもそうではない人もいて、その人たちの頑張りでこの均衡が保たれているのだ。

久しぶりに聞いた子どもの声。電話口の横にいて話を聞いているらしい。友だちとも遊べず、ずっと家の中にいるのは子どもの方が辛いはずだ。

正直に言って、子どもたちのいない職場へ電話がけのために行くのは苦痛だと思っていた。でもこれは本当に意義のあることだと、今日実感できた。

こういうときにアクセル全開になりやすいので、自制しなければならない。支える側の人間が潰れることは絶対に避けねばならないことを、今の俺は知っている。

これまで通り。でも気持ちは前よりも軽く職場に向かおう。

最後まで読んでくださってありがとうございます! 写真や文章を気に入っていただけたらフォローしてもらえると嬉しいです。サポートいただいた分は機材の購入や旅費にあてさせていただきます。